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だいたい昨日と同じ |
11月14日 |
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7時半起床。
3日にわたってパラレルな日記になりそう。忙しい人はパスしよう。忙しい人は読んでないと思うけど。
朝から整骨院へ。
例によって患者さん(おじい or おばあ)たちの話を盗み聞きする。思ったとおり、特別給付金の話題。基本的な論調は、
「孫に任天堂DSを買ってあげる」
というものだった。そうだろうねえ。今まさに年金を受け取っている世代は十分な金額を貰っているはずだから、1万円程度の給付金なんてお小遣い程度。特に使い道もないし、いま一番あいしている孫に貢ぐのが適切かと思われる。
僕としてはバラマキにしても低レベルという評価になる。
独り者の場合、たった1万円チャカもらえる程度で、家計に貢献するものではない。もっとも恩恵を受けそうなのは、世帯年収400万前後の4人家族かもしれない。いちばんお金のヤリクリに苦しんでいるからね。そして、
その層が典型的な無党派層
という気もする。そりゃ、お金をくれた自民党に投票したくなるだろう。その意味では見事な選挙戦略かもしれないね。この話題はしばらく封印。
プール。
まだ朝の11時だというのに混雑している。
おめーらそんなに健康でいたいのか
と言いたくなる。自分だってそうだし、「ええ、健康でいたいです」と言われると困るから質問しない。
健康というのは習慣なんだろうな。
悪い習慣はつきやすく、抜けにくい。良い習慣はつきにくく、ついても簡単なことで損なわれる。ふだんの生活では意識することもなければ、その必要もない。ほら、「習慣」の部分に「健康」を入れてみよう。ちゃんと意味が通るから。
昼食は牛すき焼き弁当。
えーと、吉野家の牛丼の高価なやつ、って説明でいいかしら。太めの白滝とか豆腐とかグリーンピースが入っているところが違う。高いだけあって旨い。午後は読書。
『びっくり先進国ドイツ』熊谷徹を読了。
ドイツの文化・風俗・国民・社会などを広く案内するエッセイ集。
意外な掘り出しものというレベルの面白さ。好著。
我々はドイツのことをどれだけ知っているだろう?
えーと、ナチス、ヒットラー、ベルリンの壁、ああ時計が有名だな、クルマもそうか。あとは何だっけ。そうかサッカー強いよな。ビールとソーセージだろやっぱ。ドイツワインってまずくない? おいおい、むかし日本と軍事同盟結んでただろ。宰相ビスマルクって聞いたことあるな。アウトバーンっていうすごい高速道路あっただろ。
こんなもんだろうか。
個人差はあるだろうが、意外に古い知識が多い。先の大戦にちなむものが多くなったのは、やはり日独伊三国同盟の影響がいまだにあるのかもしれない(アウトバーンだって、もともとヒトラーが作ったものだしね)。言い換えれば、現代のドイツ事情というのは耳に入ってこないもの、と言えるだろう。むかし、こういうギャグもあった。
「ベルリンの壁ってさ、東西ドイツを分断してるんだよな! どのくらいでかいんだろうな?」
「おいおい、それじゃ中国の万里の長城じゃないか!」
僕も小学生のころはこういう認識だったけど・・・。
感想文に話を戻す。
ありとあらゆる現代のドイツの姿が、やわらかい筆致で書き込まれている。知らないことがたくさんあって面白かった。たとえばこんなこととか。
・ドイツでは花火は冬、特に元日の風物詩
・旧東ドイツの歩行者用信号機に関する保存運動がある
・ドイツの理髪店は予約制である
最後のほうまで読んできてから気がついたのは、おそらくだが、この著者はかなり切れ者のジャーナリストなのではないか、ということ。
やわらかい文体なのに記述にキレがある(明晰という表現が適切かな)。本来、もっと硬派なドイツ事情を書く人が、広くあまねき日本人にドイツ文化を紹介するべく「降りてきた」というスタンスが感じられる。それなのにイヤミなところがない。著者本人のイラストも非常に上手。またこの著者の本を見かける機会があったら読んでみたい。
将棋の竜王戦は羽生挑戦者の3連勝になった。
昨日の初日から進行が速く、夕方5時前の決着。7番勝負(4勝勝ち抜け)では3連敗から4連勝は前例がなく、がぜん羽生有利になった。「永世7冠」に王手をかけたことにもなる。もうこうなれば、4連勝で将来の敵になる渡辺竜王を打ちのめすしかない。
いっぽう、渡辺はどうしたことか。
ここで羽生に勝って新しい王者になるべき時なのに、気持ちよく指せていない。序盤が得意とはいえない羽生に、3局とも後手を引いたような指しっぷり。巻き返しはムリに近い状況で絶体絶命と言えるが、奮起を期待したい。渡辺だって、防衛すれば永世竜王なのだ。
なお、「絶対絶命」ではないので受験生は注意しよう。
出題例があるのかないのか、頻度は高いのか低いのか知らない。ただ、僕自身がそうであるように、PCやケータイでの変換に頼っている世代は、
簡単すぎる漢字を間違える
傾向があるように思う。入試の合否ラインは常に1点差なのだし、注意を払いすぎることはないだろう。少しいいこと書いた(*^_^*)
将棋をチラ見しながらヒミツの花園。
終日くもり。それほど寒くはないから平年並みの気温だろうか。将棋は早く終わるし旅費の赤字が取り返せないしということで、今日も銀玉店へ。3時間半で16,500円勝ち。勝つに決まっているという感触も昨日と同じだった。いやまったく、勝った話はネタにならないので困る。
夕飯は鍋。
鳥ツミレ、蒸しホタテ、シイタケなどなど。鍋は暖房費の削減になるし野菜は取れるしでいいことずくめなのだが、いかんせん飽きる。それなのに明日も鍋の予定なんだよなあ・・・。
日本酒は石川県の『純米酒 吉田蔵』。
ラベルには
>技術の伝承と後継者育成に努めていくため、「社員による酒造り」を実施いたしました
とある。杜氏を使わないとかそういうものかしら。酒米は「五百万石」で、有名な銘柄なれど僕はちょっと苦手にしている酒米、どうだろう。
まずは常温で。
コクがある。吟醸酒の正反対で、しつこいくらい。やや辛口。日本酒の初心者には勧めにくいなと思いつつヌル燗へ移行。辛い。ふつう
ヌル燗にすると辛味が和らぐ
ものだけど、これは良い意味で辛さが維持される。ややクロウト好みかもしれない。それにしても、さっさと仕事が始まらないかなあ。働きたい。
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