予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

だいたい本当 10月19日


  10時前起床。

・プールのロッカールームで麻生総理大臣と出くわす。おお、ちょっと写真撮ら せてもらっていいすか? いい? じゃあデジカメ取ってきます。あれあれ、ポ ケットに入れておいたはずのデジカメがないんだけど、え〜総理どっか行っちゃ うよ、どうしよう・・・

という夢だった。
  総理は「ひょっとこ口」ではなかった。ニセ者かもしれない。程よい悪夢で程よ い睡眠時間。


  午前中は授業準備。
  予想通りに難航していた速読ゼミのぶんが終了。同じ講座を担当した4年前の 授業内容から、どれを削るか検討するのが大変だった。それに伴ってプリントの 記載内容も変更されるし、プリントにはスペースの問題があるから、今度は

プリントのどこを削るか

という問題が生じていたわけ。どうもテキストが生徒様との相関関係という意 味で難しすぎるように思うのだが、まあまたこの話題は授業をしたときにでも。

  続いて原稿仕事。
  独り女工哀史でしたよね、たしか。男だけどさ。脳みそと集中力を全開させる 。午後にもやったので、トータルで2時間くらいかかった。今度こそ

マンションのポスティング並みの時給

になると思う。吉野家で特盛りに味噌汁たのんじゃうぞ。大盤ぶるまいで卵もつ けちゃうぞ! もうヤケクソだあ。


  昼食は外で食べる。
  行きつけのタイ料理店で焼きビーフン。もともと味はついているけれど、自分 でも調味料を足して食べる。調味料の名前は知らない。説明をつけてくれればい いのだが。2種類ほどのトウガラシ状のものをかけた。甘くて辛くて酸っぱくて 旨いのね。

  その足で旅行代理店へ。
  11月の旅行の申し込み。2泊3日で前払い金額だけで8万円を超えている。当 日の雑費を入れれば10万円を軽く超えることになりそう。5年くらい前より、確 実に旅費が高くなっている。

  とくに飛行機を使うとそうなる。
  南国(っていうか実は沖縄なんですが)に初めていったのは2002年くらいだっ たと思うが、当時と比べると3割増し以上になっているイメージ。原油高の問題 かといろいろあるんだろう。楽しみは楽しみである。


  帰宅してヒミツの花園。
  朝こそ晴れていたけれど、昼前から曇り。この3日ほど同じような天気で、今 日は午後に少しとはいえ雨が降ったかも。秋らしい周期変化の早い天気ではない 。気温は例年なみだろうか。読書も少々。


  『大人のための嘘のたしなみ』白川道を読了。
  嘘の本質を語る良書。
  と見せかけて羊頭狗肉の典型という、存在自体が嘘だろというエッセイ集。

  この著者の本を以前に読んだことがある。
  なかなか面白かったという記憶があったので買ってみたところ、上記のような 次第。ハチャメチャな人生経験を積んできた作家の書くものだけあって、書いて あることは面白いのだけど、表題と全然関係ないだろという部分が多すぎる。「 ようとうくにく」というのは、見かけはいいけど内容がそれに伴わない、という 意味のことば。

  ときどき書いているが、なるほどこれでは本が売れない。
  出版業界というのか書籍界というのか知らないけれど、本を出せば出すほど売 れなくなっていくだろう。こう言ってはナンだが、本を買うときは

1、タイトルに興味をひかれ
2、まえがき部分など立ち読みし
3、ちょっと興味を持てればレジに持参

くらいが普通かと思う。忙しい現代に(僕はヒマだけど)、内容を吟味してから 本を買う人は少ないと思われる。そして読み終えてみて、

ああやっぱり本って下らないな

と読者は思うばかりだろう。それでも同じように本はそこそこ売れるから、似た ような本の売り方ばかりが横行する。

  こうなってくると、ますます新古書店が流行する。
  内容スカスカの羊頭狗肉本なら、720円も払わなくたって、1年後に100円で買 えるんだもの。出版社もたいがいにこの悪のスパイラルに気がついてもいいと思 う。もう余裕がないのだろう。

  本書に話を少しだけ戻す。
  前半部分は一応「嘘に関するご高説」となっている。

>嘘をつく際に気をつけることは、その状況判断だけだ。

なんていうフレーズはなかなか面白いし、しごくもっともなことである(逆に言 えば学びはない)。

  しかし、後半からは嘘とはほとんど関係のないエピソードばかり。
  途中から別の本を読み出したのかと誤解するほど関係がない。ひょっとすると、

後半を読ませるために前半をつけたしで書いた

んじゃないか。そして大切なことは、この後半のムチャクチャなエッセイがおも しろいこと。「現代は学歴なんかどうでもいいというのは嘘」とか、「嘘をつく ほうも騙されるほうもロクデナシ」とか、痛快というか笑える文章が多い。こう いう意味では、本書はタイトルを無視して読めば面白い本である、と言いきるの は嘘だろうか?


  暗くなった。
  将棋の竜王戦は時差のために日本時間16時から2日目がスタート(開催地はフ ランスで、日本時間にプラス7時間)。指し手はなかなか進まない。竜王戦の終 局はふつう夕方5時から6時くらいだから、

日本時間の日付が変わる直前

くらいが面白く、かつ終局の瞬間を見届けられる時間だろうか。

  休日の僕は暗くなってから仕事に類することはしない。
  よほど急ぎの仕事はベツだけど、暗い中でなにかをするのは嫌いだ。ふだんは 夜に働いている(授業です)ということもあるのかも。太陽の光があるから、仕 事ができるという感覚かな。

  やるべきことがない。
  竜王戦を考えると、いま夕飯じゃあ寝るのは9時だよな。何とかして就寝を12 時近くまで遅らせることはできないだろうか?


  ・・・銀玉店に出陣(*^_^*)
  しょうがないなあ。あくまで時間調整ですから。別に、明日の夜に呑む約束が あって飲み代を稼ぎたいってわけじゃないですから。3時間楽しんで、9時前に 帰宅して、日記を書きながら将棋を観たいだけですから!

  7,000円で初当たり。
  あっさり飲まれて、もう1,000円の投資で再び当たる。ここから一気に盛り上 がるかと思いきや、全て飲まれる。同じ台でさらに2,000円投資。当たらず。今 日はもう駄目なのか。小負けとするには少し負けすぎで、取り返す目はあまりな いが、まだ2時間もたっていない。いや、これは困った展開だ、金を捨てにきた のか?

  台を移動。
  1,000円で当たる。なんとか小負けまで戻せないか(小負け基準は5,000円負け 、ここまでで8,000円負け)。途中いろいろあって、爆発。遊パチとはいえ、純正 で10連荘。一気に挽回してプラス確定。もう逃げ切るしかない。そして逃げ切っ た。5,500円勝ち。気分は大逆転。


  帰宅して入浴して夕食。
  ビミョーに韻を踏んでみた。今日も鍋。前述のように明日の夜は外食なので、 冷蔵庫を整理するにはいちばんの料理だ。ビール1缶、日本酒1合を呑んで、ワ イン1杯を呑みながらここまで書いた。今は23時前。竜王戦は長引く可能性も残 して、終局は25時近くになるだろうか?

  このまま書くと酔っ払ってしまう。
  ゆえに、食事の後片付けを全て済ませる。食器を洗って拭いて、キッチンとシ ンクを掃除してきた。まだ23時15分。どうやら、終局の模様とその感想を書く前 にこの日記は終わるようである。今はふたたび日記を書きながら2杯目のワイン を呑んでいる。酔いもほどよく回ってきたし、眠くもなってきた。

竜王戦は終盤にさしかかってきた。

きっと、終局前に眠ってしまうだろう。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ