予備校講師でわるかったな!





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オリオン座で締める 1月10日
  9時半起床。
  8時間ちかく眠れてスッキリ。北風が強くて冬らしい雲が出ている。もちろん 寒い。一日中北風びゅうびゅうだった。

  出勤前に作業的雑用または雑用的作業。
  1月分の授業準備は完成。あ、まだ2年生ぶんが手付かずだったが、それは手 早くできるはず。来年度の仕事の準備も少し進んだ。内容はここには書けない。 きょう職場でスタッフに話しておかないと。

  授業は13時40分から。
  困るのは食事だ。朝の10時前に朝食を食べて、昼食はどうするか。家で食べる にはまだ空腹ではないし、職場近くについてからではお昼すぎで混雑している。 先に職場に入って雑用(プリントの印刷とか名簿を見るとか)をすませてから食 べに出るのもおっくう。どうしようか。


  本八幡に着いたのは12時39分。
  駅構内でケータイ使用中の某スタッフを見かけたが見なかったことにして、駅前 の旨いラーメン店Y屋へ。店内に入ってみれば、げ、待ち客がいた。これだから 土曜日はイヤだ。校舎方向へ歩く。どうする。スクランブル交差点で昔のスタッ フとすれ違って挨拶。

  まずは12時46分に校舎に入り、雑用。
  12時58分に校舎を出て、近くのラーメン店Kそばへ。ここがダメなら買い食い しかないと思ったが、空席あり。スバヤク食券を買って座れば1人ぶんを先に作 っているようだ。13時12分に味噌豚そば900円が到着。この店うまいんだけど、ス ープがぬるい。チャーシューが冷たいせいもあるのだと思う。


  13時22分に校舎に戻った。
  歯を磨いてから喫煙。ゼイタクにも2本。ふぅ、デキル男は時間管理がうまい ぜとのんびり。13時32分に講師室の自席に戻り、教室に行く準備を整える。始業 3分前に鳴るチャイムは37分予定だが、35分に鳴る。ふっ、またチャイム設定を 間違えているのか。しょうがないスタッフだな、仕事くらいちゃんとやれよな・ ・・。

  37分、気がついた。

始業は13時35分だった。

さっきのは本鈴だったのだ。バカ、オレの馬鹿! 余裕カマしてる場合かよ。ダ ッシュで教室に向かい、生徒様に遅刻を謝罪。3分遅れで授業がスタート。


  3・4限は昨日の続きの内容真偽ゼミ。
  やっぱ内容真偽は難しいね。Cクラスでも話したように、いろいろな要素がイ ロイロに絡みあう。答えが必ず長文の本文中にあるという意味で、解答の根拠は 単純なのだけど、設問の作り方は巧妙(に見えるよう)である。「直訳できても 意味がない」とはよく言われるが、あいまいな意訳とやらができても意味がない 。

そこに書いてあるのがどういうことなのか

を理解できる知性が必要になる。もっとも、それが難しい。本文も選択肢も日本 語で書いてあれば馬鹿みたいな問題なんだが、そもそも英語の試験だからなぁ。

  まあ、この4コマで「つかめた」という部分があればよかったとは思う。
  あまり自信はないが、努力はしたつもり。もし生徒様にここでも書くべきこと があるとすれば、

おめーらくらいデキねぇと伸びしろが大きいから諦めるな

ってとこだろうか。偏差値55以下くらいの受験生は、この時期からヘバっちゃう ことが多いからね、センター明けの私大演習でもう1つ仕込みを入れたい。以上 は珍しく本音。


  5・6限は速読ゼミ。
  なんだか異様に受講者が多かった。夏期講習の同名講座とほぼ同じくらいの人 数。校舎スタッフの誘導(受講を勧めること)だろうか。ありがたいことではあ る。けど、

「最後の仕上げに速読ゼミ」

という発想はちょい違うと思う。かなり完成していないと、かえってこの時期の コレ系の授業は害になる。来週の水曜日にも書くと思うが、通常Cクラスの生徒 様に僕はこの授業を誘導しなかった。Qクラスにいても偏差値50代ではかなり危 険なゾーン。知っている生徒様が半分以下ということもあり、やや緊張して教室 へ。

  演習。
  いやはや、できない。話にならない。2コマ連続なので、1コマ目は緊張して いるのかなと思った。もっとも、演習授業はT期にもU期にもあったから、そん なこともはないはずだが、とは思っていた。2コマ目のリード文つき内容一致。 全員の答案は見られなかったが。

  正解率5割以下がゾロゾロ(@_@;)
  あのなあ。そんなわけないだろ。時間の問題でも速度の問題でもないだろ。な ぜって、関東×院大学だぞ。関西学院大学じゃないんだぞ。おめーら、滑り止め にする気すらないレベルの大学だろ。それで第1志望が理科大だぁ? 千葉大だ ぁ? 慶應だぁ? 何が速読なんだよ、遅読(ちどく)ゼミでも受けてろ!


  いやぁ、本当に困りましたよ。
  まあそりゃ、いつの年度でも「論外以前」の受講生はいるものだけど、こんな に多いと授業レベル設定が決まらない。彼らの数が全体の2割程度だったら、

カンチガイ系、無視

でいいけれど、半分近いとそうもいかない。受講料を頂いているからね。仕方が ないので説明しまくる授業展開に変えた。これじゃあ速読ゼミらしくないんだけ ど。

  サービスで書いておこう。
  演習の時間設定である。あ、やっぱこれは会員ページに回すことにしよう。書 いたけど削除した。別の話にしようか。


  だからといって、僕がふだん教えさせてもらっている生徒様のデキが良いとい う話題ではない。
  もちろん顔なじみでデキてなかった生徒様もいたし、初顔合わせでデキている 生徒様もいた。そんな都合よくハッピーエンドが来るわけがない。それがこの世 界の現実である。簡単にいかないから、もがくのが現実である。現実という部分 に「教育」や「人生」を入れるのもいいだろうか。

  予備校講師のブログなりHPなりでは、自画自賛の記述が多すぎると思ってい る。

「僕・私が教えているから、生徒様はこんなにできるようになった! こんなに 受かった!(だから僕・私の授業を受けようね)」

ってやつね。そりゃあこの業界、競争は激しいけどさ。

  あーくだらね(-.-)
  そんなん、読み物として読む価値ないじゃん。チラシのウラに書けよ、ちらし の裏に。読んでてワクワクしないんだよ、予定調和なんか。教室では言えないこ とを書くから面白いのでは? 生徒様は、直前講習U期の最後のアドプリを読め ばこの記述の意味がわかるだろう。


  1月9日の日記を訂正した。
  1月9日は鏡開きだと書いたけれど、「11日ごろ」が正しいようだ。広義には 間違っていないと思うが、適切だとは言えないだろうから。調べないで書いたと いうこともよくないので訂正する(謝罪はしない)。しかるに、

「鏡開きって何?」

という若い人が多いかとは思う。鏡餅を割って食べる儀式だったと思うけど、こ れも自信がないし調べる気もしない。もちろん僕もやったことないし。しかし今 度は、

「鏡餅って何?」

という質問が出そうで怖い。2050年くらいには絶滅危惧品種でしょうかね。


  夕飯のメインは鍋。
  少し高めの鳥ひき肉(100グラム138円!)でツミレ。ネギ・玉ねぎ・ニンニク ・酒・卵を入れて練った。うまい。やっぱ肉がいいと違うよね。肉厚のしいたけ 、白菜、白ネギ、エノキ、豆腐。ポン酢の味が冷えたからだに沁みた。

  同時に洗濯。
  室内干し器はすでに一杯なので、寒空のバルコニーに干しておいた。快晴。何 年かぶりに、オリオン座を見た。僕は星に興味がないから、夜空を見上げること自体が珍しいのだ。綺麗だった。
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