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中年と認識 1月12日
  9時起床。
  いつもは目覚め(動詞は wake up )から起床(同じく get up )まで小1時間ほど まどろむのを習慣にしている。その時間に夢を楽しむわけだ。しかし今日はその まどろみの時間が取れなかった。就寝(同じく go to bed )が2時半で眠ったのが 2時31分(同じく fall asleep )だったから、少し寝不足を感じる。

  ふしぎなことがある。
  上記の英語の、fall asleep にあたる日本語の名詞がないのだ。あるのだろうか 。眠りに落ちるあの瞬間を指す名詞である。いっぽうで目覚めは「覚醒」とも言 えるが、綾波レイが20人くらい出てきそうで怖い。次回作「銀玉エヴァ5」はサ ブタイトルが

「最後のシ者」

らしいから、きっと渚カヲルがたくさん出てくるんだろう。本当は使徒のクセに !

  なんの話だ。
  そうだ、英語だった。 go to bed の言い換えに turn in というのがある。熟語集 なんかには出ているわりに出題例が見当たらないなと思っていたら、授業ではす でに伝えたように今年ひさびさに発見された。覚える価値があるかどうかは不明 。とりあえず、

get up =起床する

だけは絶対に覚えていてほしい。簡単すぎて出題されないような気もする。


  午前中は雑用いろいろ。
  お昼ご飯は家で取ることにした。今日は休日で、買い物に出ると混雑している し、食材も足りているため。ご飯を炊いてカレーライス。おう、やっと2キロ入 りのコメを使いきった。その米袋の日付は去年の4月。んっと、

米2キロを食べるのに8ヶ月

という計算になりますね。1ヶ月に250グラム平均か。ご飯にすると何膳ぶんなん だろう。たぶんものすごく少ないんだと思う。


  午後は手話教室へ。
  日本語対応手話から日本手話へきりかえる練習が続く。前者は知識なので鬼講 師T先生が単純に示すだけ。それを使って相手に通じるように自分なりの日本手 話をやってみなさい、というお題。

1、私が頼むと夫はイヤな顔をする
2、あなたに頼まれて彼は困ってたよ

  授業でそういう話はなかったけれど、僕はどうしても能動態と受動態というこ とを考えてしまう。
  自分が頼むのはわかる(=手刀を切る動作)。自分が頼まれるなら、自分にま かせて、という動作(自分の右肩を叩く)にすればいいと想像できる(たぶん・ ・・)。では、

あなたが彼に頼むのはどうやって?

自分(1人称)と相手(2人称)と第3者(3人称)の問題である。大変なこと になっております。


  世間は成人式だったみたい。
  振袖の若い女子があちこちにいた。成人式って楽しいのかな。当時の僕は出席しなかった(書かずとしれたセレモニー大嫌い人間です)から想像もつかない。あの儀式の意義はかなり古臭い思想に基づくと思われるが、若い人は特に反感を覚えないみたいだ。ああいうムラ社会的・全体主義的儀式って、

個性偏重教育の真逆

だと僕は思うけど、当人たちはどう思っているのだろう。本当に個性のある若者は、アノ手のファッショ儀式にはガマンがならないはずだが。ああそうか、そんなことは考えもしないのが若さなのか・・・。

  帰宅してちょい昼寝。
  寒空は続いて、今日はけっこう雲が出ていた。外出前に布団も洗濯物も取り入 れておいた。幸いなことに急ぐべき干し物はないし、明日からは仕事も忙しくな い。ゆるり読書。


  『新中年手帳』泉麻人を読了。
  30歳を過ぎたらちゃんとした中年なんだから、それなりの作法振る舞いを身に つけましょう、というお笑いコラム。
  佐伯克介のイラストがよく、暇つぶしの読み物としておもしろい。

  中年というのは何歳から始まるのか、定義がむずかしい。
  僕のような30代後半は、まあ残念ながら、最善でも初期中年にランクインまた はカテゴライズされるかと思う。でも、人によっては、中高生なんかそう思うだ ろうし、僕も昔はそう思ったけど、

「30歳過ぎなんて、おっさん(中年)」

という説も有力だろう。僕自身に関して言えば、精神はやはり中年のそれになっ てきたし、何よりも残念なことに、肉体もやや中年化しつつあると思う。加齢と いうのは受け入れるしかない事実なんだし、その事実の中でなんとかやっていく 、というのがこの厳しい浮世というものだろう。

  それはさておき、本書。
  冒頭に記されているとおり、真面目な本ではない。中年になったら中年らしく 、こう振る舞いたいもんだよね、というおふざけのコラムである。「職場」「家 庭」「不倫」「健康」の章に分かれている。ふざけた読みものとしての雰囲気を 知ってもらうために、「健康」の章から引用。

>三十の声を聞いたら、妻子を持つも、家を持つも、あるいは愛人の一人くらい つくるのもいいが、やはりそろそろ「持病」の一つでも欲しいところだ。人間ド ックの検診は、完全な健康体であることを確認するためのものではなく、むしろ 、大人になった証としての「持病探し」の意味合いを含んでいるのである。(中 略)
さて、中年世代にとっての“素敵な持病”というのは、どのようなものであろう か。
  命にかかわるような重篤なものではなく、かといって軽すぎず、仲間との酒席 で、健康談義として話す際に、あからさまに語れて、それでいて多少のハクが付 く、といったクラスの病いがふさわしい。

  こういう感じ。
  このあとで一覧表で「いい持病」が列挙される。順番に、

1 軽度の胃・十二指腸潰瘍
2 脂肪(アルコール)肝
3 境界域高血圧
4 胆のう良性ホリープ
5 痛風

となる。なるほどね。たしかに中年が抱える持病として「いかにも中年の持病」 と言えるし、老人のような深刻さもない。ちなみに「悪い持病」は、順に

水虫、痔、ぎっくり腰、五十肩、あせも

ということである。だからなんなんだよと思う人はいるかもしれないにせよ(痔 持ちの人など)、アハハと読み流せば良い本である。それにしても、泉麻人って 本当に「名コラムニスト」なのかなあ。あまり文章がうまくないと思うんだけど 。


  夕飯のメインは鶏モモ肉を焼いたもの。
  ざっと焼いてから、しょう油・ミリンに浸し、さらにざっと焼くという単純な 料理。青ネギのみじん切りをかけて食べる。塩分摂取過多を避けるためにセロリ と一緒に食べた。昨日のがんもの煮物には白菜とシイタケを加えて今日で食べき り。野菜が足りないので大根オロシと昨日つくったナメタケも。さらにキュウリ を棒状に切ってそのまま食べる。微量栄養素を取るためにメカブ。タンパク質が 少ないので納豆。

  これでもまだ明らかに野菜不足だ。
  中年になるとは、こういうことだ。食べたいものではなく、食べるべきものを 探したくなり、また食べられないで後日に持ち越すこと。「食べる」のところに

望ましい嫁を代入

すると、独身中年であるということを示す。なんだか困ったねえ。本当は別に困 ってないけど。
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