予備校講師でわるかったな!





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待ち望んだクールを入手 7月31日
  7時間半睡眠。
  ひさびさの涼しい朝で助かった。早朝には窓を閉めて寝ることができた。入浴 、洗濯、いつものような自宅の朝食。出勤前はエアコンをかけて汗が出ないよう にするのだけど、今朝はその必要もなかった。汗をかくことのない出勤。これが すごく体にラクでありがたい。

  出勤日でカウントすると今日が15日目。
  残りは25日間で、今日が終わればこの夏唯一の連休になる。2日間だけど。夏 の総コマ数は110コマで、40コマ終わった。なんとか35%は過ぎたってところです か・・・。


  このタームの柏校は終了。
  何とかかたちにはしたんじゃないか、という自己評価。というより、順調にな らなさそうな生徒様が欠席遊ばされるようになった、というのが真実かもしれな い。2コマとも後半3日は出席率70%弱ですかね。3日で20%減ったわけだ。初 日から90%というのが、なんかすごいなと思う。

  逆に言えば、出席者はがんばっていたと思う。
  どちらのクラスも解説してから、まさにその問題の予習を直すという作業をし てもらった。習ったこと・聞いたこと・知ったことを、

自分で活用する

という練習である。理解度に差はあれど、それなりには手が動くようになってき たとは感じられた。聞いてうなずいてオシマイ、というのが最悪の受験勉強であ ることだし。


  また一方で、たいへんだなあと思う機会も多かった。
  人数的にはわずかなのだけど、学力の問題ではなく、説明を聞くことができな いという生徒様も何人かいらした。この場合の説明というのは、

せいぜい連続して3分間

である。たしかに3分間の説明というのは永遠のごとき時間に思えるかもしれな いが、黒板を使い、指差し、例を挙げて(話すのではなく黒板にメモをする)説 明するのだから、3分間くらいはどうしてもかかる。

  トリップしている。
  視線は、どこにもない。自分の前の席の虚空を見つめて、全ての思考と時間が 停止してしまうようなのだ。他の生徒様がみんなこっち(僕と黒板)を見ている ので、どうしても目立つのだ。困ったなオイ(・_・;)

デイタイム・ドリーマー、夢追うキミ。
君には輝く未来がある。
キミの可能性は無限大。

  ここでスパッと指名して

「君の前の席に、っていうか、君の視線の先に何があるんだい? 清き真理か?  あるいは象徴としての青き月?」

と質問したくなったが、当然やめておいた。
  別に誰かが迷惑するわけでもないことだし、たぶん注意しても治らないと思う し。受講すなわち実力アップではない、という自覚が芽ばえればいいと思う。すいぶんと冷めている。なんかさあ、自分でもイヤなオトナになったな俺。担当CFの先生は大変そうですけど・・・。


<先書き始まり>

  1年間の計画というものがある。
  あるクラスレベルを担当すれば、夏にはあの講座でアレを、冬にはあれをヤル から、1学期(2学期)のここでナニを仕込んでおけ、と

1年を通じたシミュレーション

を全てやっておくわけだ。自慢にもならないけれど、僕は市進で14年もやってい るから、具体的に何をいつどこまで(あの講習のあの講座のあの授業回で、とい うレベルまで)やるかをざっと決めておくことができる。

  それくらい、計算している。
  何しろ、予備校の授業なんて、絶対的な回数が少ないのだ。その授業が抜ける と、生徒様に伝わらない内容はあるのだ(特に歴史系科目にはそういう傾向と性 質があるはず)。だからこそ、通年授業時に「この項目は今やりたいけど時間的 制約があるから講習に回そう」と思っている項目もたくさんあるわけだ。という ことで、やはり

通年担当クラスにあった講習クラスの担当

が望ましいですね、というお話でした。

<先書き終わり>


  この5日間、昼飯の弁当は柏タカシマヤ。
  いわゆるデパ地下なのだが、予想したよりも店の数が少なかった。この店舗は 建物が3つくらいに分かれているようで、僕が5日通った地下以外にも店があっ たのかもしれない。探検する元気は全くなかった。弁当は、どれも普通の水準。

  午後も涼しかった。
  それでも28℃くらいにはなったか。最終日とはいえ、ペースは崩さない。家事 を済ませ、少し本を読み、短く昼寝。かるくエアコンをかけた。降板という自分 に許せない敗北をした以上、この5日間は美しく終えなければいけない。


  ワセヨビ。
  残念ながら、最終日にして初めて欠席者が出た。パーフェクトならず。

  授業は順調だった。
  やっぱ2年生だからね、未習得事項が多かったようだ。かなり丁寧にやった。 一昨年と昨年は市進で2年生のハイレベルを担当していた。その経験で身につい たことは、いくらハイレベルでも知らないことは知らないし、忘れるものは忘れ ている、という事実だった。

そこを丁寧にフィードバックするのが意外に重要

というのは、今年続けて3年生になった彼らを教えていると気がつく。低学年の うちに基礎をじゅうぶんに刷りこんでおくこと、これはとても重要だと思う。み んな真面目でやりやすかった。


  授業の最後で、通年授業の宣伝をしておいた。
  2分足らず。講習生が7割くらいだったので、その必要があるかと個人的に判 断した。せっかく講習生率が高いのだから、

授業後のスタッフによる情宣活動が有効かと思う

が、それはなかった。何より今年の僕は新人、全体の流れは見えていない。これ がワセヨビ的デフォルトなのかもしれない。なお、そこで話したように、僕の通 年担当講座(高2英文解釈MB)は

この講習より1枚レベル落ち

なので、そのあたりも検討してもらえるとありがたい。8月3日からも同じ時間 帯で授業があるので、授業前後のご相談などもお待ちしております。


  帰宅して夕飯。
  メインはヒラメ刺。きょう作ったのはナスと自家製大葉と昆布の浅漬け。他に は生セロリやゴーヤの酢の物や納豆やキムチや冷奴など。いつもと違ってビール を1缶350MLにおさえ、日本酒を1合。食後に日記を書きながら赤ワインをペリ エで割って呑む。おいしい。

  体調の問題もあって、呑みたいだけ呑むというのも久しぶりだ。
  別に酔っ払うほど呑むわけではなくて、就寝時間を考えずに気楽に呑めるとい う意味だ。

束縛を自分に課す主義だから、たまには束縛を外したい。

それでも多少のタガを自分にかけておくのが、このA型という人種である。短すぎ る夏休みは、単にボーッとして過ごすと思う。とても涼しい1日だった。
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