予備校講師でわるかったな!





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な〜んてインチキ! 9月12日
  どういうわけか二日酔い。
  昨晩は久々のウイスキーで盛り上がってしまった。日記は午後10時くらいにア ップしたはずだが、そこから読書。なおかつ旅行の検討(時刻表との楽しい格闘 )。そうこうしているうちに呑み過ぎたらしい。自宅呑みで二日酔いはいけませ んな(-_-;)

  僕の肝臓はウイスキーと相性がわるいようだ。
  酔いの自覚ができず、適切な量で止めることができない。日本酒やワインなど だと、

これくらい呑んだからこれくらい酔ったか

と把握できるから問題はない。ウイスキーの場合だと、この見定めができなくな ることが多い。とくに、読書などの「活字とお酒」の組み合わせは一般的にもキ ケンかもしれない。どちらも時間を忘れがちになるってこと。


  9時半起床。
  水分補給をしてから軽く朝風呂。ついでにこの1週間継続しているお風呂のカ ビ取り。歯ブラシで丁寧に磨いていくと少しずつ落ちるし、それほどタチの悪い ものではないようだ。それほど不潔感があったわけではないにしても、黒ずみが 消えていくのは気分が良い。

  もっと大切なのは乾燥だ。
  ふだんでも風呂の換気扇は回したままにしているが、さらに強化した。

風呂を出るときに雑巾で水気を全てふき取ること。

これはけっこう面倒だけど、乾燥のスピードがぐっと速くなる。2時間ほど密室 にして換気扇を回し、それからは窓とドアを開けて風を通す。カリカリに乾けば カビも参ってしまうようだ。こんなことをしているうちに二日酔いから回復。

高価な酒は残りにくい

というのは、ほぼ間違いない事実だろう。


  午前中のうちに仕事。
  これまた久しぶりのT作戦。いちおうはお金になる仕事なので丁寧に進める。 去年より景気が悪くなったようで、時給換算すれば1時間400円くらいだろうか。 やればやったで自分の勉強にもなるのが救いなり。文末が急に明治の文豪ナリ。

  今日は雨ときどき曇り、23℃くらいで涼しい。
  雨がやんだ瞬間を見計らい、お昼過ぎにスーパーへ。少し高級な寿司を買って 帰宅。寿司のことはよくわからないが、良い寿司(の盛り合わせ)は

ネギトロ巻のマグロに力がある

と感じる。アレは手抜きしようと思えばいくらでも手抜けるところなので、実は実力が垣間見えるポイントなのだろう。味がわからない人にはわからないということだ。まるで予備校の授業のようだ。素人を騙すのは、かんたん。


  市川校着。
  某講師に「昨日の日記はなんなんですか」と詰問された。あわわわわ。ヘ、何のことですかとトボケルと、

「あんなん、どう考えても×××のことじゃないですか」

と返された。はははは。そういう読者もいるかなあと思って、とかわせば、

「先生がああいうことを書くとは思わなかった」

と言われた。くけけけけ。心を開かなければ、よびわるは書けないわ。たぶん私が、業界で1人目だと思うから。私が死んでも、代わりはいるもの。

  たくさんの読者様を想定している。
  具体的な読者層を想定するが、内容は個別化しない。できる範囲で抽象していって、多くの読者様にヒットする(であろう)項目を探す。それでいて、矛盾するのだが、個別の読者様の機微に触れることを書く。基本となるスタンスは、

お利口には意味がわからない

というものだ。ここにある記述を、自分の体験に近づけていく知性がある人だけを想定している。


  定例試験の結果が出揃った。
  CクラスとQクラスは好調だろうか。ちゃんと偏差値という(下らないものの)結果を出している。春から夏までついてきた生徒様は、自讃にもなるが、やってきて良かったと思うのではないか。もっとも、偏差値というのは

基礎レベルを抜けたかどうかのチェック程度

の働きしかない。同じ偏差値60台でも、難問で正解を出せる人とそうでない人に分かれるのは、周知の事実だ。偏差値通りに決まるのは、今も昔も中堅大学だけである。

  Fクラスの結果には不満が少し残った。
  夏期の試験は、夏からスタートした講習生が多いから、最上位クラスならぶっちぎって当然であるべきだ。個別に呼び出して説教しなければいけないかも。また同時に、

早慶上智を受けるなら偏差値なんかで安心できるわけがない

ということも念押しする必要がある。どうも、仕事の話になると真剣に書きすぎる。


  夕飯のメインは松川カレイ刺。
  たまに売っていて食べるのだが、味の特徴がつかめない。ヒラメより安くて、サンマの5倍以上の値段だからコストパフォーマンスは良くない。ってか、サンマが安くて旨すぎるのだと思う。

  他には、手抜き系の野菜各種。
  まだ鍋料理にするには早くて、下ごしらえをちゃんとやらないと充分な量が食べられない季節だ。キャベツとキュウリを生でカジり、オクラはゆでて納豆に混ぜ込んで。鶏スペアリブ煮の残り汁で2度炊きした大根。

  今日のウイスキーは『シーバスリーガル12年』。
  きちんとした味のあるウイスキーだ。シシャモ焼きをつまみにすれば、村上春樹『ノルウェイの森』の世界だ。同じスコッチだと、いちばん割が良いのは『カティーサーク』だろうか。こっちは壁を抜けていく『ねじまき鳥クロニクル』の世界の象徴だ。そう、

固有名詞を混ぜると読者様はそこを読む

ということである。全ては作為だ。
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