予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

泥にまみれた夏の終わり 8月30日
  8時過ぎ起床。
  このタームは生活リズムを作れずに終わることになった。寝入りばなはひどく 暑くて、ひさびさにクーラーを使った。すると2時間くらいして

お腹がピー

となり悶絶した。窓を開けてふたたび眠ったら、朝方になって今度は異様に涼し くなった。起きてみれば曇り空。台風が明日あたりに来るそうです。


  ワセヨビから給与明細が届いていた。
  ほう、夏期講習ぶんも記載されている。あれ、通年授業のぶんと違う扱いだぞ 。そうか、ワセヨビは学校法人だから、

講習ぶんは給与ではなく講演×扱いになって、×制面での優遇措置が・・・経費 を・・・インチキに・・・。

「おい、それ業界の秘密だろ! そこグレーゾーンなんだから書くなよバカ!」

またまた、ウブなことを。今日も期待して読んでるくせにな(^。^)y-.。o○


  というわけで、選挙だった。
  どういうわけだったのだろうか。投票には、もちろん、行かなかった。ええ、 国民の恥さらしですよ。国民の義務を放棄しましたよ。人でなしですよ。予備校 講師ですよ(あっ)。

「おまえ、昨日の日記で行くって書いただろ!」

  そんなこと書いてないっすよ。
  どこをどう誤読したのでしょう。皆様の投票意欲を削がないように、投票奨励 ファッショ(あっ)に迎合するように、書いただけっすよ。最後のセリフ? あ あ、あれ?

銀玉エヴァのカヲル君の有名なセリフ

ってだけですよ。伏線は張っておいたけど、打たない人には確かにわからないか な。フザけているのは、それだけ真面目に考えているということ。


  午前中はこの3日ほど同じ。
  とりあえず、明後日のワセヨビぶんはコンプリート。その2日後の市進ぶんは まだまだ。細かいプリントなどを処理していって、外堀を埋めるように進めてい る。来週の火曜日あたりには落ち着くかな。

  外出の用事も同じ。
  台風が来るようなので、明日の夕食分までの食材を確保。昼食は中華弁当でた いがいに飽きた。こういう単調な日々も今日までだと思いつつ出勤準備。曇り時 々雨で最高気温は26℃くらい。


  授業は順調に過ぎた。
  例外もあった。2コマ終わって最後の1コマのために教室に行けば、黒板消し が入っていなかった。2・4限のあとには黒板消しが入るというのは、市進予備 校共通のルール。この夏で2回目、前回は8月8日だ(「一言」に書いた)。柏 校はこの夏20日目なので、

黒板消しのバイトが仕事をしない率10%

というところだ。とても良い気分だ。働かなくてもお金がもらえるバイト、それ が市進の黒板消し。最高だ。前回はスタッフに文句を言ったので、今日は言わな かった。

  最後のコマが終わった。
  気分よく講師室に戻ってきた。やった、ついに夏が終わった。110コマ完遂。こ の校舎は構造上、授業から講師が戻ってきた姿をスタッフが見るのは難しい。だ から「お疲れ様でした」の一言も拝受できないままに席に戻ることになる。ま、 それはいい。構造上の問題に過ぎないから。

  もっとも、僕はすぐに講師室の椅子に座らない。
  手を洗うためにトイレに行くからだ。すると、バイトか職員かよく知らない男 性とすれ違ったので、僕のほうから「お疲れ様でした」とアイサツさせて頂いた 。すると、その男の返事。

「・・・はい」


  とても気分が良い。
  相手の目すら見ないで形だけのアイサツ、最高。

「お疲れ様でした」に対して「はい」って、日本人なのか。

明らかな年長者(僕ねw)に自分からアイサツできない若者、最善。心が晴れ晴 れとして、未来への希望に満ち溢れる。ま、最近では社会人でもそんなバカが多 いから、諦めてはいる。目を見てアイサツしないあたりは劣等人種で、「はい」 に至っては幼稚園児程度の知能というところかな。とにかく、最高の気分で夏を 終えることができて嬉しかった。


  やっと夏が終わった。
  長かった。7月15日から今日まで、市進100コマ、ワセヨビ10コマ。降板騒ぎが あって、当初より10コマ減ってしまった。人によってはこれでも少ないとなるだ ろうけど、僕としては限界。通年授業時をもう少し忙しくして、

夏は100コマ以内にしたい

とは、すでに5年くらい前に書いたかも。なかなか希望通りにはならないものだ 。


  長く感じた理由は2つだろう。
  1つは体調の問題だ。熱中症に端を発して、お茶の飲みすぎなんかで貧血に至 るとは考えてもいなかった。自分なりの体調管理はしてきたけれど、知識が足り なかったのは大いなる反省点だ。試みはわるくなかったが結果は失敗ということ で、結果が全ての大人の社会では失格だと思う。何より、

ご迷惑をかけた市進関係者にはここでも謝罪

しておきたい。生徒様に直接のメイワクをかけなかったのは、せめてもの救いか な。なお、貧血は完全に克服した。

  もう1つの理由は、ダラダラ続いたこと。
  47日間にわたり、休日が6日だけ。うち2連休が1回。1日1コマのタームが 1回、2コマのタームが2回ということで、そこで一息つけたとは言えるが、肉 体的にも精神的にもダラダラとした疲れを引きずってきた。ひさびさの掛け持ち で、

スケジュール振り分けに失敗

というのが大きかったかも。事情が少しはわかったから、来年は振り分けを工夫 したいと思う一方で、どちらの予備校でももっと強い立場に回らないといけない なと思った。日々がんばるより方法はない。


  帰宅時にはかなり寒くなっていた。
  雨ということもあるが、半袖では厳しいくらい。雨のはねかえりが激しかった 。入浴して夕食。メインは甘エビの刺身。北海道産。ぷるぷるしていやがる。サ ブはいろいろと。昨日と異なるところでは、

・キムチ豆腐
・イカ入りさつま揚げ
・生セロリ
・牛肉とシメジとニンニクの中華炒め
・山芋のトロロ

ってな感じ。とくべつなご馳走を用意するヒマはなかった。

  しかし、お酒だけは別枠(^^)
  そうだよねと思いつつ台所を探った。そう、ウイスキーを解禁するのだ。それ はいつも『サントリー山ア』と決まっているのだ。あれ? 出てこない、ってか 、ない。買ってなかった?

そうか、そういうことか、リリン。

  今年はお金がなくて買わなかったのだ。
  買えなかったのだ。収入が減れば、ちょっとしたゼイタクもできなくなってい くのだ。負け目に入っている。こうして、人は僕は人間として小さくなっていく 。なんとも寂しい夏の終わりである。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ