予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

少しずつ足りなかった 9月4日
  8時半起床。
  まだ少し寝たりないなと思ったけれど、忙しいわけでもないので起きることに 。ひさびさに夢の記録。

・彼女と僕は同衾してそういうことをしようとするけれど、どうしても彼女は拒 む。彼女が永久に去るまでにもう2時間しか残っていないから、あきらめる。こ の後の人生で会うことはないのだからと思って、僕は手紙をしたためる。これは 真剣な恋愛であったと・・・

みたいなもの。いい年をしてずいぶんウブな夢をみるものだ。だから夢なのかも しれない。手紙なんてもう何年書いていないのか。彼女は明らかに昔の×××だ ったけれど、名前を思い出せず。生霊となって出てきたのは、そこの貴女ですか ?


  午前中はエッセイ書きなどしてノンビリ過ごす。
  11時30分に震度2の地震。小さい縦揺れから横揺れに転じて大地震を予想させ たが、幸いなことに短い時間で終息した。築3年目に入った新居はよく揺れるよ うで、いいんだか悪いんだかと思う。一般には

よく揺れるほうが耐久性はある

なんて言われているけれど、自分が例外組に入ったらそれまでなわけで心配なこ とである。こわかった。震源は千葉県北西部って、ここじゃないですか((+_+))


  お昼過ぎにプール。
  ややバテ気味に550メートルで脱出。昼食はラーメン店でつけ麺。「大盛り無料 キャンペーン」に誘われて食べただけ。特に旨くないのがつけ麺の特徴なのかと 思う。八百屋さんで安いナスを見つけて購入し、帰宅。


  30分ほど昼寝。
  夕飯の仕込み。イカを1杯買ったので塩辛にしようと思ったら、ワタが入って いなかった。皮剥きをしてもらうときに、取次ぎのオバサンが「刺身用に」とま ちがって伝達したんだろう。ワタがなければ塩辛はできないし、もちろんワタ焼 きも作れない。ゲソ・エンペラと本体に分離しておく。日記的な時間は前後して 読書感想文にうつる。


  『女子と鉄道』酒井順子を読了。
  テツではないがテツ子たる女子はいかように鉄道と接しているかを語るエッセ イ。
  類書が(おそらく)少ないことと、僕が著者のエッセイを好むことを差し引い ても、なかなかの好著。

  男子(テツ)のような徹底性が欠落している、というのが印象的だった。
  サカイ1人でテツ子(女子)を代表させるのは良くないかもしれないが、しつ こくない。テツならば「そこんとこ詳しく!」と思うあたりを、サッと駆け抜 けてしまう。もともとサカイは

省略の技法が巧みなエッセイスト

であるにしても、物足りないというモドカシサが良い。

  女性の視点というのが本書の眼目である。
  チカンや女性専用車両の是非、女子と夜行列車の相性の悪さ、Suicaペン ギングッズなどなど。男性的なるものの象徴であるように見える鉄道には、女子 も愛好したくなる面があるという。「女子はなぜ寝てしまうのか?」から引用。

>鉄道ファンに男性が多いのは、鉄道が母性的な乗り物であるが故、でしょう。
  しかし女性の男性化が進む今、女性も母性を求めたいのです。妻とか風俗とか 、男性にとって母性の代替となる存在はたくさんあるのに、女性にはない。そう 思うと鉄道は女性にとってこそ必要な乗り物なのであり、列車で寝るという行為 は、下手なエステやマッサージよりうんと心身の為になるのではないか。

ホントかよオイ、とは少し思うけど・・・。

  もう1つ良いところがある。
  それは宮脇俊三先生への憧憬だ。「はじめに」で宮脇先生に触れるところから 始まり、最後の章は「旅の終りは、宮脇さん」である。いやしくも人が鉄道のこ とを書きたいならば、

宮脇先生を避けて通ることはできない、

そんな基礎をきっちりと踏まえている。僕の個人的な宮脇先生への敬意とは別に しても、鉄道エッセイとしての王道を歩む良きエッセイである。単行本から3年 待たずに文庫化というのも、内容のマイナーさからして良い仕事である。

テツ及びテツ子に偏見を持つ、そこのキミ。

本書をじっくり読んでみてくれ。偏見が増すかもしれないにしても(-_-;)


  今日から将棋の王座戦
  17連覇中の羽生善治王座に挑戦するのは山崎隆之七段。山崎は初めてのタイト ル戦登場。将棋界では7つのタイトル戦を「タイトル」と呼び、それ以外のNH K杯などの大会は「棋戦」と呼ぶ。山崎は若手の期待株の1人だが、タイトル初 挑戦で羽生から奪取するのは常識的に考えにくく、僕の予想は

3勝1敗で羽生の防衛

というところ。将来に向けて、若い山崎が羽生をどこまで追い詰められるかが見 どころ。

  結果は後手の羽生勝ち。
  わかりやすい作戦勝ちで、山崎としては不本意だったろう。5番勝負の先手を 引いただけに勝って焦らせたいところだった。羽生は最近の彼にない強い勝ち方で、

1日制(各5時間持ち)で夕食休憩あり

というこのタイトル戦の戦い方を熟知しているように見えた。


  夕飯のメインはイカ刺。
  単純で安くて美味しいのがメリット。ゲソとエンペラはさっと炒めて、火から 下ろす寸前に調味料(オロシショウガ・しょう油・酒・ミリン)を加える。これ また実に単純で、ゲスで旨い。

  日本酒は新潟県の『越乃景虎 名水仕込 特別純米酒』。
  これは前にも飲んだかもしれないが、日記に感想文は残っていなかった。常温 では辛口かつ濃口。ヌル燗に移行してもほぼ同じ。「名水」という言葉が入ると すっきりサワヤカな酒が多いようにも思うけれど、この酒にはそういうイメージ が通用しない。たぶん旨い酒だが、日本酒の王道過ぎてイヤになる人もいそうだ 。

  1日くもりで夜には少しだけ雨。
  最高気温は何とか夏日くらいで、夜は涼しい。なんとなくヒマで、なんとなく 書き足りない日記になってしまった。明日は市川校での2学期開幕戦。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ