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ゼウスを夢見る羽生名人 |
12月17日 |
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6時40分起床。
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生徒様「ジュビタロウって何ですか?」
僕「それは俺が訊きたい」
生「訳してみたら、『ジュビタロウは太陽系の惑星の1つ』になったんですけど
?」
僕「訳したのはお前だろうが」
生「だってぇ」
僕「それ、まさかジュピター?」
という夢だった。
木星は Jupiter 。固有名詞なので大文字で書き始める。地球は the earth で良い
けれど、文脈次第で the Earth になったりする。どういう文脈かは自分で考えてく
ださい。しかし、どういうふうに読めば「ジュビタロウ」になるのだろうか。ウ
ルトラマンの友だち?
来年度の授業準備を続ける。
今まで使っていたプリントの再構築なので非常に時間がかかる。いちどフォー
マットが決まってしまえば作業になるが、まだそこまで行かない。プリント作り
に精を出すと授業が劣化するのがパターンではある。もっとも、今はその肝心の
授業がないからこういうことをする余裕もある。それが
負け組スパイラル
ということは充分にわかっていても、だからと言って足を止めるわけにもいかな
い。足が止まったら、人生が終わるのだから。
そんなことより、腹減ったな。
まだ10時過ぎだ。早起きして何が不利益かといって、僕の場合は外食の選択肢
がないこと。いくら何でも10時過ぎではランチは始まっていない。よほどのこと
がなければファストフードは食べないという食習慣もある。仕方がないので冷凍
食品のパスタをチン。犬のエサのようなものなのに、それなりに旨かったりする
。
その後はヒミツの花園。
朝から雨で寒い。いまのところはエアコンなしの床暖房だけで耐えることがで
きている。雨は一日中やまなかった。1時を過ぎて、腹が減った。
またかよ、
と(読者様は)思うだろうがしょうがない。僕はギャル曽根(だっけ?)ではな
いので、細かく何度も食事をする必要があるのだ。雨の中を外出。
狙いをつけておいた蕎麦屋さん。
住宅街の真ん中にあって、「よそモノお断り」の雰囲気を漂わせていたのだ。
入ってみると、小料理屋ふう。白木のカウンターに緊張感もただよう。昼メニュ
ーなのに「湯葉の刺身」なんていうものもあるようだ。ビールでも注文せなあか
んかと思ったが、僕には昼ビールの習慣はない。意を決してトロロそば1,200円を
注文。あの、高いんですけど(@_@)
トロロそば到着。
旨いんですかね、これ、という味。恥を忍んで書くと、僕は蕎麦の味がほとん
どわからない。ふだんの日記ではアレが旨いのこれがマズイの書いているけれど
、蕎麦は食べなれているのに判断がつかない。敢えて言えば、
1、旨い
2、普通
3、よくわかんね
の3段階評価しかできない。80%は「2、普通」で、19%が「3、よくわかんね
」である。1と3の臨界点が判断できないのだ。
この店は、たぶん「3、よくわかんね」。
トロロはたいしたことがない、というのはわかった。ツユは「1、旨い」だっ
たと思う。食後のそば湯で味と香りがよくわかるからね。しかし、そば自体は全
くわからない。わからないものを評価したくもない。しかし、言いたいことがあ
る。
蕎麦屋さんは、そばの量をもっと多くするべきだ。
何をかしこまっているのか、というくらい量が少ない。蕎麦は貧しい土地の名産
品であり、基本的には富まざる人々の食材であったはずだ。十割蕎麦だか手打ち
蕎麦だか知らないが、量が少なすぎて昼食にならない。全日本蕎麦連合はそのあ
たりを検討してもらいたい。
「蕎麦は素人にはわからねぇ」
とか言っている場合でも時代でもない。真面目に考えるように(-_-メ)
雨の中をすこし散歩してから帰宅。
朝から将棋の竜王戦を観ている。7番勝負の最終局は羽生の先手になった。い
わゆる番勝負(複数回の対局で勝者を決めること。主にタイトル戦ではそうであ
る)では、1局目と最終局は振り駒で先手後手を決める。羽生・渡辺レベルにな
ると先手でも後手でも得意・苦手はないのだけど、3連敗で追い込まれた羽生は
嬉しかっただろうか。
1日目から激しく駒がぶつかる。
4年くらいまえ、ざっとこの「よびわる」が始まった頃とはちがって、最近は
2日制の初日でもノンビリした展開にはならない。駒がぶつからずに初日が終わ
るなんてことは、まず、ない。羽生はすでに「と金」を作ったほどの激しさであ
る。時代は変わった。
羽生の封じ手で初日を終えた。
どうなることか。この時点では羽生が少しだけ有利かと僕は思っている。ひい
き目もあるだろう。いずれにせよ、明日(18日)で決着がつく。どちらが勝って
も初代永世竜王。もう1つ、どちらがタイトルを取っても史上初となることがあ
る。
羽生:永世七冠
渡辺:将棋界初のタイトル戦3連敗4連勝
羽生さん、頼むよ!
渡辺許すまじ!
夕飯のメインはアジの開き。
貧乏だなあ。授業=収入がないから、お刺身なんて買えないんだ。ほかにはカ
ブの葉の炒め物。ニンニクとトウガラシを加えたもの。とてもおいしい。カブの
葉は、昨日の甘酢漬けにした実の部分から分離しておいた。葉っぱもおろそかに
できないほど家計は苦しい。
夕食を取りながら、TVで『クローズアップ現代』を観た。
派遣社員を典型として、非正規雇用者の迫害をなんとかしようじゃないか、と
いう内容。世の中たいへんだよね。アメリカに頼る経済システムを変える必要が
あるかと思う。ムリだろうとも思う。
僕も非正規雇用者なので身につまされる部分もあった。
もっとも、僕は自分の選択でこういうハメになったわけだから自業自得である
にせよ、
今世紀最初の数年に社会に出た人
たちは本当に苦しいだろう。当時はバブル景気崩壊後のレベルではないほどの就
職難だったはずで、派遣労働者になるしかなかった人たちが多かっただろうから
。何か良い手はずはないかなあ。
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