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旅の終わりはN700系 10月5日


  8時半起床。
  昨晩は飲みすぎた。6時半くらいからダラダラ呑んで、寝たのが2時半では相 当な量を飲んだと思われる。8時に寝たZ君と12時半に寝たS君はもちろんのこ と、僕と同時に寝たY嬢もすでに起床している。恥ずかしい。まあいいけど。

  朝食後にZ君と遊ぶ。
  アンパンマンカルタ。なんだよこれ。カルタなのに書き出し部分で正解が決ま らない札があったりして、わけがわからない。「ケーキマン」などという(こん なんだったかな、ケーキ屋マンだったかも?)キーワードを聞いてから札を探す ことになる。Z君の圧勝。ずるい。覚えてないと勝てないよ。

4歳児相手にまじめに勝とうとするなよ、

という気もするが。


  京都観光に出る。
  Y嬢は体調よろしからずということで僕とS君とZ君で。S君が自家用車を運 転、僕とZ君が後部座席に乗る。必然的にお守りは僕の役割。

僕「Zくん、どこに行きたい、とかある?」
 Z 「・・・(無視)」
僕「もしもしッ! どっかに行きたいだろ?」
 Z 「京都御所」
僕「おれ、そこ何回も行ったよ」
 Z 「ごしょがいい」
僕「だ、か、ら、今日は俺がお客さんなのッ」
 Z 「・・・(無視)」


  寺社を4軒ほど回る。
  陰陽がどうとかという晴明神社と、御所の北にある相国寺と、紫式部の旧邸宅 跡とされるろ山寺(「ろ」は慮に似た文字だが変換できず)など。すべてマイナーな ところ。どこもガラガラだった。

  京都の有名な寺社はほとんど見たと思う。
  人生ですでに15回以上は京都を訪れているし、同じところにも何回か行ってい る。今日はあくまでS君宅にお邪魔した「ついで」なので、マイナーなところで 良い。冷たい雨が降っているせいか、鼻かぜの症状があってちょっとしんどかっ た。遅めのお昼ご飯を食べてから京都駅までおくってもらう。

僕「じゃあおじさん帰るからな、またな」
 Z 「帰っちゃうの?」
「ああそうだよ、さみしい?」
 Z 「・・・(無視)」
僕「なんでいつも無視なんだよ、答えたくないときも何か言うのがオトナっても んだろ」
 Z 「・・・(無視)」
僕「で、帰るからね」
 Z 「どこに帰るの?」
僕「千葉だよ、Zくん、おじさんの家にまえに来たじゃん」
 Z 「・・・(無視)」
僕「おじさんも仕事あるから、旅行で来ただけなんだよ」
 Z 「パパも明日仕事?」
僕「いや、あのさ、いま俺の話をしてるんだけど
 Z 「・・・(無視)」


  むりやりバイバイを交換して、新幹線の切符を買う。
  タイミングよくN700系使用の「のぞみ号」が取れた。そうそう、行きもたま たまこのN700系だった。ほんのわずかだがスピードが速いし、乗り心地が良い し、全席禁煙で快適だ。煙草飲みの僕ですら、鉄道は全席禁煙が基本だと思う。 しかし1つだけ条件があって、それは

車両に喫煙コーナーがあること

だ。成熟した社会ってそういうもんだろう。この話題はまた後日の旅行記で書きます。しかし、京都から東京までで2時 間20分を切ってくるってのは相当なもんだね。


  旅は終わった。
  荷物をほどいて、3日分の洗濯をする。同じく3日分の郵便物の整理。この日 記書き。旅の印象を頭のなかでまとめながら、ビールを飲む。帰宅時に買ってき たお惣菜で軽く日本酒も。小さくてもつつましくても旅に出るチャンスを作って

新しいものを観てこなければ人生は回らない

ということを、いつも全く同じように感じる。いつもの自分から少し離れたとこ ろに行って、いつもの自分を見直したいということだと思う。


追記:昨日分(4日付け)の日記を補筆しました。ヒマ「ここ」。
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