予備校講師でわるかったな!





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じっと耐える日々は続く 7月29日
  疲れをいちばん感じる中日(なかび)。
  5日連続の3日目だ。睡眠時間は昨日とまったく同じ。明け方が少し暑くて、 眠りの質が少し落ちたのがよくわかった。就寝時にエアコンをタイマーでかけて 、午前2時くらいから窓を開けて寝るのが夏のパターンだ。エアコンの空気から 離れる時間は必要だ。それだけに、早朝の熟睡が必要なんだけどな。

  湿気がからだに乗っかってくる。
  朝食には小さなサラダも食べた。フルーツは桃。今年もワイセツなヤツである 。他はヨーグルトと食パン1枚とヤクルトでいつも通り。息を吸うだけで水分が 補給できそうな空気のなかで出勤。


  2コマ目は『基礎英文法』。
  なかなか大変であるなあ。まず、僕が教壇に立った瞬間には、テキストは開い ていない(例外はいる)。板書から入るようにしている。基礎クラスの場合、文 字を書くことで脳みそが起動するからだ。上位クラスだと、

今日はどのあたりが重要なのか前ふりトーク

から入るものである。

その前に黒板に

>P.14

と大きく書く。「第3回です、じゅうよんページを開いて」というだけでは、な かなか開かないと思われるので。


  僕が熱弁をふるっている瞬間、生徒様は大きなアクビをなされる。
  これは1限だったかな、もう区別つかん。別にさぁ、生理現象だからアクビし て悪いとは言わんが、あなた様のお利口なお顔がこっち向いてアクビしてたら、 こっち(僕です)の意欲を削ぐとか思わんのか。思わないんだろうなあ。だいた い、TVの画面を見ているのと同じ感覚なのかもしれない。そもそも、

アクビした顔が可愛いのは宮崎あおいだけ

なんだよ。冷静にお説教し申し上げる。

>あのさ、アクビしたっていいよ、別に。だけどさ、皆さんもたいがいに16歳と か17歳とかオトナでしょう? 目の前に俺が立って喋ってんだからさ。手で口お さえるとか、下を向くとかあるでしょう? 君たち大学に行くんだからインテリ になりたいんでしょう? アクビづら人様に見せつけるインテリ候補生がいます か?

どんだけ疲れるかわかるかオマイラ(-_-;)


  と書いてはいるけれど、もちろんそんな生徒様ばかりではない。
  さすがにね。真面目に勉強して成果を出している組と、真面目にやってるんだ が全くワカランチンの組に分かれているかな。特に英語は

中1からの5年間の蓄積

で成績が分かれるという部分はあるので、わしらとしてもできることには限界が ある。授業後に某CFにもそのあたりのことを振られて、答えようがなかった。

人生は、だいたいやり直せない、

というべきか。


<先書き始まり>

  このタームの担当に関して、不思議なこと。
  今日の2クラス、降板した2クラスともに、L〜Cクラス対応の講座だ。『構 文』はCの下位生が多少いるだろうか。『文法』はLクラスの下位か、夏から受 験勉強をはじめる講習生向けだろう。降板した『コンパクト』も同じようなもの だし、同じく『頻パタT』もL〜C対応。僕は柏ではQクラス担当だから、

あらゆる意味で無関係のレベル

の講座たちということになる。そうそう、通年授業はL→C→Q→Fの順でレベ ルが上がるのです。

  予備校の意図はよくわからない。
  ただ、実際に教壇に立つ僕のような講師からすると、『頻パタT』はともかく 、他の3つの講座は以下のような位置づけに見える。

1:昔から在籍する下位生を引き上げる
2:夏から参加する講習生に入会してもらう

つまり、ふだんLクラスを担当している講師が適任かと思う。じっさいに、多く の校舎でそういう講師配置になっているはずだ。成績がふるわない生徒様の場合 は、「2学期もこの続きでやりましょう」と講師に言ってもらったほうが、ソノ 気になる可能性も高い。

<先書き終わり>


  帰宅して整骨院へ。
  いつもは午前中なので、とうぜんのように先生と質疑応答。

先「午前は授業でしたか」
僕「はい、これから夜もですが」
先「そりゃたいへんですね」
僕「稼ぎ時なもんで」
先「お盆あたりでは一息つくんですか?
僕「つきません」
先「え、お休みはないんですか」
僕「ありますけど、連休は2日だけです」
先「きっついですねえ」
僕「もちろんヒマな週もあるんですが」
先「まだ7月ですよね」
僕「半ばから始まったんで、長い長い(@_@;)」


  昼寝は15分しかできなかった。
  洗濯は朝のうちに済ませておいた。時間がないことは事前にわかっていたから 、備えておいたわけだ。蒸し暑い中でワセヨビに出勤。今日も出席率100%。遅刻 者ナシ。3日目ということで授業にも慣れてきたようで、

授業の流れを生徒様が作っていく

ようになってきた。講師がハイペースならそれについていく、という良き流れだ 。今日から読解編に入ったので、少し丁寧に進めた。非常に快適。


  帰宅して夕飯。
  長ネギとシメジとショウガの炒め物。帆立の刺身。レタスとモロヘイヤのサラ ダ。茹で枝豆。冷奴はワサビ漬けをトッピングに。ゴーヤとミョウガの酢の物。 「おかひじき」は油揚げと一緒に食べ切り。ハスのキンピラ。

  夏の夜のキッチンは暑いあつい。
  風呂上りということもあってほぼ全裸で調理。エアコンは使わずに湿った外気 を入れて、汗をかきつつビール。うまいのなんの南野陽子(どこまで古いんだ) 。今日も1日がんばった、という充足感がある。冷酒を少しだけ呑みつつ日記。

もう少し時間があれば

とも思うけれど、これはこれで充足した日々なのかもしれない。貧血は今日も出 なかった。
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