予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

そんなんではうからない 6月25日


  7時半起床。
  昨日の寝坊を取り返すための早起きと書けばステキだが、実際は腹痛で目覚め ただけ。それでもまあ早起きは早起きで、3文くらいはトクするだろう。わりに ありがちな文章で、いま書いていてガッカリした。

  午前中は授業準備や勉強などもろもろ。
  たしかに早起き効果ではかどった。からだの中の眠気を追い払うために雑用を して、アタマを働かせるために軽めの本を読んで、つまり

自動車でいう暖機運転

をする時間が取れるのが大きい。僕のような病弱・虚弱・紅顔の美少年に、アサ イチからのテキパキした行動は望めない。


  お昼前に昼食を取りに出る。
  初めての焼肉屋さん。入店してメニューを見た時点でアウト、と判明。すべて 定食で、しかもロース定食とかではなくて、

・焼肉定食
・鶏唐揚げ定食
・焼魚定食
・クッパ

みたいな定食系ばっかりなのだ。それにしたって焼肉屋で「焼肉定食」はないだ ろうよ。客が自分で焼くのではなく、焼かれた肉が皿に盛られて出てきた。こん なんなら普通の定食屋さんとか、あるいは『松屋』みたいなところで食べても同 じじゃん。ご飯のお代わりは有料(しなかったけど)というあたりは焼肉屋ぶっ て、味もたいしたことはない。2度と来ません。

  ムカッ腹でスーパーへ。
  昨日行ったのはふだん使いの店で良い肉と魚が買えなかったから、高い店のほ うで肉と魚を買う。ついでに久しぶりに酒屋さんに寄って日本酒とワインを買う 。すこし機嫌が直って帰宅。くもりときどき申し訳程度の晴れ間。梅雨だねえ。


  読書をしていたら眠くなったので寝室へ移動。
  20分だけ昼寝。気持ちよかった。勤務時間の少ない職業で良かったと思う数少 ない瞬間だ。ふつうの勤め人の読者様なんかは、どう思いながらこの日記を読ん でいるのだろう。なんだかヒマそうでいいなあ、と思っているのかも。

  出勤前にプール、2回目の昼食。
  ご飯を炊いてレトルトのキーマカレー。別に、というお味。午前中から動いたおかげで良い1日になりつつある。今日はCクラス。


  定例試験(市進の校内試験)の結果の話の続き。
  クラス編成は4レベルで、下からL・C・Q・F。僕が担当しているのはF以 外。例によって最高位→中間位→最低位の順番で。

Lクラス
57.4→43.1→34.0
Cクラス
59.4→51.6→38.5
Qクラス
60.7→57.4→54.8

  最高位の数字がほとんど同じというのがヘンな感じだ。
  昨日書いたように、出題のほとんどが選択式なので能力差がズバリ数字に反映 されないという面もあるのだろう。偏差値というのは最新のものを含めて過去3 回くらいの平均を見なければならない。もう少し正確に言うと、平均値そのもの より「振れ幅」のほうが重要かも。この話題はまたいつか。

  今日のCクラスは、ほぼ安定した数字。
  受験率は90%弱だった。僕の3つの持ちクラスで受験率が100%ではなかったの はここだけ。模試を受ければ偉いってもんでもないし、少しくらい風邪を引く生 徒様がいないと困るけど、受験率はけっこう大事だと思う。偏差値の上下を振り 分けているのは、長文の成績と断言しておく。あ、大きなヒントだな。

  Cクラスの成績上位者がQクラスにアップしないのはどうしてかなと思ったら 、理系の生徒様が多いようだ。
  理系はどうしても理数に負担をかけたいから、英語のクラスレベル問題は後回 しになるのだろう。MARCHはともかく、理科大あたりだとQレベルが必要に なるかな、とは思う(もちろんCから受かる人も今までたくさんいた)。L・Q クラスについては今週末に書きます。


  夏に向けたアドバイスもスタート。
  これもあさって以降に書きます。今月は「日記の量を減らそう月間」なので。

  生徒様♀が質問にきた。
  ついでに、定例の話をした。真面目な生徒様なのだが数字がふるわず。なんでだと思う? と質問してみると、

「単語やってないから長文わけわかめ」

とのこと。わけわかめは脚色。意味不明の読者様(95%程度)は読み飛ばしてください。

  訊けば、本当に何も単語帳のたぐいをやっていないとのこと。
  恐ろしい時代だなあ。単語の勉強ペースは3月の初回授業で話したし、今週もアドプリ(13号)で配っている。会員ページにもたくさんの記述がある。が、毎日の授業ではそんなことを話すわけもなく、こっちは

受験生が単語・熟語暗記をやるなんて当たり前以前

と思っている。そうか、ここまで来たんだなあ。


  せっかくだからきちんと書いておこう。
  テキストで言えば、Lクラスのそれは全てのページで1語でもわからない単語があったら、受験以前。譲歩して、1冊で不明単語が5つくらいか(固有名詞なぞは除くよ、当然だが)。文法編はそこまでいかなくても、構文編はそのレベル。数回前に、

>「ねずみの嫁入りについての文章です」

という長文があったが、あんなレベルの入試問題は、普通は、ない。あんなんで日東駒専だの大東亜帝国だのに受かるなら、誰も予備校に通わないと思う。

  1学期ということはあるにせよ、Lクラスのレベルで満足できるというのは、入試の現場に即していないと思う。
  自分が、少し背を伸ばせば理解できるなんて、レベルとしては低すぎる。後述するような志望大学であれば(←大切な条件)、早くLクラスを卒業しなければ自分の受験はおぼつかないと思って、良い意味で焦るべきではないか。模試を受けて inspire されて、単語暗記に努めるのがまともな受験生だと思う。

  以上は少しキツイ言い方かもしれない。
  しかし、第1志望の欄に理科大だ青学だ日大だ早稲田だと書くならば、ちゃんと志望大学の入試問題を解くべきだ。Cクラスにいたところで、MARCHレベルのゴイの高さにはガクゼンとするだろう。入試当日は絶対に辞書を引けない。

それはほんの8ヵ月後に迫っている現実

なのだ。もちろん知らない単語はいくらでも出てくるし、それが普通だ。そして、それでも我慢して覚えていくしかないのだ。


  さらに書きたいことはいくらでもあるし、書いたが、削除した。
  まとめれば、テキストの予習復習だけで足りるなんてことは絶対にないということだ。予習・受講・復習なんて受験勉強の半分にも満たないだろう。それ以外をいかに多くやるか、どうやるか、というのが大事だ。詳細はリアル授業のアドプリ(今週配布ぶんまでで14号)に全て書いてあるし、今週までの13回の授業で話してきた。再放送は、ない。人生と同じだ。


  夕食のメインはシマアジの刺身。
  100グラムあたり1,000円オーバーというもの。フンパツした、頑張った(買った切り身は70グラムだったが、しかも2日に分けて食べるんだがw)。すこぶる旨い。脂がじゅわっと口腔に広がり、それでいてくどくない。完璧だ。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ