各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
梅雨の休日、のたりのたり |
6月22日 |
|
10時前起床。
・体育館の向こう側で飛行機が墜落した。爆風は体育館のかげで何とかかわすこ
とができた。警察に電話をするべきだろうか。いや、懸案の授業に向かわねばな
らない。30分延長で実施という話だった。そもそも3限は何時からスタートだっ
け? もう13時40分。何時までやればいいんだ? トイレにいったらキンメダイ
のアラ煮が便器にあった。水に流れていった・・・
という夢でした。キンメダイは別の夢だったのかなあ。
雨模様の曇り。
梅雨入りが例年より早くて、かつ猛暑の夏が予想されている。個人的に
梅雨入り遅れて梅雨明け遅れてしかも冷夏
を希望するのだけど、今年は完全に逆パターンのようだ。夏が例年以上に忙しい
のも気がかりで、ややブルーな気分。表現が古いね。
午前中は「語る」の原稿書き。
最近あんまり進んでないのでシコシコと。会員様はもう少し待っててください
。ちょうどTV将棋も終わったので外出。スーパーに行く前に普通の書店に寄る
。たまには新しい本を見ておくのが大事だ。
文庫を1冊購入。
もう1つ買おうとしたら、新刊なのに帯(おび)がついていない。シリーズで
買っているけれど、今まで9冊とも帯つきで買ったので購入は断念。その本を探
して他の書店を2軒まわったが見つからず。ついてないなあ。結局、帰宅後にア
マゾンで購入。アマゾン経由で帯がなかったことはない。
本は帯やカバーを外して読め、とする一派がいる。
物理的に読みにくくなるし、本とはコンテンツが全てだからだ、とする一派で
ある。彼らからすれば
ブックカバーをつけるなんて論外
ということになる。
僕はその利点を認めながらも、ほとんどそうすることはない。
カバーや帯があるから美しく、本はコンテンツだけがその魅力ではないと考え
る。読んでいるときはもちろん手にするときの質感や、書棚に並べるときの美し
さも大切な魅力だと思う。コンテンツだけで勝負できている本は少ないし、付加
的なメリットとしての、つまり物理的な美しさも大事だと思う。コンテンツのみ
重視する、言ってみれば、
アカデミック的なスノビズム
は受け入れられない。内容が全てだなんて、自分の存在を考えれば恥ずかしくて
言えないことだと思う。
書店はかなり混んでいた。
スーパーに寄って帰宅するときには雨が降り出した。スーパーで買ったカニ玉
もどきをご飯にのっけて電子レンジで温め、天津丼ふうにして食べる。こういう
下種なひるめしがけっこうおいしかったりもする。
食後はヒミツの花園。
雨は強くなっていく。寝室での洗濯物乾燥作業(ワーク)は順調に進む。リビ
ングでのヒミツの花園(ライフ)はそれほどでもない。それでも、窓を開け放し
て雨の音を聞くのは悪くない。短パンとTシャツ姿。飽きればときどき読書。い
い休日の1つの姿だ。
『おとなの男の心理学』香山リカを読了。
40代から60代くらいまでの男性を対象にした、心のありようを語る本。
首尾一貫した論などはないものの、読み物としてはマズマズ。
精神科医である著者の本は、わりによく読んでいる。
と言ってもなんでもかんでも盲目的に買うのではなく、吟味してときどきは買
うくらい。スルドイなと思わされることもあれば、凡庸だなと思うこともある。
そこそこのお気に入りの作家というところだろうか。論客というほどではないに
しても多作な作家(1年に5冊くらいは書いているように見える)ということで
、面白さが本によってマチマチだからだ。
まあしかしそれでも、多作であることは、どちらかと言えば面白いことを書く
ということでもある。
一般にウケるってことね。心理学だの精神病理だのの難しい話を読まされたっ
て、ワシのような愚民には理解できないからなあ。引用。
>男性は仕事や生活の面では「変わりたくない。変わったらおしまい」とこだわ
っているのに、外見的な若さや美しさにはあまりごだわろうとしない。男性の美
容整形もそれほど普及していないし、年を取ってから服装や小物に気をつけるよ
うになった男性の話もまずきかない。体重のコントロールについても無頓着な人
が多い。
ただ、ひとつだけ例外がある。それは、「毛髪が薄くなること」、つまりハゲ
を防ぐことに対する異常なまでのこだわりだ。これは、女性や子どもたちが「ハ
ゲの男性は嫌」と考えているから、というよりは、男性自身の「髪が薄いことや
ハゲは老いの象徴」という価値観から来ているように思う。
本書全体に、だからどうだということはない。
ありきたりな話題でもないが、特筆事項も少ない、1時間半もあれば通読でき
て何も残らない本と言える。そういう意味では、吟味したうえにはずした本かと
思う。それでもこの著者の本は1年に1冊くらいは買ってしまうだろう。論なん
かいらないから読み物だけが欲しい、という人には軽く薦めておきます。
6時過ぎに寒くなってきて寝室に移動。
しつこく読書を続けたら眠くなって昼寝。目覚めれば7時30分を過ぎていた。
危なく『篤姫』を見逃すところだった。シャワーを浴びて、夕食を作りながら食
べながら鑑賞する。今日も我が未来の嫁あおいさんは綺麗だった。サイドストー
リーもよろしい。大久保利通が不遇をかこつところとか、特に。
夕飯のメインはヒラメの刺身。
活きているそれを買うことができた。血抜きに時間はかかったし(お店の人に
やってもらった)、しめ立てが必ずしも旨いとは限らないし、養殖モノだったが
、それなりに旨かった。
ハムとレタスとオリーブのサラダ。
先日の来客時にはオリーブを入れ忘れたのでリベンジ。うまい。ハムはなんと
100グラム400円
という公方様(くぼうさま=将軍の別称)が食べるような値段のもので、「超上
流社会ハム」とお呼び奉り申し上げたいレベルだ。敬語に自信はない。こいつぁ
まるで、
完全無敵のロックン・ローラーだぜベイビー!
という感じだった。なんだかよくわからない比喩で今日の日記は終わるようだ。
すまない。
|
|