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働くことが好きな大人 |
9月9日 |
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このところ、よく眠れない。
1時消灯で8時過ぎ起床だから、絶対的な量が不足しているというほどでもな
い。ただ、朝方の眠りが浅い。いつもなら
悪夢を楽しむ時間
となるのに、いろいろと考え事をしてしまう。僕の責任じゃないという気分と、
僕の責任だという気分がケンカをしている。不惑とよばれる年齢を迎えたら、こ
れが改善されるのかと希望を持ちたくなるけれど、なかなかそうもいかないのが
現実かもしれない。
何かの悩み事があったときに、僕は誰かに相談しない。
解決策を人に求めるのが好きではないからだ。自分の問題は自分で処理するし
かないし、処理できなかったとしても他人に転嫁する必要がないからだ。また同
時に、誰かに気軽に相談できる人の
開けっぴろげさ
というのを羨ましく思うこともある。誰か助けてと思ったときに、「誰か助けて
」と叫べる人のことだ。残念ながら僕は、助けてと思うことさえできないようで
、こういうのは
典型的なうつ病気質
となるらしい。名詞部分を行アケすると読みやすくなるな、と思った。
すると、代わりになる思考・行動システムが必要になる。
ルーティーンを守り抜くこと。ペースを変えないこと。踊り続けること。マリ
ナーズのイチローじゃないけれど、結果が出ないことそれ自体に興味を感じない
こと。意志の強さというより、
強烈な思い込み・誤解
というジャンル分けができるかもしれない。たとえそれでも守り抜くしかないの
だと自分に言い聞かせるのは、けっこうしんどい。
整骨院→プール→スーパー。
じっさいにこうして動いてみると、ルーティーンってのはありがたいなと思う
。考えないで、ただ体を動かすだけだ。もちろん本当のところは、少しずつ考え
ている。プールを先にしようかとか、昼食は何にするかとか。一連の動作の中で
、
さしあたって不要なことは考えなくて良い
というのがメリットだろう。600メートルで体重は0.25キロ減少。つまり誤差。
将棋の王位戦は第6局。
3連勝で初タイトルにリーチをかけた木村八段が連敗している。勝てばそれで
終わるところで勝てないのが「重み」だろうか。出勤ギリギリまでネットで観戦
。2日目の今日の朝から挑戦者深浦が優勢に。
結果は深浦勝ち。
これで3勝3敗。将棋界での「7番勝負、3連敗のちに4連勝」は史上1回だ
けだが、2回目が近くなったか。木村が吹っ切れれば押し切れるはずだが、深浦
もタイトル戦慣れしてきたから、そう簡単には行くまい。
2学期開幕週の最後は市川校の水曜日。
4限はFクラス対応の速読ゼミ。とうぜん少人数(こればっかりだけどw)。
されど、夏期講習の同名講座のマイナス1名だったので、僕としては何の問題も
ない。継続が全てではないが、継続性のある受講のほうが受かりやすい。
そのマイナス1名の♂が授業後にやってきた。
「なんだおめえ、夏の最終日には2学期も取ったって挙手したじゃないか。なめ
とるんか(脚色)」
とカマしてみたら、「現金納入おくれちって、きょう受けられなかったっす」と
のこと。なんなんだよ。すると「で、今日は何をやったんですか?」と訊くので
、
「生徒様が速く読んでた。以上。プリントだけならあげるよ」
と答えた。すると♂はプリントを見て「夏(の講座)と同じですね」と言う。
「だって夏の続きだから、同じレイアウトにするんだよ」
と答えた。なるほど、と言って♂は去っていった。
授業は順調すぎた。
いや〜、読むのが速い速い。市川校での夏の同名講座が2ヶ月近く前だったこ
ともあるにしても、様々な面で処理速度が速い。もちろん速読ゼミのテキストは
多少はいいかげんな読解でも答えは出る
ような設問を並べてあるのだが、それにしても速い。Qクラス対応より20%ほど
制限時間を短くしていても、その70%ほどで読み終えて(解き終えて)見直しを
している。まさに速読ゼミだなあと思いながら見ていた。またこの話の続きは書
きます。
5・6限連続はFクラス。
ここも微増。3月のスタート時点からは倍増となった。最上位だからソコソコ
ではないかと思う。
Qクラスからのクラスアップ組がほとんどいない
のはどうかと思うが、これも僕の問題ではない。現実に、柏校で僕が担当するQ
クラスからFに上げることができた生徒様はいない。夏の前に偏差値65を超えた
ら強引にFクラスで勝負させないと、早慶上智の実績は下がる一方だろう。
こちらも授業は順調。
夏までよりも指名回数を減らして、喋る内容を多くした。「ここ!」という構
造や内容がわかりにくそうな部分だけ指名した。2学期になってテキストの組み
立て方が変わっており、僕としても初めてのことだから
授業進行の細部に注意しつつ
進めることになる。たった1回しかない第1志望の受験で受からせるには、どん
な些細なことにも気をつけなければいけない。早慶の合格数を見かけ上だけ増や
して、肝心の第1志望に落ちるのでは何の意味もない時代だ。つまるところ、本
当に口コミの力が発揮されるのは、
第1志望に受かったという成功体験
しかないと思う。早慶に4つ受かって、進学したのが第2志望で宣伝になるかね
?
終日曇り、夜には雨。
天気予報は完全に外れた。秋晴れの予報だったのだ。夕飯は野菜を中心に。枝
豆と水菜と玉ねぎのサラダ。ナスとキュウリの浅漬け。キュウリとキャベツとシ
ョウガの塩もみには自家製大葉を添えて。オクラ納豆。大根の味噌漬け。昨日の
サーモン刺の残り。
今日で2学期開幕の1週間を終えた。
週に10コマはやはりヒマで、12コマだとちょうど良くて、15コマだと忙しく感
じただろう(仮定法)。今年は完全に初めて担当する3コマがあるから、まだバ
ランスが取れているだろうか。朝の重い気分は消えて、仕事をやり終えて良かっ
たという達成感もある。それくらい、授業が好調な1日だった。
仕事が楽しいってすごくいいこと
だと改めて痛感した。働くことがイヤな大人にならなくて良かった。幸せだと思
う。
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