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格差婚希望者はここにも 4月11日
  8時半起床。
  昨晩は22時50分に寝て、0時40分に目覚ましで起きて、1時まで将棋名人戦の結果を TV中継で観た。再び寝付いたのは1時30分くらい。どっちにしても寝坊 だな。

  将棋は羽生の先勝。
  両者が秒読み(持ち時間を使いきって1手1分以内で指すこと)になる熱戦だ った。言い換えれば読みきれていない緩手(かんしゅ)もあったように見えた。 郷田は矢倉の先手だから仕掛けるしかなかったし、結果はともかく良い将棋だっ たと思う。このまま相居飛車の将棋が続くと見る。


  けさの新聞におもしろい記事があった。
  対局中に観戦記者が羽生名人にサインを求めた、という話題。毎日新聞のサイ トから部分引用(短縮化のため改変で失礼)。

>10日午前9時45分ごろ、朝日新聞社から観戦記を委託されたフリーの記者 (75)が羽生善治名人に扇子を差し出してサインを求めた。次の手を考慮中だ った羽生名人は、これに応じてサインした。この場面がNHK・BS2で放送さ れ、日本将棋連盟などに抗議が寄せられた。

  これはマズイだろう。
  僕もこのシーンが放映される瞬間を観ていた。TV解説者も「何やってるんで すかね?」といぶかしげだったし、僕は「昼食か10時のオヤツの注文でも書いて るのかな」と思った。しかし羽生が記者に手渡したのは扇子(のようなもの)に 見えたから、現地解説会用のプレゼントか何かか、ヘンだなと思っていた。

  こういうときにサインに応じるのが羽生らしいな、とも思う。
  前夜祭や後夜祭のときなら、当然とまで言わなくても必要なファンサービスで はあるけれど、対局中となると話は別だ。棋士には断る権利があるし、実際にそ うする棋士のほうが多いと思う。

(なんだそりゃ、まいっか)あ、ハイいいですよ」

くらいでサインをしちゃうのが羽生だろう。そういう大らかさがあるのは、羽生 の人気の理由の1つだと思う。

  それにしたって、この「委託記者」の無神経さはどうなんだろう。
  記者だから対局を間近で見る権利があるし、またそれは楽しい体験ではあるだ ろうけど、それに乗じてサインまで求めるとは。非常識以前のバカである。昨日 の日記で僕は「新聞社ふざけろよ」みたいなことを書いた。マスメディアの暴走 というのは救いようがない。

お前は権力を利用しているだけであって、お前自身が権力ではない。


  午前中は仕事など。
  今日も暑いくらいの晴れが続いた。23℃くらいかな。干し物の件はともかく、 少し空気が乾燥しているように感じる。この1週間くらいは床暖房を使わなくな ったけれど、加湿器はときどき使っている。お昼過ぎに外出してスーパー。おい しくない寿司が昼食。

  天気が良いので家事がはかどる。
  冬物の1部をクリーニング店に出し、キッチンの拭き掃除をして、9枚のシャ ツにアイロンをかけた。昨日に引き続いてゴミ袋を作るべく整理整頓。もっとモ ノを減らせないかな。モノが多いって、実は貧しいよね。本も読んだ。


  『ホームレス入門』風樹茂を読了。
  上野周辺のホームレスを観察した記録。
  著者自身がリストラされホームレスになりかねないという状況もあって、なか なか緊迫感のある好著。

  そうだ、ぼくらはみんなホームレスなのだ。
  じゃなくて、誰でもホームレスになりうるのだ。僕も10年くらい前からうっす らとその事実を気にかけている。「まともな」人生から転落してホームレスにな るまでなんて、そんなに時間がかからないのではないか。たとえば2年くらいで 。そういう恐怖心または想像を抱えているのが本書を読むキッカケだった。

  2000年ごろに書かれた本なので、今では多少事情が変わっているかもしれない 。
  20年くらい前にはあまり使われなかった「ホームレス」という言葉も日常的に なった。いくら何でも肯定的に使われる言葉ではないと思うけれど、「彼はホー ムレスだ」といった場合に侮蔑的な意味はそれほど含まれなくなったはずだ。も ちろん少し見下したような、あえて言えば差別的な含みのある言葉ではあるにせ よ、本書が書かれた時期はそういう「ホームレスという言葉の意味の転換期」だ ったかもしれない。

  ホームレスの実態らしきものが描かれている。
  何を食べるか、どうやって少ない収入を得るか、宗教との関わりはどうなのか 、以前の仕事は何だったか、どうやってホームレスに転落したか、更生する手段 はあるのか、あるとすれば何か。巻末にある「政策提言」の部分はとくに面白か った。「ホームレスじゃない方々へ」という部分。

>どのような良い政策が実行されようが、たとえ経済情勢が好転しようが、社会 には必ず普通の人と価値観を異にする人がいるし、ホームレスも完全には無くな らない。したがって、そのような人々と共存することが求められる。ホームレス を見えないところに隠すような社会は、私には健全とは思えない。

  全体としてややまとまりに欠ける嫌いはある。
  でも、ホームレス予備軍である皆さんが一読してソンをすることもないだろう 。え、読者に対して失礼? いや、それがこの著者のもっとも書きたいことだと いう話です。まずまず良し。


  出勤して校舎に着くと、喫煙所が変更になったという張り紙があった。
  わざと日記に書かなかったが、今年度に入ってから喫煙所は非常にショボイ場 所に変更された。

喫煙者は人にして人にあらず

という世間の風潮を具現化したような場所だった。もうなんつーか、嫌がらせで はないかと思うくらいのステキな場所だった。ところが、今日の張り紙は昨年度 までの場所に戻す、というもの。ふぅ、良かったと思いきや、某講師が話しかけ てくる。彼は非喫煙者(人扱い)。

某「喫煙所が元に戻ってるじゃないですか。先生が圧力をかけたんですか?
僕「僕じゃないです。え。てか、圧力ってナンすか、人聞きが悪いな(-_-;)」

ここで宣言して意味があるかどうか知らないけれど、僕は市川校の喫煙所に関し て何も言っていない。本当だ。


  同じ某講師がまた話しかけてくる。
  うるさいな、何だよ?

某「先生の嫁の宮崎あおいさんの離婚疑惑の話が週刊文春に出てるんですが、読 みますか?」
「さっさとよこせぇ!」

授業前の軽食をとり損ねていた(予定していたラーメン屋がなぜか2軒とも休憩 中だったのね)ので、校舎から持ち出して吉野家で読む。この記事の存在につい ては広告で知っていて、数日前の「2行で一言」にも書いた。どれどれ。

  3月22日の日記とリンクする内容があって面白かった。
  そっかぁ、Sとリンクがあったのね。Sは迷惑しただろうなあ。僕は週刊誌を 基本的に読まないし、書かれていることを信じるわけでもない。ただのエンター テイメントとしては面白いのでは。そうか、嫁はいま目黒の高級マンションに住 んでいたのね。千葉の下流系マンションに来てくれるだろうか・・・愛があれば ・・・愛があっても・・・愛はあるけど・・・。


  授業はCクラスで順調に。
  今年も実験を入れた。今日から参加した生徒様は「3枚組み初期設定プリント 」を取りにくるように、とプリントに書いておいた。授業では念押しも読み合わ せ(後者はよほどのお利口にしか意味がない)もしない。読めばわかるからだ。

読んでから何も行動しないなら、それまで。

大学入試って、たかが紙の試験だ。紙を読むだけなら誰でもできる。


  帰宅して夕飯。
  昨日のカレーの残りは茹でアスパラを添えて食べた。やっぱ煮物は2日目が旨 いね。サブにはシシャモ焼き。外国産だとイマイチかな。他には作りおき野菜系 惣菜をいくつか。

  今日も3行レシピいこうか。
  市販キムチを美味しく食べる方法。

1、キュウリを千切りまたは輪切りにして塩もみして10分後に絞る
2、キムチを細切れにして、1に投入する
3、2にゴマ・ゴマ油(少量)・ネギのみじん切り(大量)入れ、和える

これで味の濃すぎる市販キムチがサッパリしたお酒のツマミになる。冷蔵庫保存 で3日は持つので、朝食時の1品追加にも有効。キムチは非常に旨い料理だが、 そのまま食べるとちょっとしんどいものでもある。小さな工夫はしてみたいとこ ろだ。わりに充実した1日だったかな。
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