予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

働くことが好きな大人 9月9日
  このところ、よく眠れない。
  1時消灯で8時過ぎ起床だから、絶対的な量が不足しているというほどでもな い。ただ、朝方の眠りが浅い。いつもなら

悪夢を楽しむ時間

となるのに、いろいろと考え事をしてしまう。僕の責任じゃないという気分と、 僕の責任だという気分がケンカをしている。不惑とよばれる年齢を迎えたら、こ れが改善されるのかと希望を持ちたくなるけれど、なかなかそうもいかないのが 現実かもしれない。


  何かの悩み事があったときに、僕は誰かに相談しない。
  解決策を人に求めるのが好きではないからだ。自分の問題は自分で処理するし かないし、処理できなかったとしても他人に転嫁する必要がないからだ。また同 時に、誰かに気軽に相談できる人の

開けっぴろげさ

というのを羨ましく思うこともある。誰か助けてと思ったときに、「誰か助けて 」と叫べる人のことだ。残念ながら僕は、助けてと思うことさえできないようで 、こういうのは

典型的なうつ病気質

となるらしい。名詞部分を行アケすると読みやすくなるな、と思った。

  すると、代わりになる思考・行動システムが必要になる。
  ルーティーンを守り抜くこと。ペースを変えないこと。踊り続けること。マリ ナーズのイチローじゃないけれど、結果が出ないことそれ自体に興味を感じない こと。意志の強さというより、

強烈な思い込み・誤解

というジャンル分けができるかもしれない。たとえそれでも守り抜くしかないの だと自分に言い聞かせるのは、けっこうしんどい。


  整骨院→プール→スーパー。
  じっさいにこうして動いてみると、ルーティーンってのはありがたいなと思う 。考えないで、ただ体を動かすだけだ。もちろん本当のところは、少しずつ考え ている。プールを先にしようかとか、昼食は何にするかとか。一連の動作の中で 、

さしあたって不要なことは考えなくて良い

というのがメリットだろう。600メートルで体重は0.25キロ減少。つまり誤差。


  将棋の王位戦は第6局。
  3連勝で初タイトルにリーチをかけた木村八段が連敗している。勝てばそれで 終わるところで勝てないのが「重み」だろうか。出勤ギリギリまでネットで観戦 。2日目の今日の朝から挑戦者深浦が優勢に。

  結果は深浦勝ち。
  これで3勝3敗。将棋界での「7番勝負、3連敗のちに4連勝」は史上1回だ けだが、2回目が近くなったか。木村が吹っ切れれば押し切れるはずだが、深浦 もタイトル戦慣れしてきたから、そう簡単には行くまい。


  2学期開幕週の最後は市川校の水曜日。
  4限はFクラス対応の速読ゼミ。とうぜん少人数(こればっかりだけどw)。 されど、夏期講習の同名講座のマイナス1名だったので、僕としては何の問題も ない。継続が全てではないが、継続性のある受講のほうが受かりやすい。

  そのマイナス1名の♂が授業後にやってきた。

「なんだおめえ、夏の最終日には2学期も取ったって挙手したじゃないか。なめ とるんか(脚色)

とカマしてみたら、「現金納入おくれちって、きょう受けられなかったっす」と のこと。なんなんだよ。すると「で、今日は何をやったんですか?」と訊くので 、

「生徒様が速く読んでた。以上。プリントだけならあげるよ」

と答えた。すると♂はプリントを見て「夏(の講座)と同じですね」と言う。

「だって夏の続きだから、同じレイアウトにするんだよ」

と答えた。なるほど、と言って♂は去っていった。


  授業は順調すぎた。
  いや〜、読むのが速い速い。市川校での夏の同名講座が2ヶ月近く前だったこ ともあるにしても、様々な面で処理速度が速い。もちろん速読ゼミのテキストは

多少はいいかげんな読解でも答えは出る

ような設問を並べてあるのだが、それにしても速い。Qクラス対応より20%ほど 制限時間を短くしていても、その70%ほどで読み終えて(解き終えて)見直しを している。まさに速読ゼミだなあと思いながら見ていた。またこの話の続きは書 きます。


  5・6限連続はFクラス。
  ここも微増。3月のスタート時点からは倍増となった。最上位だからソコソコ ではないかと思う。

Qクラスからのクラスアップ組がほとんどいない

のはどうかと思うが、これも僕の問題ではない。現実に、柏校で僕が担当するQ クラスからFに上げることができた生徒様はいない。夏の前に偏差値65を超えた ら強引にFクラスで勝負させないと、早慶上智の実績は下がる一方だろう。

  こちらも授業は順調。
  夏までよりも指名回数を減らして、喋る内容を多くした。「ここ!」という構 造や内容がわかりにくそうな部分だけ指名した。2学期になってテキストの組み 立て方が変わっており、僕としても初めてのことだから

授業進行の細部に注意しつつ

進めることになる。たった1回しかない第1志望の受験で受からせるには、どん な些細なことにも気をつけなければいけない。早慶の合格数を見かけ上だけ増や して、肝心の第1志望に落ちるのでは何の意味もない時代だ。つまるところ、本 当に口コミの力が発揮されるのは、

第1志望に受かったという成功体験

しかないと思う。早慶に4つ受かって、進学したのが第2志望で宣伝になるかね ?


  終日曇り、夜には雨。
  天気予報は完全に外れた。秋晴れの予報だったのだ。夕飯は野菜を中心に。枝 豆と水菜と玉ねぎのサラダ。ナスとキュウリの浅漬け。キュウリとキャベツとシ ョウガの塩もみには自家製大葉を添えて。オクラ納豆。大根の味噌漬け。昨日の サーモン刺の残り。

  今日で2学期開幕の1週間を終えた。
  週に10コマはやはりヒマで、12コマだとちょうど良くて、15コマだと忙しく感 じただろう(仮定法)。今年は完全に初めて担当する3コマがあるから、まだバ ランスが取れているだろうか。朝の重い気分は消えて、仕事をやり終えて良かっ たという達成感もある。それくらい、授業が好調な1日だった。

仕事が楽しいってすごくいいこと

だと改めて痛感した。働くことがイヤな大人にならなくて良かった。幸せだと思 う。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ