予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

ついに終着駅が見えてきた 8月29日


  どうしても5時半に起床できない。
  昨晩から雨が一気に降ったりカミナリが鳴ったりと空が騒がしい。ニュースを 見ると、あちこちで大雨の被害が出ているみたい。すごい騒ぎだ。台風情報のよ うに、画面をカットして鉄道情報とか、そういう類(たぐい)の混乱ぶり。愛知 県と埼玉県と八王子では特に激しいようだ。

  僕の部屋からは遠くに空が見えるところもありながら、カミナリが鳴ったりも する。
  雲がどんどん駆けていく。通勤時には雨が止んでいたし、昼間もそれほど降っ てはいなかったみたいだ。平成の雨はどんどんゲリラ化していくみたいだ。


  さて、業界関係者のみなさん。
  夏期講習はそろそろ終わりましたか。え、もうバカンスの時期だろって? て いうかおめえ、まだ講習なのかって? ええそうですとも、市進は30日まで授業 なんですよ。生徒様なんか31日には模試までついてきます。大変だよね。

  1ターム5日完成の8タームになったのは、2006年だったかな。
  タームの数が増えたことで、時間割は作りやすくなっただろうし、生徒様も講 座をバランスよく取れるようになっただろう。生徒様からすれば、1日4コマと いう疲れるタームもあっただろうけど、授業のないタームもあっただろう。基本 的には、講座を取るための便宜は図れたと思う。わしが図ったわけじゃないけど な(^_^;)


  しかしおかげでというか、1つのタームの授業数は少なくなった。
  あるタームのある時間帯などは、授業がある講師は僕だけ、なんていうことも あった。タームの横幅が増えたかわりに、時間割がスカスカになったということ 。

「それ、設定コマの間引きが増えたってことじゃ・・・」

業界関係者は黙って読みなさいね(-_-メ)

  僕がどうということではなくて、これだけスカスカになってくると。
  ターム数を減らして、多少の休講期間(注:休校ではない、自習室とウイング ネットは開放しておかねば!)を設けてもいいんじゃないか。講師はまあ時給労 働者だから過労でもいいとして、月給扱いの職員の過労ってちょっとどうかと思 う。そこで某スタッフに質問してみると、

「う〜ん。でも、1年や2年の授業がありますから」

とのこと。

  そうか。
  1・2年は原則的に5限=18時以降に授業が組まれるから、実質的に7ターム でもイッパイイッパイ(最初の7月15日からのタームは学校があるので授業がほ とんどない)なわけだ。難しいよなあ。


  朝食は1回目メロンパン。
  2回目モスバーガー。昼食は中華弁当。かなり飽きてきた。同じ職場でやって いくのが苦しい点と言えば、この食事の問題だろう。同じような食事しか取らな ければ、

同じような思考と行動しかできなくなる、

というのが最大の問題か。もちろん現実的に限度はあるのだが、マンネリという のはそういうことから始まっているのでは。

  長いスパンで見ると、食事で人間の能力の多くは決まると思う。
  わかりやすく受験生の偏差値を例にとれば、偏差値40と70の生徒様の食事を比 べれば、違いは歴然(れきぜん=ハッキリ)とするんじゃないか。前者はいつも カレーライスと冷凍食品とか、後者はつねに手作り料理とか。脳みそだって結局 は栄養摂取があるから動くのであって、その機能が栄養の質に左右されるのはあ りそうな気がする。なんかエセ科学っぽいことを書いてみた。証拠はない。

  ただ、短いスパンではたいして変わりがないだろう。
  受験生の場合、予備校で昼食を取るなら、

いつもコンビニのパンかカップラーメン

という人は多いだろう。お金も時間もないだろうし、それで問題ないはず。朝と 夜はちゃんと家でご飯を食べようね。


  モスバーガーではトラブル。
  オニポテセットとフィッシュバーガーを注文したところ、油の温度が上がって いなくて揚げられないとか。

ふざけろよ、店長を出せゴルァ、クレーマーここに誕生だヴォラァ!

なんてことはしない。何か1つのことでクレーマー化するほど僕はお利口ではな い。まあそりゃ頭には来るけどね。

  店員のオバサンがいやに平身低頭(へいしんていとう=ペコペコするさま)だ ったので、楽しいジョークで返す。

「おー、愛知県は岡崎市の豪雨の影響だね、アーユーオールライト?」

意味が通じなかったようで無視された。ちょっとエスプリを利かせすぎたかな。 どうせなら代わりに、

「ええ? 上戸彩のヌードくらいにショッキングだな!」

と言えば良かったかな。おれ、きっと買うな。じゃなくて、どっちのセリフも作 り話。ちょっと萌えないよね、じゃなくてじゃなくて(-_-;)


  蒸し暑くてしんどい1日だった。
  そうそう、この場を借りて、寒い教室に耐えてくれた生徒様に感謝。だいたい 24℃から25℃に空調を設定させてもらった。申し訳ない。これでも僕も譲歩して いるので、お互いさまということで許していただきたい。理想は22℃なんだが、 常識というのもあるしなあ・・・。


  午前中の『大学別V』は順調。
  ひとりの♀生徒様が、プリントの管理に苦労なさっている様子。授業の最初に 配ったプリントが、授業終盤で消えてしまうようだ。2コマ連続の2コマ目でも 同じように机の下だのファイルだのを探している。ちょいと声をかける。

僕「お嬢さん、どうしたのかしら? キミ、さっきも同じことやってなかった? 」
♀「え、あっ、イヤ、あっ、ありました!」

  ご本人もマズイという自覚はあるらしい。
  周りの生徒様全員が問題を解くのに没頭しているときに、自分だけが「あれ、 あれ、どこ?」とやっているのである。自覚があるだけ可愛いものである。自分 だけが遅れていることをわかっているからだ。この差は、大きい。


  午後の『大学別T』は重かった。
  あれ、ちょっとテキスト重過ぎるよね。2コマで合計180分の授業のうち、長文 を扱うのが150分くらい。それで長文の行数は80行。1学期のテキストは、それぞ れ160分・30分・12行くらいだから、負担の差がありすぎる。何度も書いているよ うに、1学期にラクをさせすぎるから、夏の負担が重過ぎるというハメになるの だ。

  夏以降のLクラスは、かなり勉強が遅れた生徒様のためのクラスになる。
  部活だのナンだのの事情で、夏から受験勉強を始めたとか。生徒様にはそれぞ れの事情があるので一般化するつもりはないが、春から予備校に来ていて2学期 もLクラスに残ったというのは、

勉強方法を含めた全受験計画の見直し

を迫られていると思う。悪いと言っているのではない。見直して、直すところは 直して再スタートを図るべきだという話題である。

  もっとも、こう書く僕も、今年は去年と違って、「春から参加でまだLクラス 」という生徒様を何人か作ってしまった。
  これは明白に僕のミスでもある。僕だけの問題ではないが(これは断言できる 、勉強するのは生徒様だ)、僕にも問題があったことは認めなければならない。 教え方とか、指導方針に重大な錯誤か過失があったと言われても仕方がない。

  2学期からは、夏までと違うかたちで授業の流れを作らねばならない。
  直前講習はともかく、2学期にクラスレベル変更というのはふつう考えられな いから、違う流れで立て直すしかない。そういう意味で、今日の長文だらけの授 業は1つの試金石にもなったのだけど、現実的に受講生にはつらかっただろう。 しかし念押ししておくと、

あれが一般受験の最低レベルの問題

であることは譲らない。授業とかテキストではなくて、あれより簡単な問題を出 す大学なら、一般受験以外で受かる方法があるはず。


  帰宅の道はパラパラ雨。
  だいたい昨日と同じ夕食。ビールはいつもの2倍(2缶だがw)にして、日本 酒の量を減らす。今日まで39日間、1回だけ挫折はあったにせよ、健康管理はう まくできた。最後にコケてはならない。と書きながら梅酒のロックをぐびぐび。

  さあ、あと1日だ。
  外は不穏なカミナリの音。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ