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臭いから旨い |
3月25日 |
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9時半起床。
ハチミツを切らしているので、フレンチトーストにマーマレードを加えたとこ
ろ、食感が良くなかった。果肉があるからちょっと無理があるよなと予想したと
おりの結果。食パンを通常使いのそれと違うものにしたのも実験で、これもうま
くいっていない。マンネリとは必ずしも避けるべきものではない。
マンネリは1つの完成形
と言ってもよいだろう。マンネリにならないというのは、まだ練れていないこと
と言い換えてもいい。なんかテッツガクゥ!な書き出し。
お昼前から雨。
11時くらいから「いまプールに行けば何とか雨をかわせるか」と思っていたの
に、行動を先延ばしにして失敗した。プールまでは徒歩15分以上ということで、
雨の日は中止をルールにしている。いくらヒマだと言っても往復で30分も使いた
くないし、何かの口実をつけてサボりたいという気持ちはある。その代わりに、
体調不良・仕事以外の言い訳
をしないように決めている。暑さ・寒さ・面倒くささなどでは逃げない。さりと
て実際にこうしてタイミングを逃すと、
言い訳する自分の醜さ
にウンザリするところはある。
仕事が続いている。
授業準備ではないし、原稿仕事でもない。授業準備は「予習」と書くときもあ
れば、「プリント作り」と書くこともある。あいまいにしたいときに「仕事」と
書くことが多い。広く言えば予備校の業務に関わること。
いまやっていることは職務上の事情で内容を書けない。
仮に、T作戦と命名しておこう。稼動するのは夏からであるけれど、今のうち
に準備をしておかないと間に合わない。正確には、このT作戦が起動することを
、来るべき春期講習の配布プリントで明言してしまった。
>T作戦のサンプルを用意してあるので、必要な人は見に来るように。
とうぜん、これからも完成版にするに向けて作業は必要である。
が、とりあえずのサンプル版を用意して、大まかなかたちを作っておきたい。
サンプル版の公開を事前告知することで締め切りを設定し、自分を追い込むわけ
だ。夏にやることを夏の前に準備していては普通の人と同じだ。だから
必要よりもはるかに早いタイミングで締め切りを設定する
ことが必要になる。生徒様に向けて書いた。生徒様だけ、ではないけれど。
雨なので昼食は家で取ることに。
カレーライスにしようとご飯を炊いた。別に珍しくもないだろと読者様は思っ
たはず。たしかに1ヶ月に2回くらいは炊くからね。しかし次の1行が重要だ。
土鍋を使ってガスで炊いた。
人生で2回目くらいかな。方法自体は何となくわかっている。
「お前は家事ヲタクかよ!」
米と水の分量は炊飯器の場合と同じ。
強火で5分、弱火で20分、火を止めて蒸らしで15分。料理の基本のはずだし、
50年前まではみんなこうやっていたのだから、僕にできないわけがない。まだ、
ガスがあるだけ良いではないか。赤子泣いてもフタ取るな。赤子いないし、嫁も
いない。あ〜こりゃこりゃ。アタマ大丈夫?
結果はまずまず。
おこげを含めた香りはよい良く、食感は同じ。少し焦げすぎたのは最初の5分
の火が強すぎたのか。試行錯誤をかさねていけば美味しく炊けると思う。なにし
ろ
1回に1合弱しか炊かない
から、完璧なデキというのは望めないだろう。ただ、こういう炊き方を覚えて悪
いことは何もなさそうだ。さりとて土鍋の焦げ付きを洗うのが面倒なり(-_-;)
2時過ぎに雨がやんだ。
想定外。仕事の調子が良いときに限ってこうなる。と言い訳するのもかっこ悪
いのでイソイソとプールへ。ただし時間が足りずに500メートルで逃げ出す。つい
でにスーパーに寄って軽く買い物。
そうそう、今日は将棋の王将戦。
第7局までもつれ込んだ。最終局までいった場合は改めて振り駒をする。挑戦
者の深浦が先手。初日なので感想文は明日に譲るとして、両者の昼飯は
羽生:五目あんかけ焼きそば
深浦:カレーとサラダ
だったとか。僕の2回目の昼食は、五目あんかけ焼きそばが売っていなかったの
でソース焼きそばになった。真似したわけではなく、偶然。羽生がんばれ。
出勤時には再びパラリ雨。
授業は最上位のFクラスということでラクチンである。僕は解説をせずに、生
徒様にどんどん解説をしてもらう。おおまかに書けば、
・正解を選んだ理由
・選ばなかった選択肢の誤りの理由
・その精読がどうしてできたのか説明
・解答根拠は本文の何行目にあるのか説明
というところ。この続きはまたそのうち。
夕飯はさまざまに。
シメサバの残り、焼きアスパラ、湯豆腐、鶏手羽中の塩焼。変わったところで
は、パクチーのサラダ。シャンツァイ(香菜=コウサイ=コリアンダー)とも言
う。タイ・ベトナム料理に入っていることの多い、
あの臭いミツバのようなもの
と言えばわかるだろう。家庭で食べることは滅多にないだろう。今日はたまたま
スーパーで売られていた。僕の大好物。
日本人の場合、好みが極端に分かれる。
食べられないほど嫌いか、食べるチャンスをどうやって増やすか悩んでいるか
、である。社会主義者の北一輝も、その著書『国体論及純正社会主義』で書いて
いる。原文のトーンを活かして翻訳する(日本語だが)。
>香菜たるもの、我ら日本人の好みの分かれるところ。ある人は「これを食べず
して人生は生きるに値するものか、嗚呼」と言い、また別なる人は「これ食する
もの人にあらず、我ためらわず忌避するものなり」という。意見の相違はあれど
も、国体を護持するためには我ら日本人よろこんで香菜を食うべし。
およそミツバと同じである。
茎の部分がお店で出てきたことはないので、葉の部分をちぎって皿に盛る。か
なり悩んだが味付けは
ラー油たらーり
を選択。シャンツァイ自体にはそれほど味がなく、香りで食べるものだと知って
いるからだ。ビールと一緒に。
うまい。
苦味こそ旨味というだけあって、臭くて苦くておいしい。こんなに旨い野菜っ
て滅多にない。食材は選ぶだろうが薬味としても有効性が非常に高いと思われる
。まあ、上記の通り、ダメな人には
「このあたり、読むのもイヤだ」
となるだろうが、そんなこと知ったこっちゃないわな。明日で3月スタート講座
は終了します。
追記:北一輝の引用はウソです。信じる人がいるので疲れる(-。-)y-゜゜゜ |
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