予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

夏休み同然 8月3日
  7時過ぎ起床。
  9時間睡眠かな。何とか休肝日には成功した。酔ってないから全く眠れなくて 、時間を無駄にしたような気がする。体には良いことなのだ、と自分に言い聞か せるより策はない。じっさい、体は軽くなったような気がする。昨日が重すぎた だけかも。

  今日から10日連続で授業がある。
  どこまで続くぬかるみぞ、という気がしなくもないが、実はここからお盆あた りまでの15日間はわりにラクな日程である。特に今日からの5日間は

18:40〜19:50の1コマ

で、件名の通りである。日程の割りふりさえうまくやれば、この時期が本当の夏 休みになっていたかもしれない。でもまあ、少しでも仕事があるなら幸いなこと 、と考えておきたい。


  午前中に工事の人がやってきた。
  新居の2年点検の修理のためだ。本当は先月中に済ませるはずだったが、イロ イロと日程があわず、ここまでズレこんでしまった。修繕箇所自体は1年半前に も直してもらった箇所。

引き戸上部レールの剥落

である。たいしたことではないけれど、実際にレールが落ちてくると面倒である 。

  修繕は前回と同じく、両面テープによる接着(-_-;)
  あまり根本的な解決になってないじゃないかと申し出ると、そういう仕様なの だと言われてしまう。新居の無料修繕は今回が最後(6ヶ月・1年・2年の3回 )なので、その両面テープを1本もらっておく。あとは自分でやれ、ということ だ。このくらいは仕方がないかね。


  お昼ごはんはラーメン店。
  前にも1度来たことがある。これと言って旨かった記憶はないけれど、体調も 上向きでラーメンでもいっちょうコマしたろか、という気分だったのだ。ラーメ ンってコマすもんだろうか。ゴマ味噌味のつけ麺は高いだけで、どうってことな し。つけ麺が旨い店ってのもあるのかな、ラーメンの世界はよくわからない。移 動。


  手話教室へ。
  1回休んでしまったので、早めに教室に入って受講生に前回の内容を教えてい ただく。感謝。授業は読み取りの練習の続き。そうそう、前回(ヒマここ)の正 解は以下の通り。

・手話をしている女性はろう者だが、その息子は健常者である。したがって、母 は手話で息子に話しかけるが、(どうやら)息子は言葉も使って母に話しかける 。(たぶん)息子は自分の母がろう者であることを(何となく)わかっているよ うだ。

  ご存知かもしれないが、耳が聞こえなくなる原因はたくさんある。
  遺伝という説もあるにはあるが、このように親がろう者で子がろう者ではない 、ということも普通にある。この場合の問題点は、当然のことながら子どもの言 葉にやや遅れが出ることだ。何しろ、言葉というのは親が話しかけてくるのを聞 いて学ぶものだから、聴き取りの機会が少ないと習得が遅くなる。

  そういうこともあるのだなあ、と思わされる。
  言うまでもなく、僕たちにとって耳が聞こえる(話せる)というのは当然のこ とでありすぎて、聞こえない(話せない)という状況を具体的に想定するのは難 しい。たとえば、こうしてPCに向かって何かを書いているときも、

気がつけば小さな独り言をしつつ

文章の組み立てを考えることはよくある。文章のバランスが悪いなと思ったとき に、小さな声で音読してバランスを考えることは多い。そう、こういったことが ろう者にはできないのだ。


  授業は僕だけ難航((+_+))
  例によって「口話(こうわ)」の読み取りを強いられるのだけど、僕は全くと いっていいほど口パクが理解できない。どうしてもわからない。今日なんか、

「よく」

という2つの音の口パクが読み取れなかった。オ段だけはわかる。おちょぼ口に なるからだ。しかし、それ以外の段は全て同じに見える。

  ちなみに、手話単語自体は「うまく」という意味で、これは既習事項。

「うまく」(←手話単語の直訳)
   ↓
「よく」(←口パクの読み取り)

  これができないのである。どんなに一所懸命に口もとを見てもわからない。相 変わらず他の受講生は女性ばかりで、彼女たちはちゃんと読み取れるというのに 。口話が読めないと手話で会話することは非常に難しくなるそうで、僕としては 困るばかりだ。どうすりゃいいんだろ、泣きたい。


  さらに移動して魚屋さんに寄って帰宅。
  もう遅い午後だが、なにぶん授業が1コマなので時間がある。コーヒーを淹れ て、講習の1部の講座のプリント作りについに着手。かなり時間をかけて下準備 をしたもので、

それらを一気に吐き出す

ように書いていく。かなり集中した。完成は木曜日か、もう少しズレこむか。土 曜日からのぶんは確実に金曜日までに仕上がる。当然だ、出勤だ。


  ワセヨビ。
  以前の同僚講師と出くわして口アングリだった。というのは文章上のウソで、 このタームに会うだろうなとは知っていた。5年以上も拝顔の名誉が与えられな かったので緊張した。シンプルな情報交換、というほどではなかったかな。狭い 業界なので、こういうことはよくある。

  授業は高1・2合同の基礎レベル英文解釈。
  初顔あわせの生徒様がほとんどで、授業ペース作りに苦労した。1年生の場合 は

予備校の空気を吸うのも初めて

だろうから、空気を和らげるのが大変だった。僕自身は高3になってから予備校 に通ったので、その授業ペースの速さに腰を抜かした(比喩)記憶がある。授業 内容というより、ペース作りに忙殺されて5日間が終わるとみる。低学年はそれ でいいとも思う。


  1コマなのでラクチン。
  サクサク帰宅して夕食。メインはキビナゴの刺身。これ、酢漬けで食べること が多いけれど、生食できるんだね。そんなに旨いものでもない。サブは生ウニ刺 。これは非常に旨かった。とろける。高いけれど1回でそんなに食べられるもの でもなく、日持ちもするから少しずつ食べていきたい。他にはいつものような野 菜料理各種。日記を書きながらの冷奴と日本酒も旨かった。休肝日をもうけた甲 斐があったとも思う。

  この生活ペースが、あと4日続く。
  細かい用事があっても、授業自体が少ないからノンビリできる。もう貧血も完 治したと思われる。少しだけの緊張を維持しながら、本格的な後半戦に向けて準 備を進めたい。気分は細切れの夏休み。真夏日ギリギリで、午後からは少しだけ 晴れた。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ