予備校講師でわるかったな！

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いい年こいて、アニメですか

７月３日

  ８時過ぎ目覚め、10時前起床。
  眠りの充足感がなかったので２度寝を頑張ってみたものの、これといった満足感は得られなかった。せっかくの涼しい朝だったので残念だ。

  朝食の果物はサクランボ。
  まさに旬で、それが異常に短い果物だ。しかも高い。なんて言うんだろ、文庫本を２冊重ねたくらいの大きさのパックで、最安値になって400円を切るかどうか、くらい（定番品種の佐藤錦の場合）。毎年、

「よし、今が一番安い！」

と思って買って、２回くらい繰り返すと店頭から消えている。あまり主張のない果物だとは思うけれど、はかなくて美味しい。

  日常営業はいつもの通り。
  プールは600メートルで体重は64.75キロ。トウモロコシは安く買えたし弁当もおいしく食べられた。湿度の高さは変わらなくても、お昼過ぎには晴れ間も見えた。やはり蒸し暑く、布団が干せるほどでもない。

  夏期講習の準備はジリジリ進む。
  何年かぶりに担当する講座がいくつかあり、その１つは『夏からスパート　「基本英文法」』だ。タイトルの通り、かなりの基礎講座だ。第１問。

＞次の各文の不定詞の用法が、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法のどれ（以下略）
１、I went to France to learn French.

  ふむ・・・。
  これは準備に時間がかかるな。大変なことになった。何より、設問文の意味がわからない人がいるはず。フランスとフレンチは、まあ何とかわかるだろう（ドレッシングだと思う人も少しはいるかも）。ウェント。ゴゥ、ウェント、ゴーン。ここが難関だ。わたしは、フランスにウェント、と、りゃーんフレンチ。

りゃーんってことあるかぁぁぁぁあ！

  冗談はともかく、どんなもんなんだろう。
  たしかに、不定詞を勉強するとき、このイワユル３用法から入るのは王道だと思う。特に名詞用法。

動詞だったものが名詞になってしまう

なんて驚天動地とも言える。さて問題は、どのあたりから説明する必要があるのかないのか、である。夏からスパート！　は良いとして、どれだけスパートすれば追いつくのかも不明だ。なにしろ、ここから始めて残りは７ヶ月ぐらいだからなあ。

「目標を確認して」
「パターン青っ！　大学受験ですッ！」

あまり悩まないようにしたい。休日なので読書をする余裕もあった。

  『クローン人間』粥川準二を読了。
  クローン人間に代表されるクローン技術の現状と問題点を語るもの。
  2003年の発行で情報が古いことは措くとして、情報が未整理なままなれど、新書として一定の力を持つ本に感じられた。

  新書が持つべき力とは、「ある分野の素人さんに、玄人さんがアバウトな情報を伝えて関心を持ってもらうこと」だと個人的には考えている。
  もちろん素人さんがそれに啓発されてアカデミズムの世界に入るまでの必要はないと思うが、

「そっかー、おおまかにはこういうことだったんだ」

と感心できれば、それなりの功績を果たした本として認めてあげたい。それが僕にとっての新書の位置づけだ。異論はあるだろう。

  本書はタイトルこそ「人間」を用いているが、正確にはクローン技術をめぐる問題について語るものである。
  あとがきから引用。

＞本書は『クローン人間』という書名でありながら、クローン人間をメインテーマにしていない。クローン人間騒動が覆い隠してしまった問題構造こそが、本書のメインテーマである。そうではあるが、議論の出発点としてクローン人間の問題を避けて通ることはできないので、あえてこれを書名にした。ご了承いただきたい。この問題意識を少しでも共有していただければ幸いである。

  クローン技術そのものの科学的な説明は一部に限られる。
  メインとなるのは、その技術をどう扱うか（抹殺するか、禁止するか、放置するかなどなど）という問題である。

「リプロダクティブ・クローン」と「セラピューティック・クローン」の違い

などは、「クローン人間」という言葉しか知らない普通の人々にとっては「あれっ、そうだったのか」と気づかされる内容だろう。「クローン＝クローン人間→ 自分の分身を作ること」という認識（誤解というか不正確な知識）を持つ人がはるかに多いだろうし。

  ジャンルからして時間の経過による風化はもちろんある。
  でも、あくまで初心者向けの本として読んで見る価値はあるかと思われる。もう少し類書を読んでみたいなと思ったのが感想で、良かったらどうぞくらいがお勧めレベルでしょうか。

  夕方に銀玉店へ。
  仕事ばっかじゃ疲れるからね。相変わらず「エヴァ　最後のシ者」ばかり打っているわけですが、今はちょっと厳しい時期だ。ちょうど先週あたりエヴァの『新劇場版・破』が公開されたところで、クギが締まっているはず。銀玉を知らないエヴァヲタが詰め掛けているからね。この話題はまた今度。

  3,000円で52回転。
  う～ん、微妙なところ。18／１Ｋに届かず、他の台に移るには混んでいる。どうするかなと思ったところで、お、ＡＴフィールドフラッシュイン、あれ、何も予告が出ない・・・超長変動きました。

＞では、その手は何の為にあるの？

  レイ暴走モード(^^)
  やっぱ零号機は暴走が似合うよね。壁に頭をガンガンぶつけるとか、最高だよ。カンカンカンと８連荘。終了して40回転でブン投げ。そんなに回らないなら追う意味もない。２時間で時給諭吉２名。酒店に寄って、少し高めのワインや日本酒など購入して帰宅。

  夕飯のメインは豚肉のしょうが焼き。
  みりんを利かせて、ざっと茹でたインゲンを仕上げの直前に加えた。良いお味。いろいろと野菜を食べて、洗濯して、お皿を洗ってＰＣの前へ。ちょうど９時前で計算通り。実に珍しくＴＶをつける。『ヱヴァンゲリヲン　新劇場版・序』の放映があると知っていたのだ。

  ああそうか、これって。
  昔のＴＶ版（96年くらい）を再構成したものみたいね。あれは30分で全26話だったから短縮しているところがたくさんある。画像がキレイで、銀玉『シ者』で使われているシーンがたくさんある。これはなかなか面白い。だって、

もともとのエヴァって救いのない暗いストーリー

だったからね。詳しい感想文は、もし覚えていれば明日の日記にでも。

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