予備校講師でわるかったな!





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読ませるって難しい 7月9日


  9時起床。
  8時あたりからウトウトして、夢を楽しむのだか二度寝を楽しむのだかハッキ リしない1時間を過ごしてしまった。時間がもったいない。時計の針は元に戻ら ない。


  パソコンが朝からご機嫌ナナメ。
  ウインドウズの更新とやらをするというか、させられるたびにおかしくなる。

「自動的に再起動します」

というボタンをクリックするというか、させられるたびに、再起動せずに30分く らいフリーズする。見ていても仕方がないので、ダイニングテーブルで他の作業 をやってたまに戻ってくると、

「しーん(実際は無音)」

としている。パソコンの中の小人は何をやっているのか?


  ウイルスソフトの更新でも異様に動きが重くなる。
  今朝なんて、メールの送受信ボタンを押したら、

「受信中:残り20分」

なんて出てきた。ふ、ふざけろ。おい、うちは光ファイバーだぞ。誰か音楽CD でもメールに添付したのか。

  実際に届いたメールは本文が2行だけの軽いもの。
  バカにしてるのか。そろそろパソコンも、機能の進化よりも機能の安定、長期 使用(せめて5年くらいは普通に壊れない程度でいい)の方向に進んでもらいた い。ビスタなんてメチャクチャ叩かれてるし・・・。


  10時から授業準備。
  やっと『センター英語』が全て仕上がった。入試問題としては異様に易しい( 何しろ全国平均が60%くらいだから)のに、あれやこれやと仕掛けがあるし、ど こをどういう風に生徒様が間違えるのかを検討するのが大変だった。一般的な問 題とは形式が違うものが多いにせよ、よく練られている問題だと思う。

「よく練られた」というのは「良問」の枕詞

のように使うけれど、センターに関しては僕はそう思わない。個人的な趣味とし て。

  困ったのは授業展開だ。
  テキストの構成がすばらしく、どう見ても1コマ90分では扱いきれない回があ ったり、逆に余り時間が30分ではきかない回があるのだ。

ベストのテキストは存在しない、

というのは有名な予備校講師の鉄則だろうが、現実にすばらしいテキストで準備 をすると、すごく疲れる。ベリータイアードだ。英語の先生としてどうかと思わ れる表記を楽しんでみた。


  プリント作りにも大苦戦した。
  秋には「センター攻略講座」、直前講習には「センター英語」がある。夏にこ の講座を受講した生徒様が、どこまでこれらの講座も受けるのだろうか。僕が勝 手に考える理想は以下の通り。

・偏差値70前後の生徒様
→夏だけ受講、あとは自分でやるわな
・偏差値60前後の生徒様
→夏と秋だけ、または秋と直前だけ
・その他の生徒様
→夏じゃあまだセンターどころじゃないって!

とこうなってくれればいいし、そのように宣伝をしたつもりだが、実際に教壇に 立ったときにどうなっていることか。受講生の実力レベル差があまりに激しい講 座なので、僕が担当する14講座の中でいちばん面倒なものになりそう。ストレス で胃が痛い。うそ。


  お昼過ぎに外出。
  昼食はマーボーラーメン(ややムリがある組み合わせだと思う)。ドラッグス トアで買い物(トリートメントと石けん)。文房具店で買い物(文房具)。銀行 で振込み(ドライバー保険)。

  ドライバー保険の話題は初めてだろうか。
  僕のように自分はクルマを持たないが乗ることはケッコウある、という人のた めの保険だ。レンタカーはもちろん、友だちのクルマを借りて事故った場合にも 適用されるのでオススメだ。僕がこの保険に入ったのは15年くらい前だ。

  保険料は1年で15,000円を切るくらい。
  年齢とか事故歴とか保険金払い戻しで変動していくそうだ。「等級」という単 位が設けられている。僕は恐らく最高(最低というのか?)の20等級で、60%の 割引を受けている。最後に事故ったのは13年くらい前で、そのときは「免責」と いうシステムで3万だけ払った記憶がある。

  それ以外には余計な出費はない。
  この15年くらいで30万程度の出費だろう。痛くともなんともない。間違ってヒ トを轢いたら人生台無しだし、せめて

金銭的なプロテクト

を自分にかけておく、という発想だ。免許取立ての大学生などはちょっと考えて みてください。


  イロイロこなしてから校舎へ。
  某講師に昨日の日記の感想を頂戴した。

>講座の話ばっかり続くから、最後のほうで関係ない話になって安心しましたよ 。英語の講座のことなんてわかんないし。

  なるほど、そうだろうなあ。
  基本的に、あまり講座の宣伝めいたことは書きたくないというのが本音だ。つ まり宣伝ではないのだ(めいた、だからね)けど、少しは仕事に関係することも 書いたほうがいいだろう、という判断だ。いつも変わらず、

何を食っただのあれが旨いだのまずいだの将棋は楽しいだの将来の嫁のあおいが まだウチに来ないだの洗濯物が乾かないだのハゲは最近大丈夫だの将来が不安だ のクロールは少し上達しただのヌル燗がどうしただの新聞の投書はつまらない偽 善だの朝は変わらず元気ですだの誕生日プレゼントを忘れているやつは早くよこ せだの本の感想がどうだだの釈由美子は顔はどうかしらんがでもちょっとボディ がいいかもだの

書くのもどうかと思っているからだ。すげえ、今の段落で5分もかかったぞ。マ ンネリではなかったのかな(^^)


  Cクラスは順調に1学期終了。
  最後に某A大学の文法4択問題を解いてもらい、結果を挙手して頂いてレベル を見ておいた。9問で7問以上正解が8割くらいで、なかなか良いデキだった。 どうして比較的とはいえ、アンケートが悪かったのかわからない。この時期に、 偏差値50レベルのクラスにいる生徒様が

大東亜帝国レベルで合格点が取れるって順調な証拠

じゃないかな。そしてもちろん、ここからが大事なのだが。

  夏期講習の授業レベル設定のために調査したという事情。
  リアル授業でも、そのように生徒様に告知した。夏の本科講座の予習はとっく に終わったが、授業準備はギリギリまで遅らせる予定。授業の落としどころを決 める旅は続くことになる。


  帰宅して夕食。
  珍しくビールの話。北海道限定発売の『サッポロ クラシック』を入手できた 。3日前くらいから飲んでいる。非常にサワヤカで、軽くて旨い。エビスのよう なしつこさはないし、スーパードライのような辛さはないし、一番絞りのような 押し付けがましさもない。特徴のない味とも言えるが、

梅雨のない北海道らしい旨さ 

という比喩は使えそうだ。いいビールだ。小ぶりなグラスで、くっと飲みたい素 敵なビールだ。今日もなかなか湿度が高い。
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