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不調とほどよくつきあう |
10月15日 |
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7時に目覚める。
ノドとハナの周辺はいがらっぽい。布団を直して(重要)2度寝。9時に目覚
める。そろそろ起床してもいいかと思いながら3度寝。
・修学旅行の僕の部屋は164号室。となりの165号室が共同で使える部屋なのだが
、非常に散らかっている。それでも使ってみようかと入ろうとすれば、僕の体は
魚網のようなものでがんじがらめにされている。「おい椎名、ハサミを取ってく
れ!」
と叫んだところで覚める夢だった。「がんじがらめ」ってこういう漢字だったの
か、知らなかった(雁字搦め)。10時起床。
結論から言えば、少しずつ体調は良化した。
体温は36度3分ということで微熱。体を動かすと少し汗をかいて、集中するべ
きことをしていると少し注意力を欠くくらい。勤務時間の少ない職業で良かった
と思う。授業準備や家事をじりじりと進める。体は重いが。
お昼過ぎに外出。
ちょうど晴れてきたこともあったし、動けるうちに動いておきたい。あさって
までの食材確保がメインの用事で、その他できるだけ雑用を済ませておきたいと
いうのものある。とりあえず昼食を。
なんだか世間が混雑している。
今日って県民の日か何かかな。あれは6月15日だっけ。思考力低下中。食事を
する店はどこも混んでいて、やむをえずラーメン店に。ここは3回目。初めての
ときはどうってことないと思ったけれど、だんだん美味しく感じられるようにな
ってきた。鶏ダシの塩ラーメン。食べている最中に
ちょっとだけ貧血の兆候
が発生。なんとか食べ終えた。
デジカメ写真のプリントアウト。
先日の旅行のぶん。同行した家族のネット環境は電話回線なので、ウェブ送信
しにくいため。ウェブの通信費は格段に安価になったけれど、全世帯にいきわた
るほどの環境整備はないという例だろうか。僕のデジカメは
7年落ち
という古さなので、プリントアウトすると画像が荒い。もともと、印刷してみる
のではなく、PCの画像でみるために作られたものだろう。続いてケータイ料金
の支払い。最近は「さっさとFOMAにしろ」とドコモにプレッシャーをかけら
れる日々。
銀行に通帳記入をしにいくと、
取り付け騒ぎか
というくらいの大混雑。
やっぱ県民の日なのか。あるいは、年金の受給日で振り込め詐欺が多発してい
たのかもしれない。冗談にならないというのが恐ろしい時代だ。記帳はまた後日
ということにしてスーパーへ。
息も絶え絶えで帰宅(大げさ)。
布団が干せたのはラッキーかな。やはりジワジワと汗が出るのは、微熱のせい
ではなく少し暑いのかも。24℃くらいだったと思う。急いで昨日読み終えた本の
感想文を書く。
『住まいとほどよくつきあう』宮脇檀を読了。
建築家である著者による気楽なエッセイ集。
生活感がたっぷりとにじみ出ていて非常に面白かった。
住居としての家を語るときに、家事との関連を考える姿勢が興味深い。
著者自身が離婚してお嬢様を1人で育てた経験をしていたようで、家事の経験
が豊富だということもあるらしい。著者略歴にも
>住環境と「男の家事」に関する考察は深く
とある。家をデザインするときに、デザインそのものといったことだけではなく
、そこでどういう暮らしをするのかということをよく考えているようだ。
文章のリズムも良い。
話し口調で、読点(、のこと)が多く、ときに「てにをは」を抜く。すこしク
セがあるけれどスルスルと流れていくかんじ。家の中をあまり明るくしては落ち
着かない、という話題の一部から。
>蛍光灯ギラギラのオフィスから、ネオンチカチカの街、通り抜けて帰ってきた
お父さんは、少し薄暗い所で飲み物すすめて、目と身体、休めさせてあげたいで
はありませんか。
家に帰ってもギラギラだから、お父さん途中で地下の薄暗い酒場に沈没してし
まうんですよ、というのは、冗談ではなく、本質をついている話。
残念ながら著者は故人。
本書収録のエッセイが雑誌に連載されていたのは1980年代の半ばということで
、もちろん内容はチト古い。それでも読み物としてのエッセイの面白さがたくさ
んあるので、今後もどこかで見かけたら読んでみたい。大上段に構えるような文
章ではないので、誰でもそこそこ楽しめると思う。主婦とか、主夫とか。
半袖Tシャツに長袖シャツを羽織って出勤。
授業は順調。昨日と違ってノド・ハナの調子は良くなって、発声に差し支えは
ない。しゃべることさえ順調なら、それほどの問題はない。微熱も多少の発汗も
我慢すれば済むこと。
今日からは「名詞・形容詞・副詞・冠詞」というマイナー文法のシリーズ。
この時期になってやっと受験勉強の意欲が高まるということもあるのか、この
あたりの項目に全力投球してしまう生徒様も多い。授業でも言ったことを確認し
てくと、マイナー文法を追求すればキリがない。
まあ、確かに出題例はある。
しかも、この手の項目は知らないと解きようがないという面はある。加算名詞
か不加算名詞かといった、重要ではあるが受験的には困ってしまう問題も、たま
には出るし、「たまに」以上に出ることはある。考えて正解を出せることも多い
けれど、考えていては時間が足りなくなるから、スミからスミまで覚えたくなる
気持ちはわかる。
しかし、あえて書く。
今週からの2週の内容より、1A〜2B第4回までの項目のほうが、10倍以上
の出題率になる。
固有名詞としての砂漠に the が必要かどうか
という設問に1つ出会えば、その10倍以上は動名詞のイディオムの設問に出会う
。極端な言い方をすれば、偏差値60以下の人はこの2週の内容はテキストの設問
だけに留めて、今までの項目をたくさん演習(復習ではない)したほうがいい。
方向性のズレた努力は無駄だ、とこの日記に何度も書いた。
ほとんどは僕の自戒として書いた。たぶんこれからも書く。この時期に受験勉
強に目覚めて(それもどうかと思うが、まあいいや)、全力を傾注する対象が「
名詞・形容詞・副詞・冠詞」というのでは、ズレ過ぎである。空回りする努力の
典型例だ。このあたりは授業で何度も話しているので、ここではこの辺で。
帰宅して夕飯。
久しぶりに豚バラ肉と大根の煮込みを作る。おいしくできた。他にはカブの葉
のニンニク炒めとか、キャベツと大葉の昆布和えとか。ちょっと時間かかったけ
れど、体調が上向き気配ということもあってがんばってみた。
食べることが元気を呼んでくる
ということを立証したいから。明日こそ平常復帰したいけれど、ちょっとペース
上がってこないかもな、というの初期中年の悩み。
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