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欠点は多くても |
9月23日 |
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世間の連休も今日が最終日。
シルバーウィークっていう名称がダサいとか、お盆休みから1ヶ月しか経って
ないからお金なくて無意味だとか、っていうか会社はもっと有給よこせとか様々
な批判はあったようだけど、
サラリーマンには良い骨休め
になったのではと思う。たしかに国が決めた休日で学級閉鎖みたいにみんなお休
みってどうなのよとは思う。それでも現状では休めただけまだマシなんじゃない
か。僕なんか全く関係なかったけどね。
しかし腹が立つのは高速道路の渋滞だ。
値引きだか0円だか知らないけれど、あの金は俺たちが負担してるんじゃない
のか。クルマを持っている時点で金持ちなんだから、
国は金持ちからもっと金を取れ
と思う。僕のようなクルマを持てない貧民は、何の利益も享受できない。なんの
かのと中堅階層が多い社会だから、政治的意図が働いたのはわかるにしても、非
常に納得のいかない値下げだ。ネタここまで。
8時半起床。
午前中は授業準備の確認とか。Fクラスの長文はイヤになるほど長くてイヤに
なる。こんなん
生徒様はぜってーテキトーに読み飛ばしてくる
よな(設問に関係ないし、細部が見えなくても概要はわかるから)、ってところ
をきちんと読むのは疲れる。ただ、本科は速読ゼミと違ってしつこく精読という
方針があるので、仕方がないとは言える。仕事だし。
腰痛は今日も良からず。
タイミングの良いことにプールは休日で使えない。長い間イスに座るとか立ち
続けるといった動作がしんどい。というか痛い。できることならば
24時間あおむけで生きたい
と思う。せめて1時間くらいは、と読書に逃避。
『男の手料理』池田満寿夫を読了。
男が作る手料理を紹介する前に、その料理にまつわる文章が入るエッセイ集。
料理の技術レベルに固体差がありすぎるし、文章にも回によって出来・不出来
の差が目立つが、全体におもしろかった。
そう、この『よびわる』の「一話一膳」と同じ発想のエッセイである。
もちろんプロが書いたもの(著者は芥川賞作家)なので比べるのもオコガマシ
イけれど、すでにこういうジャンルの本があったのだなあと少し悔しい思いもあ
った。僕は「一膳」の序文に「物語のないところに食はない」と書いた。人生訓
の1つと言ってもよいくらい、僕にとって大切な事実である。
いっぽう、本書の著者がどういうつもりでこの一連の作品を書いたのかはハッ
キリしない。
が、「まえがき」にこういう部分があった。
>なんだ、こんなに簡単なのか、なら自分にでも出来る、と思っていただければ
しめたものである。実際にそう言ってくれた男性もいた。
なるほどと僕は自分との共通点を著者の中に見つけた。料理なんて、そんなに難
しいことじゃないでしょう、と僕も思う。ただし、そう思うことと、実際の調理
とのあいだには、巨大な橋を架ける必要がある。
本書がサンケイ新聞に連載されていたのは1980年代の中ごろということで、男
性が料理の話を書くのも珍しかっただろう。
だから現代からすれば「そんなの当然」という記述もあるにしても、そこは差
し引いて読みたい。上記のように文章や肝心の料理に旨いものとマズイものが混
在するのが欠点かもしれない。レシピが不明瞭なものも多くて、
この本を読んでから実際にどうやって作るか
を考えざるをえない箇所も多い。これだけ欠点があるのに楽しく読めたのだから
、相当おもしろい本だったのではないか、と冷めた感想文になった。自分が書き
たいことを、書かれてしまったからかもしれない。ところでこの著者、かなり高
名な芸術家じゃなかったかな。
お昼過ぎにスーパー。
午後は少しだけHPの作業。やはりイスに座っているのがきつくて、30分ほど
の昼寝に逃避。逃げてばかりいるわけにもいかず、出勤。今日も曇り時々晴れで
、洗濯物が何とか乾くくらいの天気。ギリギリ夏日かな。安定した秋空はもう少
し先か。
速読ゼミは順調、にしては3分も延長した。
恥。オレ、死んでいいというレベルだろう。Fレベルの場合はもっと説明量を
減らさなければいけない。とうぜん充分に準備していっているけれど、イザ教壇
に立つと
教えたがり=スケベ
の血が沸き立つ。理想としては、
「正解は3。理由? だって3だから」
というレベルに持っていきたい。説明に価値があるというのは、ま、自分が2流
と認めるようなものであろう。3流は、すべからく1流を目指していきたいものだ。こういうことを書くと、真に受ける人がいるので困るが。
Fクラスは順調。
ファストフードの害を論じる長文だったので、ついでにマックを槍玉に上げた
。この日記ではあまりにもヒンパンに書いているけれど、授業で喋るのはどうな
のかって感じ。
>「ファストフードが自分の周りの世界に対して何をしているか考えてみろ」だ
ってさ。血圧上がるだろ。中性脂肪増えるだろ。成人病、じゃなくて生活習慣病
が増えるわな。医療費増えるよね。保険料も増えるさ。もう補填も限界だよ。ど
うすりゃいいか? そりゃ、消費税上げるしかないじゃん。消費税増税、バンザ
イ! ってなるでしょ。
正論だが、ムチャクチャである。
ハイレベルなのでやりたい放題とも言える。たとえば。
僕:「怪我は記録もされなければ埋め合わせもされない、(精肉業は)そういう
移民によって行われている」だとさ。なに、この直訳。あんたバカァ? 本当に
バカね。で、これってどういうことよ。
板書:「○○認定されない」
僕:もう、この表現で、まあ高校生はいいけど、20代後半で通じなかったら、本
当にバカね。人として付き合う価値なし。語彙貧弱は知性の障害。おれ、そうい
うヤツとは絶縁。あ、いや、高校生だったら、言われてわかればいいけど。穴埋
めできるかな、んーと、×君ならなんとかなるかな?
×君:ん〜〜……労災。
快適な授業を終えて帰宅して夕食。
牛肉とシシトウと長ネギの炒め物。それほど高くない牛肉でも、手間ヒマかけ
て、かつ野菜と一緒に炒めれば美味しい。味付けもさることながら、炒め物は火
の通し方でかなり味が変わる。基本すぎるが、
材料の切り揃え
も欠かせない。家庭料理向けとしては、「強火なんかいらない、中火の維持と手
早さが全てだ」というアドバイスも成立する。キャベツの味噌漬け。納豆。やや
飽きているカンパチの刺身を買ったのは、連休のせいか良い魚が売っていなかっ
たから。その他は昨日・一昨日とだいたい同じ。
腰痛はすぐれない。
授業中は、まだ集中力で痛みを感じない程度で、これは最悪の状態からは程遠
い。もっとも、速読→Fクラスの流れだと黒板に書くことも少ないから、ちょっ
とツライ・イタイで済んでいるのかも。これ以上の悪化を食い止めたいところだ
。
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