各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
モンスターは時間を食べる |
11月3日 |
|
6時起床。
ドライバーでネジをこじ開けて脱走に成功、というたぐいの夢だったと思うが
定かではなし。早起きというより、昨晩の就寝が早かった(10時過ぎ)だけ。T
Vで朝のニュースを観る習慣がある。6時15分にニュースが終わり、ふつうの番
組になってしまった。そうか世間は休日だった。
朝のうちに少しだけ仕事。
肌寒いので今年初めて床暖房を使う。新居に移って良かったことはたくさんあ
るけれど、この床暖房のありがたさはトップクラスだね。できればキッチンにも
欲しかったな。今はもちろんリビングとダイニングだけに設置されている。
続いてヒミツの花園。
文化の日は晴れが多いという「特異日」だったはずだが、今年はどんより曇り
。毎年晴れていたら不気味だから、確率的にこういうこともあるんだろう。これ
じゃあ昨日と同じ日記になっちゃうなと外出。
10時から銀玉屋。
すげえなあ、開店前から並んでいる連中がいるよ。整理券まで配ってたみたい
だ。お前ら連休にやることないのか・・・って、並ばなかったワシも10時1分に
は入店したがな(^^ゞ
やりたい機種があったのだ。
遊パチ『ミニミニモンスター』。ずいぶん昔の『
モンスターハウス』の後継機らしい。わざわざ朝に来たのは、台
をゲットするため。まだ新台だからいつも誰かが座っていて、しかもよく当たっ
ているのだ。
他の機種が40回当たると、60回くらい当たり
という感じだったのだ。出るのか、激熱(ゲキアツ)なのか。打ってみたい。
『モンスターハウス』は好きだった。
やったことがある人なら、「白いオバケが黄色い7をつかまえる奴だよ」と説
明されれば思い出すだろう。それなりの人気機種だったと思う。たしか、1996年
ごろ。記憶にマチガイがなければ、その年は
僕が独り暮らしを始めた年
だったはず。新しい街で新しい台を打った記憶だけはハッキリしている。
その後、銀玉店に行くことは減った。
生活に追われていたこともあれば、独り暮らしは意外にお金がかかると知ったこ
ともある。新しい暮らしを楽しむのと、銀玉を楽しむのとでは、さすがに僕だっ
て前者を選ぶってこと。それでもまあ、当時も1年に10回くらいは打っていたか
な。
さすがにお目当ての台をゲットできた。
まだ10時3分だもんなあ。なつかしい。ゲーム性に多少の違いはあるけれど、
基本的な動きが同じ。2,500円で大当たり。いきなり格上げの15ラウンド突入。
いいねえ。続いて通常の確変で大当たり。あれ。
たったの4ラウンドじゃん!
と言われてもわからないか。
ふつうの遊パチは1回の大当たりで6ラウンド前後が普通。それで400発くら
いの出玉。ところが『ミニミニモンスター』は4ラウンド。300発出るか、出な
いか。上記の通り、大当たり回数が多いに決まっている。なーんだ。
まあしかし6連荘。
これで2,000発にも届かない。ここから地獄の始まり。いろいろあって、4時
に店を去る。いやいやハマった、24,500円負け。遊パチでは記録的大敗に近いか
ら、もうこれで今月トータルプラスは無理でしょう。メチャクチャ空腹なのをガ
マンして打った甲斐もなかった。
ヤケクソになってラーメンなんぞ食べて帰宅。
ひどく疲れた。取り込んだ洗濯物は生乾き以前。非常に不愉快。自分のせいと
はいえ、ダメな休日にしてしまった。後悔しているわけじゃなくて、
これなら部屋干しにしておくんだった
と反省しているだけ。後悔なんて、人生で最も無意味。
気分を変えるために早めに入浴。
まだ腹いっぱいだし、体や服についた匂いや負けの気分を洗い落としたい。も
う外は暗くなっている。いやはやしかし、遊パチもいいけれど長時間打って大敗
だと堪えるね。まさに時間とお金の無駄遣い。なんと言っても楽しいし、お金も
まあいいんだけど、時間がね。時間だけは取り戻せないよね。空腹を迎えるため
に本を読む。
『木立ちのなかに引っ越しました』高木美保を読了。
リタイア気味(?)の芸能人である著者が、栃木県の那須で田舎暮らしを始め
る実録風エッセイ。
しっとりのんびりしていて良い。
この人、けっこう人気がある芸能人だったかな?
よく覚えていない。80年代半ばに活躍していたようで、ちょうど僕がTVを見
なくなった時期と一致しているせいかも。本書にある写真を見ると、どこかで見
たことあるなぁ、という気はする。ブレイクしすぎて人生に疲れてしまって、隠
居生活へ・・・というのは芸能人にありがちな話ではある。
木立ちといっても、山間部というほどではないらしい。
別荘地に家を建て、家庭菜園を楽しむ。ちゃんと電気も来ていて、人の気配も
ある場所らしい。都会人が田舎に入っていって、ネィティブに白眼視されるとい
ったレベルではない。田舎暮らしの素人が、それほど田舎ともいえない場所で、
少しずつ人間らしい暮らしを築いていく過程を描いている。ほのぼのとしていて
良い。
ある程度まで田舎暮らしに興味のある人には一読の価値があるかも。
僕は田舎暮らしに全く興味がないので、「へぇそうなんだ、のんびりだねえ、
野菜うまそうだなあ」と思って気楽に読んだ。良い気分にひたれる1冊と言っても
よさそう。
夕飯のメインは豚バラ肉と白菜の煮物。
なんか昨日と似ている。白菜は水が出るので、水分を使わずに調理する。小さ
な鍋に白菜をつめ、その隙間に豚バラ肉をはさみ、塩コショウを軽くふって、フ
タをして弱火。水を使わないからビタミンCが損なわれないはず。昨日と違って
ナカナカ旨かった。
刺身はヒラマサ。
天然ものなのに、これまた旨くない。この魚、どういうわけか当たりをつかめ
ない。オバケ乗っかりリーチの気まぐれ、または綾波レイのとつぜん月背景→静止した闇の中でに似ている(比喩がわかる人だけ笑おう)。けっこう高いんだけど。しばらく買うのをやめよう。
他には、今年初めてのカキ酢。
まだ小さいかな。カキはこれからが旬で、おおまかに言えば値段が高いほど身
が厚くなり、かつ美味になる。スーパーだと限界はあるけれど、これはこれで旬
の味。昨日の残りのキンピラなども。
明日から1週間の授業が終われば休暇期間。
南国への旅行もあるので、有意義に過ごしていきたい。それにしても、今日は
多くのことをムダにしたような気がする。もっと頑張ろう。
|
|