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人生と日記は短く |
4月13日 |
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7時起床。
・ブレーキの利かなくなったバスを横転させて止めることには成功した。残りの
騎馬は6つしかないから、最後の2つには女子供を載せるか。さて、亡くなって
しまったドラえもんを埋葬しなければいけないが、適切な段ボールが見つからな
い。むりやりガムテープで覆っちゃったけれど、これで大丈夫かな?
という夢だった。
脳みそがどうかしているのかと心配になる。とっくにどうかしているという説
も有力だ。この夢から3つくらいのファンタジー小説が書けるかもしれない。7
時間睡眠だが意外にすっきりした目覚めだった。
午前中はおおむね昨日と同じ。
お昼前にラーメンを食べてきたところが違うかな。今日も暑いくらいの晴れ。
早く秋が来てくれないかと神に祈るほど暑い。とにかくヒマなので本は読める。
感想文を書くのが大変なくらい。
『天ぷらにソースをかけますか?』野瀬泰申を読了。
サブタイトルに「ニッポン食文化」の境界線とあるように、日本各地の「食の
方言」を探るエッセイ。
ネット連載とネット調査を基本にしたために学術的なものではないにしても、
食習慣の違いは方言のようなものだったのかと知らされる名著。
項目は15に及び、それぞれに2つほどの質問が設けられている。
ネットで集めた各地の意見を紹介しながら、食の境界線はどのあたりにあるか
を解説していく。ネット調査の結果なので絶対的なものとは言えないと断る箇所
があるのは、著者が新聞社に勤めていたこともあるだろう。それでも、ならせば
平均的な「食の方言集」と言える。各章の末尾に質問に対するアンケート結果が
まとめてある。
タイトルからしてどうなんだ、と思う。
僕は東京生まれだが3歳以降はずっと千葉に住んでいるから、食の基準は千葉
県にある。両親は東北地方と中国地方の出身だからバリバリの千葉食ネイティブ
ではないけれど、おおむね千葉「方言」である食事を取ってきた。ソースなんか
かけるわけないだろう。そういう僕が「え?」と思った質問。
・あなたはナメコの味噌汁が好きですか
・中華まんを「肉まん」と呼びますか「豚まん」と呼びますか
・天かすですか揚げ玉ですか
・漬物を煮ますか
キリがないのでシンプルに。
ナメコの味噌汁は好きだ。母が東北出身で好きだったからだろう。関西方面で
は「豚まん」と言っているはずだったが。揚げ玉に決まってるだろ。漬物を煮・
・・こんな設問が成り立つのか。どういう「正解」か知りたい人は立ち読みをど
うぞ。この4つのうち、千葉県と宮崎県に特徴的なものが1つあります(あ、ネ
タバレ)。
最終章の東海道徒歩旅行記はまさに圧巻。
東と西で分断されることの多い食習慣の境界線を、日本橋から三条大橋までじ
っさいに歩いて確認するという1ヶ月余りの旅である。
・サンマーメンの分布域
・イルカを食べる地域
・喫茶店に豪華な「モーニング」が出る範囲
・ウナギを蒸すのはどこで終わるか
などなど。巻末の椎名誠の解説がばかおとっつあんとしてはナカナカ秀逸な要約
になっているので、忙しい人はそこだけでもどうぞ。これは、良い本だったね。
午後は銀玉店へ。
『エヴァ 最後のシ者』もそろそろ釘を空けただろうかと思いつつ打ってみれ
ば、そんなに変わらない。先週よりは少し良くなったかな。どうせGWには回収
モードだろうから、その前に釘が良くなるとは思う。
注目のカヲル君は槍投げで登場。
でもこれでは楽しめない。とうぜんキョロキョロして他人の台を観察している
けれど、「月がきれいだね」という予告はまだ見ていない。今日もまだケータイ
で珍しい画面を撮影している人が多かった。ブログにでも載せるんだろう。画像
を載せると、
閲覧者は画像しかみない
と思うが、まあニーズもあるはず。個人が楽しめる時代になったのは間違いなく
プラス要素だ。少しゲーム性がわかったというのが今日の僕の収穫で、2時間で
時給はマイナス500円だった。
夜は実家へ。
先月に引き続いて僕の兄弟も戻ってきていた。僕以外の3人は議論が好きなよ
うで疲れる。僕は独りで生きることに慣れきって、議論は自分の中で済ませてい
る。自説を主張する気もない。そういう主張をするのは、つまるところ、
相手と分かりあいたい
と思うからだろう。僕みたいに「わかんないなら別にそれでいいや、僕は僕なん
だし」と思うほうが異常なはず。若い読者様に向けて念のために書いておけば、
こういう生き方は本当につらい
となる。相当の覚悟を背負って生きることになるから、安易に見習わないように
。真剣なアドバイスである、のかな?
だいぶ泥酔して帰宅。
休日は同時進行で日記を書くことが多いが、今日は忙しくて(そうは読めない
とも思うけれど)かなわなかった。しかし結果的に短い日記になって僕は満足。
凝縮された日記とも言える。そうなのだろうか。
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