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休日に独り、この不思議な状態 5月24日
  9時40分起床。
  良かった。というのは7時過ぎに目覚めてしまって、睡眠不足(のち豚インフ ル感染、のち肺炎、のち集中治療室、のち廃人、のち死亡)が懸念されたから。

そんな極端な急変があるものか

と思ったあなたはオプティミスト。僕は地道にペシミストとして力量を蓄えてい るのでね(-。-)y-゜゜゜


  ほとんど仕事をしていた。
  朝から曇り時々雨で、気温は20℃くらい。暑くもなく寒くもなく、出かける用 事もなくその気分もなかったから、在宅休日にした。仕事は毎日ちょこちょこと やっているにしても、こうしてまとめて取り組む時間は必要なのだ。日記に書く べきことは少なかったかも。


  書斎の整理をした。
  ゴミ捨てというのが正しいか。書斎はリビングの隣にあって、4畳半の広さで 洋室。昔のトップページの写真で、巨大な机と椅子をご覧いただいたことがある 。他には本棚が1つある。

毎日のようには使わない仕事道具

を置くところ。お金だのカギだのといった毎日の生活必需品を置く場所にもなっ ている。ただし机の上は原則的にモノを置いていない。

  書斎と名前をつけておきながら実際にそこで活動することはない。
  PCはリビングにあるし、授業準備や勉強や仕事はダイニングテーブルを使う 。だから一般にイメージするような、

書斎=男の城

みたいな扱いにはなっていない。独り暮らしにもたくさんの長所がある。このよ うに、家全体が拡大した自分の生活空間になることがその1つだ。ゴミ捨ての話 がまったく出てこないところが、日記らしくなくて良い。


  昼食はチラシ寿司。
  雨が上がった瞬間に買いに出た。ついでに安物を扱う衣料品店で室内着のズボ ンを1本、授業にも着ていけそうなヘンリーネックのTシャツを1枚買ってきた 。アップルティーを飲みながら読書も。


  『じぶん・この不思議な存在』鷲田清一を読了。
  じぶん(わたし)とはいったい何者であるかを考える本。
  とうぜんのことながら哲学の問題なので話は難しいが、この著者らしく明快な ことばで問題に向かっていくのがおもしろい良書。

  サッカーのナカタが引退したときに、「自分探しの旅に出る」と言った。
  そりゃまあいいんだけど、青少年に与える影響ってのも考慮してくれよな、と いうことを2006年7月4日の日記に書いた。じぶんを探すというのは永久に繰り 返されるべき問いであって、もちろん答えもない。正確には、

じぶんなりの答えを誰もが自分なりに一応は用意している

けれど、本当に納得できる「答え」もないだろう。僕も読者の皆さんも同じはず だ。

  この難問に高名といって良い哲学者である著者が挑む。

>「じぶんらしさ」などというものを求めてみんなはじぶんのなかを探しまくる のだが、実際わたしたちの内部にそんなものがあるはずはない。もしそのような ものが潜んでいるなら、そもそもそういう問いに囚われることもないはずだ。そ れより、じぶんがここにいるという感覚のなかに身を置くためには、眼をむしろ 外へ向けて、じぶんはだれにとってかけがえのないひとでありうるかを考えてみ たほうがいい。

  さあどうだろう?
  僕自身は「う〜ん、それは俺の考え方とは違うな」と感じた。この引用文は本 書の終わりから20%くらいのところに登場する。つまりこのあたりから本書は結 論に至ろうとするわけだ。さて、鷲田清一の用意した「答え」はなんだろうか。 じぶんとは何者なのだろうか?

  この感想文では引用しない。
  結論が重要なわけではないからだ。おそらくはこういう結論に至るんだろうな と思って、予定調和のようにその予想が的中したので満足感があった。ただその 結論に至るために、

読みながら何度も立ち止まって考える必要

があった。そのプロセスを味わいたいという人は試してみてください。難しいけ れど中高生でも読める、というより本書の属するシリーズ(講談社現代新書ジュ ネス)自体が中高生向けなのか、そうかそうか。


  夕方は相撲観戦。
  僕が応援している稀勢の里は13勝2敗で終わり、千秋楽(最終日のこと)まで 優勝争いに残った。うれしい。けど、前頭4枚目まで番付を落としただけあって 、相手に恵まれたという印象もある。やはりこの人には、

横綱・大関と前半でガチに当たる

小結くらいの番付にいて欲しい。とりあえず良かった。

  日馬富士(はるまふじ)の初優勝。
  安馬(あま)の四股名の頃から小兵(こひょう)力士で頑張ってきて、ついに ここまで来た。正直なところ、優勝するところまで力をつけるのはムリかなと思 っていたからビックリだ。もう少し体が大きくなれば綱も取れるかもしれない。 いずれにしても、おめでとうございます。

  他の力士は。
  朝青龍、明らかに力が落ちてきちゃったね。今場所は腰も悪かったのかもしれ ないけれど、ちょっと残念だ。えーと、5人の大関のうち3人が8勝7敗

あんたらさっさと陥落しろ

って言いたくなるよな。大関になるまではグイグイ上がってきて、その後は大関 やってるだけってのが多すぎる。それだけ、その下の力士が伸び悩んでいるんだ ろうけどね。


  夕飯のメインは豚肉のしょうが焼き。
  高めの肉を使って、今日は玉ねぎと一緒に焼いた。美味しく作れた。味を濃い 目に作ったほうが「らしい」から、水菜を添えて食べた。ほかには、ナスの酢の 物(自作大根の葉を入れた)。モヤシのナムル。茹でたアスパラ。昨日の甘エビ 刺の残り。冷奴にナメタケ風ブナピーとワケギをトッピング。モズク酢。今年初 めての

葉ショウガには味噌

をつけて。今日は忙しかったのかヒマだったのか、決めかねている。食後にウイ スキー。
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