予備校講師でわるかったな！

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方向のずれた無駄な努力

７月４日

  ９時半起床。
  今日も夢の記憶はハッキリしなかった。このごろはずいぶん暑くなってきて、起床後にシャワーを浴びることが多くなった。予想外に晴れているので洗濯。なんとなく梅雨明けが近いような晴れ方。

  初動が遅くなって、整骨院とスーパー。
  これで１時間以上も使ってしまう。あ、外出前に感想文をまとめておいた。昨晩から今朝にかけて読んだもの。

  『トーキョー放浪記』山田スイッチを読了。
  お笑いスターを目指して上京し、挫折して青森に帰ったコラムニストのコラム集。
  チマチマした文章がここちよい。

＞洗濯好きの人間ほど、この世でしあわせなものはない。何故なら洗濯物はこの先一生、間違いなく、「毎日出続ける」はずであるからだ。
  洗濯をしている間は、何も考えずに洗濯機の音に集中できる。「んご、んご、んご、んご～、んご～」んご～。
  今でも思い出すのだが、なりたいものがあって上京し、東京に暮らしてなりたいものになかなかなれず。焦りでしょうがなくなってくる時、私には洗濯物があって本当に良かったと思うのだ。

  なんでこんなにチマいんだよ(-_-;)
  僕自身がそうであるからかもしれないが、非常にチマい。実にどうでもいいことをのたのたと語るリズムが気持ちいい。このチマさは、著者が目指していたものでわかる。

＞『世界ふしぎ発見！』のミステリーハンターになりたかった

  どういうことなんだ。
  わざわざ青森くんだり東京に出てきて、抱えていたのはそんな夢なのか。回答者ですらないなのか。しっかりしてくれ。頼むよ。なお、この著者には先の引用文のように読点（、のこと）を句点（。のこと）に置き換えるという不思議なクセがある。これがリズム良く感じられるか、気になって仕方がないかで好みは分かれそう。良かったら試してみてください。

  授業準備。
  少し山が動いたかんじ。踏襲テキストはぼぼ目を通し終えた。詳しい予習はまだこれから。新規テキストは明後日の日曜日からかな。日曜日はヒキコモリする予定のため。来週の火曜日には残りがどれくらいかわかるだろう。量だけではなくて、かかる時間の目安が立つという意味。

  やっと既存プリントの赤ペン入れにうつった。
  通年授業は既存ものをちょっと入れ替えるくらいということが多いけれど、講習はそうではない。いかに新しい情報を入れるかに腐心している。卒業生は

「そういえば講習のプリントは新しいネタが多かったな」

と思っているかも（忘れているだろうが）。

  通年授業は全54回（コマ）で１つの商品である。
  いっぽう、講習は講座単位で１つの商品だ。講習の基本は10コマ完成、場合によっては５コマ完成になる。自動的に、単純計算だと、講習のプリントは通年のプリントより５倍以上の手間がかかることになる。これがなかなか大変な作業だ。

  ついでに少しずつ講習の講座別の話題を。
  誰もが受ける総合講座。Ｌ・Ｃ・Ｑクラスに共通するのは、文法編が非常に易しいということ。95％以上が１学期の既習事項で、新しい内容がほとんどない。だからといって、

予習の正解率が95％になるべきだ、

という主張をするつもりはない。ケアレスミスも、理解の方法の間違いもあるだろうから。

  逆に言えば、順調に復習をこなしていれば、授業はタイクツするだろう。
  場合によっては、予習の段階で「このテキストは自分には易し過ぎるのでは？」と思うかもしれない。それで問題ない。もし復習をちゃんとやってきたのに、そうならないとすれば、問題がある。ノートやテキストの

ルールを当てはめるだけの勉強

をしていた可能性がある。どうしてその問題でそのルールを使おうとしたのか、きちんと口頭で説明できるように勉強するべきだと思う。もしここで、

「予習を充実させたくて」

１学期のノートやテキストを見ながら予習すれば、典型的な自己満足の勉強になる。受験当日に持参できるのは自分の脳みそだけ、という基本を知らないで勉強していることになるからだ。

  授業の予習・復習はちゃんとやっているのに偏差値が上がらないという人は、多くの場合、

ただ意味もなく当てはめて満足している

という危険がある。
  それで「正解」が出せているから、かえってタチが悪い。いまのくだりに「むっ(-_-メ)」と思った生徒様には、もう少し踏み込んで自分を振り返ることをオススメしたい。参考はリアル授業アドプリの14と15かな。たまには真面目なことを書いてみた。たまに、か。

  プールなどはいつも通り。
  昼間もよく晴れて南風が強かった。29℃くらい。しかし湿度が高くて閉口した。５時間ほど干したＴシャツがほとんど乾かないくらい。もちろん布団は干さなかった。太陽の光だけにつられて布団干しをするほど若くはない。大切なのはあくまで湿度だ。蒸し暑くて困るので午後はエアコンを使った。

  授業は順調。
  今日も２学期の追加講座の宣伝をした。必要と不要をよく見極めてからの受講・非受講を決めてほしい。いちばんマズイのは、受講料が安心料になってしまうことだろうか。

  珍しく余談をした。
  若者文化の固有名詞について、生徒様を指名しながら。僕は旬の話題や流行を死ぬほど嫌っているし、そもそもそんな話題を知らない（流行って、けっきょくＴＶでやっていることなのだ）。しかしそれにしても、あんまりにも時代遅れでは通じないかと思って調査してみたのだ。結果。

『ファイナルファンタジー』→みんなふつうに知っている
『エヴァンゲリオン』→爆笑（見た記憶はある）
『ガンダム』→ロボットだとはわかる（のが限界）

もちろんテキストに関係する単語があったため。『アルテマウェポン』の「アルテマ」だ。あれ、「ファイナル」との掛詞に近いんじゃないか。このあたり、通じない読者様が多いかも。すいません。

  本八幡近辺には警察官がウロウロ。
  サミットのせいだろう。京成八幡駅でもホーム巡視までしていた。本八幡なんか（失礼）でテロがあるとも思えないが、抑止行動または示威行動というところだろうか。荒川沖駅の惨事でも証明されたように無意味なはずだが、公僕というのはそういうものか。市川市と言えば

英会話講師殺人

が未解決（あんなに大規模な報道をされても逮捕できないのかよ！）なので、そっち方面に力を注いだほうが良いと思う。

  夕飯。
  ボラという魚の刺身を買った。人生で初めて。酢味噌がついていたから、臭みがあるのかも。生食可能なのかな、というのが本音だけど、安かったから。食べてみると、イナダとハマチの中間のようなもっちりした味。正確には、明確な味がなく、それほど旨いとも思えない。しょう油で食べてもイマイチ。４人で飲みにいって刺身の盛り合わせを注文し、

最後まで残って乾く刺身

というイメージ。別にまずくはないが、他の食べ方を考えたいところ。

  ヌル燗は秋田の『飛良泉　山廃純米　厳選蔵出し』。
  常温では臭みが目立った。ヌル燗に移行すると香りが出るが、臭い部分も少しは残る。アルコール度数が高めということもあるが、たぶん冷したほうが美味しいかも。けっこう忙しい１日だったかな。

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