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すごいことはなにもない |
6月2日 |
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かわりばえのない1日だった。
人生が少し停滞期に入ったかと疑ってしまうくらい、かわりばえがなかった。
「かわりばえ」の「か」と「ば」を手書きで漢字に直せる人はあまりいないだろ
う。たぶん僕も無理だ。ワープロソフトがあっても選択に困るかも。
あらゆることは普通に進んだ。
朝食も昼食もヒミツの花園もプールも読書も「語る」の原稿書きも。一日中く
もり。とりあえず本の感想文でも入れてみようか。
『モバゲータウンがすごい理由』石野純也を読了。
ケータイサイト「モバゲータウン」を1例として、ケータイコンテンツを語る
本。
なんだかよくわからなかった。
僕はケータイのコンテンツを全くと言っていいほど利用しない。
定額制にしていないこともあるし、持っているケータイが古いこともあるし
(2003年に買ったもの)、そもそも物体としてのケータイが嫌いだからだ。着う
たとか着メロとかも興味がないし、それどころか
ケータイをカバンに入れたまま気がつけば4日目
なんてこともあるくらいだ。
そうは言っても、嫌いだから無視しておくというのも大人気ないので本書を読
んでみた。
ぎりぎりなんとか「モバゲータウン」というコトバは知っていたし、PC経由
のウェブとケータイ経由のウェブが別枠で進行しているらしいというアイマイな
知識もあった。ハッキリ言えばほとんど知らない世界のことなので、内容がいい
のか悪いのかは判断できない。ふ〜ん、という感じ。
ひとつ気になったのは、「モバゲータウン」の欠点の指摘や批判と言える記述
が全くないこと。
すごい理由と唄っているから本当にそうなのかもしれないが、全面的な礼賛(
らいさん)なんてありうるのかしら。僕はともかく、ある程度ケータイの世界に
詳しい人が読めばアラが目立つ内容かと思われる。だからといって特に悪い本と
も思えないので、興味のある人は立ち読みなどどうぞ。
そうだ、重要なことをやったじゃないか。
新居の「1年点検」が近い。自己申告をしなければならず、部屋の各所をチェ
ックしてまわった。不具合を見つけて建設業者にクレームをつけるチャンスなの
だ。しかし、ちょっとヘンだな。
昨年の7月に入居して、「6ヶ月点検」の実施は3月10日だった。
補修項目の伺い書が配布されたのは2月だった。その時点で入居8ヶ月目に入
っていた。そして、今回の「1年点検」だ。補修してもらってからまだ3ヶ月も
経っていない。ふつうなら、
7月入居
翌年1月「6ヶ月点検」(伺いは12月)
同7月「1年点検」(伺いは6月)
になるもんじゃないか。ま、2つの点検の期間を短くして仕事を減らそうという
戦略だろうな。
もちろん苦情は言わなかった。
土建業者の言いそうなことは予想がつく。
「暮れ正月を挟んだから」
そんなの、エンドユーザーには何の関係もないんだけどね。いまどき、暮れ正月
が価値あるものだと思っているのが、時代遅れの典型でしょう。室内をあら捜し
したけれど、何も瑕疵は見つからず。3ヶ月じゃなあ・・・。
そうそう、本棚の整理もした。
本は書斎の本棚・寝室の本棚・ダイニングの収納・玄関の収納の4箇所に分け
て置いてある。書斎の本棚は本だけ入れればかなりのスペースがあるのだけど、
仕事の道具がアレコレあってそうもいかないのだ。玄関にはマンガと旅行本のた
ぐいで、ここは不動。どうせめったに読まないし。
書斎の本棚にはハードカバー小説を入れておいた。
が、今日になって移動。参考書のたぐいの一部を書斎に移した。村上春樹の本
も書斎にあるが、これは不動。禁帯出扱いだからだ。
寝室の本棚には参考書の残り(ほとんどゴミなのだが、資料なので捨てにくい
)と、文庫と新書。
ここは基本的にジャンルで分ける。旅行記系・下流社会系・読書系・ネット系
・食べ物系など、あいまいに。あとから読んだ本が追加されていくので、1ヶ月
に1回くらいは整理している。本の整理・分類ほど読書家にとって楽しいことは
ない。ま、僕は1年に100冊ペースだから読書家ではないけれど。
ダイニングの収納には、同じ著者のものを並べる。
というか、一部は平積み。椎名誠の本がいちばん多いというのは前にも書いた
と思う。同じ著者で2冊になったらここに収納する。少しずつ好きな作家の本が
並んでいくのも快楽だ。時間がいくらあっても足りない。
話題はジャンプして夕食。
春巻を揚げた。もちろん冷凍食品だ。「油で揚げる」というところを読まない
で買ってしまったため。僕は家で揚げ物をしない。キッチンが汚れるし、油が余
るし、危ないし、体に悪いし、外で食べたほうが旨いし。しかしやむをえない。
料理法を読む。
>170℃で5分半
どうすればいいのか?
温度計なんかないし。使い残しの油がムダになるので、春巻の腰くらいの深さ
まで油をフライパンに入れる。「春巻の腰」の定義を質問されると困る(^_^;)
5分で終了。
だいぶ焦げたからだ。油が少ないせいなのか、フライパンが傷んでいるせいな
のか不明。意外に旨いものだったけど、僕としてはやはり家で作る料理じゃない
かな、というところ。使い残した油をどうすればいいのか考えながらこの日記を
書いた。
ヌル燗は新潟県佐渡島の『真野鶴 純米』。
常温では辛口でキリリとして、なおかつコクがある。キレがあるのにコクがあ
ると、あのまずいビールと同じ説明になってしまう。ヌル燗でも印象は変わらな
い。日本酒らしい、一本気のある味でなかなか良い。少し雑味があるような気も
するけど、それも悪くない。完成度が高くないというのも、良い味の1つだ。
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