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化学はいつも「5」だった |
7月26日 |
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6時半起床。
今日はこの夏2回目の休日。明日からは午前中に授業があるので、朝型の生活
ペースを作ってきた。8時間以上の睡眠。それほど日常から離れないかたちで、
ゆっくり休みたい。風呂掃除、朝シャワー。
朝のうちに仕事。
自宅で授業準備をするのは楽しい。正直なところ、手を抜けばいくらでも抜け
る箇所に時間と手間を大量投入している。じっくり進める。
10時にTVをつける。
将棋講座。空腹になったので1回目の昼食を作りながら。まだ弁当を買いに行
ける時間でもないし、将棋も見たいから。ソーメンをゆでて、納豆とミョウガの
千切りをかけ、上からソバつゆをかける。納豆は大豆だから鉄分が豊富だ。食後
にビタミンCのサプリを飲む。貧血の克服を考える休日である。
続いて10時20分から対局。
解説の聞き手は、いつもの矢内ではなく千葉涼子女流三段。
なんだよ〜ヤウチじゃねえのかよ、金返せNHK!
と全国民が思ったはず。ネズミ女、なんて言ってはいけない。千葉は3年くらい
まで聞き手を務めていたが、以前と声がゼンゼン変わっている。声作ってんじゃ
ないのか。外見もずいぶん変わった。
たぶん、収録の都合だろう。
ふだんは聞き手の矢内自身が、来週あたりに対局者として登場するはず。矢内
はNHK杯で唯一の女流枠に今年は入れたからだ。いくら収録とはいえ、
対局者と解説の聞き手が同一人物
ではヘンだから、この数回ほどは千葉涼子が代打となるのだろう。悪口を書いた
が、彼女は聞き手として極めて巧みだし、話術も良い。
お昼から外出。
半ズボンとサンダルとTシャツで街に出た。家でゴロゴロしているより、多少
は行動したほうが血も増えるだろうし。朝から強烈な晴れ。33℃くらいで湿度も
高く、絶好の熱中症日和といえる。もちろん対策していったし、基本的に建物の
中を移動した。
書店。
この場所ではポーズが固定される。平積みの本を見るため、立ったまま視線を
下に落とす。ときどき、書棚にささった本を見るので首を上げる。何となく立ち
くらみを起こしそうな動作なので、何も買わずに去る。
紳士服売り場。
靴下と下着をそれぞれ2つ買う。ちょうど夏物のセールをやっていた。ユニク
ロ系の安物ではなくて、ちゃんと1足1,000円くらいするもの。パンツは2,000円
くらいかしら。どっちにしても安売りなのでお買い得感は大きかった。
ついでにパジャマを見る。
けっこうイロイロあるし、値段もそこそこだ。安くても4,000円くらいかな。夏
物のパジャマはあんまり持っていない。汗かきで一晩に最低1回は着替えるから
、Tシャツで足りるというところ。近くにジンベエもあった。夕涼みには良さそ
うな和服だけど、
いかんせんオッサンくさい
と思う。デザインも、和室のない僕の家にはマッチしない。
ほら、20代前半の坊やが、花火大会なんかで浴衣を着るじゃない。
彼女の浴衣にあわせてるんだけど、なんかミットモナイでしょ。ああいう感じ
。浴衣が似合うのはどんなに早くても30代後半、ジンベエに至っては
40を過ぎなきゃポンチ絵レベル
だと感じる。美意識が許さないというか、僕はまだ30代だ。これも見送り。
地下の食品売り場で日本酒を1本。
2回目の昼食用にミニヒレカツ丼。豚肉は、まあ直接は貧血に役立たないと思
うが、たしかビタミンB6とか12とか、夏に不足しがちな栄養素が多いはず。今
の記述はウロ覚えなので責任は取れません。少しお高い刺身を買って帰宅。まだ
2時過ぎだ。
エアコンをつけてマターリ。
部屋を閉め切ったのを良いことに、作戦を開始。昨日の日記で書いた、観葉植
物についた小さな虫を駆除することに。名付けて、
ウザイ虫ジェノサイド in 2009
だ。「名付ける意味があるのぉ?」と思ったのはきっと女子読者だろう。男子て
のは作戦好きなんだよ。「ジェノサイドって何だっけ?」と思ったのは受験生か
な。 genocide で大虐殺ってこと。
植木鉢5つを集結させる。
部屋のあちこちから、液体電子蚊とり(という器具名なのだろうか?)を集め
てくる。4つだ。詳しくは知らないが、1つで8〜10畳用だろうか。それが4つ
。
「なんで独り暮らしなのに4つもあるんだ、んなもん?」
と思った人もいるかも。僕は虫が大嫌いなので、各部屋に設置できるように用意
してあるのだ。ちなみに、予備にもう1つある。取替え液の封を切りたくないか
ら、4つで勝負だ。植木鉢にフッと息をふきかけると、数匹が飛んだ。使徒を肉
眼で確認(-_-メ)
作戦開始。
「間髪入れないで次っ!」とか「シンジ君はやく!」とか「私は初号機を守れ
ばいいのね」とか「あなたは死なないわ」などのセリフは必要なく、スイッチを
入れるだけ。重力の誤差修正なども不要。部屋が甘ったるい匂いで満たされた。
さて、読書。落ち着いて読めるのは久々だ。
『やせれば美人』高橋秀実を読了。
愛妻のダイエットの記録を描くエッセイ。
この著者らしく、そこはかとないおかしみが漂ってくるけれど、全体としては
イマイチかな。
著者の愛妻は158センチ80キロ。
結婚して10年で30キロの増加である。ダイエットは嫌い、動くのは嫌い、好き
なものは食べたい。そんなんでダイエットになるのかと読者も著者も気を揉む。
全12章を乗り越えていかなる結果が得られたか、それは読んでのお楽しみ。序章
から引用。
>やせれば美人。
とは妻の口癖だった。太っていることでカモフラージュされているが、実は美
人ということである。あからさまな美人は現状維持に気を揉むが、「やせれば美
人」はどんなに太っても維持できる。むしろ太っていないと維持できない。まさ
に怖いものなし、という迫力で、彼女は誰と会ってもひるむことなく、前髪を上
げ、顔の中心部を相手に見せつけ「どうだ、やせれば美人でしょ」と言わんばか
りに威風堂々としていた。
この手の面白さが好きになれる人には読む価値があるかも。ダイエットそのもの
というより、ダイエットの周辺を語るもの。それはさておき、これは稀に見る秀
逸なタイトルだと思う。
相撲を見始めたあたりで、虫の具合を確認。
ほぼ、使徒殲滅。でも、たぶん土中にまだ隠れているヤツがいるんだろな。死
骸が鉢の回りに落ちていたので掃除機をかける。ついでにエアコンを切って、外
の空気を入れる。蒸し暑い。相撲は順調に白鵬の優勝。我が稀勢の里は9勝6敗
で、なんだか冴えない。大関取りはまだ遠いね。
夕飯は様々に。
メインは牛肉とピーマンとネギのオイスターソース炒め。ピーマンはほとんど
食べないが、何かの栄養素が多そうだしと買った。サブはホンマグロの赤身。す
ごく高かった。赤身のくせに
100グラム800円
ってすごくないか。マグロの赤身は鉄分が多いと知っていたから。青森県大間産
の天然モノだけある味だった。
野菜も様々に。
珍しいところはモロヘイヤのセロリのサラダ。モロヘイヤは葉酸が多い(たぶ
んカロチンやビタミンAや鉄分も多いのでは?)。葉酸は鉄分吸収の補助になる
から、という理由で買った。生食できるんだね。塩コショウで揉んだら、少しヌ
メリが出た。そんなに旨いものではない。
この日記を書きながら食後酒。
ふつうに日本酒を冷したもの。オツマミはゆで卵の味噌漬けとチーズ。タンパ
ク質も鉄分吸収を後方援護するはずだ。要するに、
食事とはバランスが全て
とも言える。
明日からはこの夏最初の多忙期になる。
貧血さえなくなれば何も問題がない。自分に言い聞かせている。こういうのは
化学じゃなくて薬学でもなくて、栄養学のような。どれも絡みあう学問
である。ちなみに、件名は高2のとき。そりゃ、10段階評価だったけどな(@^^)/~~~
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