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しめりすぎ 7月8日
  8時半から始動。
  明け方から雨が強く降ったりやんだりを繰り返していたみたいだ。雨かどうか で、生活パターンというより、組み立てを変えなければいけないから面倒だ。 さすがの天気予報も、このところ正確には当たらない。曇りと予想していてもこ のように雨が降り、また同時に晴れ間が見えることもある。

  10時近くになって雨がやんだ。
  かなり不安定な空模様なれど、このチャンスを逃すと外出できなくなると見て プールへ。600メートル。続いてスーパーへ。2,842円。これはまあどうでもいい か。雨がパラパラ来たのでいったん帰宅したが、本降りにならないようだ。また 外出して整骨院。これで日常営業外出3点セットは終わった。


  エアコンをつけて仕事。
  除湿モードで温度プラマイ0にしておくと、足元が寒い。外は蒸し暑いという のにと思いつつ、温度を+1度に設定する。複雑な世の中である。

  夏期講習の準備は進んできた。
  教材・テキストともに準備コンプリートの講座も少しずつ出てきた。たしか3 日前の日記で「全てはカオスの中へ」といったことを書いたと思う。秩序が訪れ る前触れとして、混沌は大切だ。いや、不可欠の要因と言ってもいいかもしれな い。一度なにもかもがゴチャゴチャになるから、整理がつく。整理する必要も出 る。

  いちおう受験勉強に敷衍させておこう。
  あの項目とこの項目がごっちゃになる。こういう状況はよくある。卑近な例を 挙げれば、仮定法を勉強していたら時制がわけワカメになった、といった状況の ことだ。最初はそんなものだと思う。ワカメの親父ギャグは古いとも思う。


  いちど混乱するから整理が始まる。
  混乱の中にいれば、秩序を作り出す意味が生まれている。勉強ができるように ならない受験生というのは、自分が混乱の中にいて、

今こそが秩序を自力で構築するチャンスだ

と認識できないままなのである。ごっちゃになったところで、嫌気がさして、お しまい。思考システムが3歳児レベルで、

散らかしたから片付けよう

とまで考えられないだけのことだ。むしろ、秩序を作りたければまずは散らかし てしまえ、とも言える。意識的に散らかせない人は、整理整頓ができないのであ る。今日もいいこと書いた。今日も? も?


  スキを突いて逃避としての読書。


  『シェ松尾物語』松尾幸造を読了。
  泣く子も黙る高級フレンチレストラン『シェ松尾』の創業者による自伝エッセ イ。
  成功者の物語の多くがそうであるように、ワクワクして読める好著。

  僕ですらその名前を知っている『シェ松尾』。
  本書にも出てくるように、皇族の方々までがご利用になるようなレストランで ある。ハンパねえよ。僕の人生が何か間違った(または正しい)方向にころがっ ていかない限り、この店を訪れることはないだろう。まあたとえばペルーとか樺 太とかセネガル共和国に行くことがないのと同じで、個人的には異国であって異 境である。というわけで疑似体験をするために読んでみたわけです。

  松尾氏本人の生い立ちや修行、レストランの1日など。
  なるほど確かに、この店がどうやって生まれたのかがわかるようになっている 。経営方針なんていうものも、たとえこうして使うことが一生ないだろう僕にも 理解できる。へぇと思ったのはこんなところ。

>よく、「タバコを吸う料理人の料理は信用しない」と言うグルメの方がいるそ うです。「舌が麻痺して味がわからなくなる」ということらしいのですが、実際 はそれほど変わるものではありません。吸った直後ならば味が変わって感じられ ることもあるかもしれませんが、料理人は、朝厨房に入ってから夜仕事が終わる までタバコは吸えませんので、プライベートでタバコを吸っていても、ほとんど 影響がないのです。(中略)
  それに、前にも書いたとおり、「味がわかる」というのは決して舌だけの問題 ではないのです。むしろ気をつけねばならないのは健康状態です。いくら「味が わかる」料理人でも、さすがに風邪の時には正しい判断ができなくなります。な により重視するべきは健康管理。そして、健康状態が不安な時には妙な見栄を張 らずに同僚に味をチェックしてもらう姿勢です。まあその観点から言えば、タバ コを吸わないに越したことはないのでしょうが……。

  なるほど(-。-)y-゜゜゜
  最後の「その観点」が何を指すのかわからないのは措くとして、言いたいこと はよくわかる。僕は決して「味がわかる」人間ではないけれど、味覚が身体全体 で行われるものだというのは何となくわかる。平たく言えば、

その人が今まで何を食べてきたか

によっても「味覚」は変わるだろう。本書の最後にお店の典型的メニューが掲載 されている。

>富山産岩牡蠣のフリカッセ 西洋ゴボウとキャビア添え ライム漂香

どういう料理なんだろうか。説明の文章もあるのだが、読んでも味の想像がつか なかった。食べてみなけりゃわからない、食べてみてもわからないかも。


  授業はFクラス。
  そうそう、早くも今週は1学期最終回なんですね。このところの僕の思考は2 つに集約されていたので、あまり意識していなかった。え、その2つ?

1、夏の準備マジでしんどいですけど?
2、夏になるとほとんど休日がないんですけど?

  愚痴はともかく、簡単にマトメね。
  いいんでないの、Fクラス。以上。冗談はさておいて、順調な仕上がりとまで は行かないかな。6月の定例試験の偏差値がちょっと悪かった人もいたからね。

個別の留意量をもう少し増やす必要

があるかもしれない。

  授業進行はやや丁寧になり過ぎたかな。
  初めてのテキストということもあって、大胆さを欠いたかもしれない。生徒様 に解説してもらうというスタンスは基本的に変えないけれど、夏からはピッチを 上げて演習の時間を増やしていきたい。良い結果が出せると予想するし、それな りには自信もある。


  帰宅して夕飯。
  昨日のカレイは1日たって味が増した。やっぱヒラメ・カレイ系には「寝かして良化」があるのかもしれない。一昨日の鶏スペアリブ昆布煮最終日は、鍋にシメジを加えて食べた。こんなことばかり真剣にやっている。


  出勤時も帰宅時も、ときどきパラリ雨。
  洗濯物が乾かないどころの騒ぎではなく、湿気で体が重く感じられさえした。体調不良とまでは言えなくても、なかなかの不快感だ。そうそう、帰宅時のポストには

ワセヨビの夏期テキスト

が到着していた。梅雨明けまではまだ時間があるようで、夏の開幕まではそれほどの時間がなくなった。この湿度、何とかならないかしら。
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