予備校講師でわるかったな!





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律儀な計算 12月29日


  7時10分起床。
  寝起きのつらさは軽減されたようで慣れてきた。4コマ生活だと昼食以外は家で食べられることもあるんだろう。外食ばかりだとどうしても体に元気がなくなる。天気は僕の講習開幕に合わせたように冬らしくなって、26日から今日まで

朝から快晴、寒くて空気乾燥カリカリ

の日々が続いている。

  朝食は日本ソバ。
  明日の朝は外食の予定なので、パンを買っておかなかったため。卵・水菜・ネ ギを具にする。朝の家事。洗濯物は部屋干しで、朝のうちに外で干す。だいたい は48時間で乾く。干し物が存分に楽しめないのはややストレスかな。夕飯の仕込 みをして、昨晩の読書の感想文を書いてから出勤。


  『代議士秘書―永田町、笑っちゃうけどホントの話』飯島勲を読了。
  著者は小泉純一郎の秘書。
  秘書ネタに限らず、政治にまつわる軽めのウラ事情を書いたもの。まずまず。

  代議士(衆議院議員のこと)の秘書なんて聞くと、「なんか悪いことやってそ う」というイメージを持つが、そういうわけでもないんですよ、という執筆スタ ンス。
  選挙や大臣指名の手続きなど、一般の人がなんとなく知っているけどよくわか ってはいないことを細かく書いていく。とくに陳情の章はおもしろかった。

スリランカにイカ工場を作りたいんだが何とかしてくれまいか

という陳情があるのだそうな。それ自体は「はぁなるほど」という感じ(様々な 許認可の根回しなどを政治家にお願いするわけだ)なのだけど、

>このスリランカのイカ騒動は数年に一回は必ずある。こっちにしてみると「ま た始まったか」という感じだが・・・

なんて読むとビックリする。スリランカのイカで大もうけ、と考える人が代議士 秘書のところに陳情には来るのは日常茶飯のことらしいのだ。だから何なんだと 言えばそれまでだけど、一読の価値はある、くらいでしょうか。


  今年もウガイ薬を職場に持参している。
  温泉宿でもらう小物入れのようなビニール袋に、

ウガイ薬・コップ・タオル・歯磨きセット

の4つを入れて、講師用トイレの洗面台に置いておく。むかしは予備校によって ウガイ薬と紙コップが常備されていたけれど、まあご存知のアレでして(ナンだ よw)早い話がリストラされたわけね。

  今はウガイ薬のみが置いてある。
  しかしコップがないから誰も使っていないみたい。やはり紙コップのリス トラ以後はプラスチックのコップが常備されていたが、そんなもん他人と共有で 使うわけもない。したがって今は意味もなくウガイ薬のみ、という状況だ。ムダ だと思うんですが。

  これは昨日だったか、トイレで某講師に言われた。

「なんだ、その袋、先生のものだったんですか。常備しておくわけですね、その 袋はそこで年越しですね」

  イヤイヤ違いますよ。ちゃんと毎日持ち帰って、タオルと袋と歯磨きセットは 交換しています。ウガイ薬とコップは乾かしてから、出勤時にカバンに入れてい きます。この準ケッペキ症の僕が、

乾いてないタオル

なんて使えるわけないじゃないすか(・_・;)


  あるクラスで、昨日の教材解説をやり残した。
  もちろん予定していたことで、きょう解説するから(つまり今日の教材はやや時間が余る)問題を持参するように、と生徒様たちにお願いしておいた。ところが、僕が始業チャイム2分前に教壇に立つやいなや生徒様♀がやってきて、

「せんせぇ、昨日の問題もってくるの忘れちゃったんですけど、今から受付に取りにいっていいですか?」

半分涙目で質問してくる。

「フザケルなお前、俺様をナメてるのか!」


  とは言わない(^_^;)
  言うわけないよね。このように、次回の授業に何かを持参するようにお願いすることはよくある。定例試験の解説のために問題を持参させる、といったことだ。その場合は授業を超越したサービスだから、持参しそこねた生徒様のケアはしない。

  しかし、この場合は僕が授業でやり残したのがイケナイのであって、生徒様に非はない。
  結果的にではあるにせよ、1コマ単位で計算された授業料を頂いているのであるから、1コマ単位で授業を完結させなかったほうがいけないのだ。唐突だが、電車だってそうである。終電が始発駅を発車した以上、何があっても終着駅までは当日中に着かなければいけない。それが

プロ=お金を貰ってサービスを提供する側

の義務である。理不尽なことはやらないし、言わない。よく誤解されているようだが、職業を持つ者としての僕は完全な合理主義者である。演習中に昨日のテキストのコピーを取って、彼女に渡しておいた。


  きょうみ深い質問が来た。
  昨日とは別人だが、やはり面識はあるけど現在は教えさせていただいていない生徒様である。昨日と同じで、内容次第では追い返すつもりだった。されど、その内容がふるっていた。

・長文の途中で会話が入ってきた場合、パラグラフの区切りはどうすればいいのか?

  ほう、と思う。
  パラグラフごとにパラグラフ番号を入れるのは長文を読むときの基本である。パラグラフごとに内容は完結し、パラグラフの変わり目で読み方も変わるからだ。それを意識した質問なのかどうかは知らない。

  ここでは「答え」を書かない。
  面倒な話になるし、今は時間もないし、一般読者の気も引かないから。ただ、僕がきょうみ深く思ったのは彼の答えだった。僕の

「絶対のルールはないし、仮にあっても便宜上だし、受験には関係ないしな。で、なんでそれが気になるの?」

という質問に対しての答えである。

>パラグラフ番号が入らないとキモチワルイんですよ

  すばらしい。
  よくわかる。お前A型だろう、同志だ! とやりたくなったくらい。さてところで、パラグラフ番号を入れる=書き込む意味ってわかります? もちろん受験当日で、ですよ。あれ、授業の説明をしやすくするためじゃないんですよ、ぜんぜん。

今んとこ、年明けの授業(1月4日)に指名して答えてもらいます

から、3年生は心の準備をよろしく。


  帰宅して夕飯。
  おでんの残り汁で白菜を炊いた。うまい。ダシがタップリ出てるからね。ハンペンチーズ。鳥スペアリブ昆布煮。ほかには各種の常備菜または生野菜。明日は1限スタートで、今年の年度納めになる。早く寝なくちゃ。1、2、3グゥ。

あ、皿洗い終わってなかった・・・。
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