予備校講師でわるかったな！

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情緒は共感を得る道具

12月２日

  万札をくずすと、お金が早くなくなる。

  本当かな？
  10,100円を持っていると、ジュースを買うのに小銭だけじゃ足りないから、我慢して節約できる。ここで万札をくずすと、ポケットに小銭が多くなって、お金の使い方がだらしなくなって、節約ができない。以上が「万札くずすべからず」主義者の言い分だ。

  ウソだと思う。
  小銭があるからといって、お金の使い方に節操がなくなる人は、小銭がなくたってお金にだらしがないはずだ。子どもなら仕方がないけれど、小銭があろうがなかろうが、節約したければ買わないのがふつうの行動かと思う。それでも、もし仮に「でもくずしちゃダメだぁ、万札が大事なんだぁ」という人には、僕はこう言ってあげたい。

なんで100円ジュースの自動販売機を探しておかないの？

こういう考え方およびその実践をする人は嫌われる。合理的であることよりも情緒的であることのほうが社会的評価が高いのだ。不思議だよね。今日のネタはここまで（所要３分）。

  ９時起床。
  朝方うすら寒く感じたのはここ数日と同じだったが、目覚めてみれば寝汗をかいていた。シャワーを浴びてから行動。冬の朝のシャワーはきつい。でも、朝から汗にまみれた下着をつけているほうがもっとキツイ。

  ２学期の授業準備はコンプリート。
  今週の最終授業で配るプリントだけ、意図的に完成させておかなかったのだ。 来年度の予定が決まらないと書けない部分があったため。まだ直前講習があるから「これでお別れ」ではないけれど、通年授業の終わりは年度の一区切りだと思っている。今年なにがつらかったかと言って、

＞春に合格の握手をしましょう

と書けなかったこと。そうか、この話題はまだここでは書かない方針なんだっけね、次の話題へ行こう。

  引き続きワセヨビのテキスト作りは１年生対象。
  項目は関係代名詞。基礎向けということで、なかなか難航。どのあたりまでわかっているのかいないのか、見当がつかないんだよね。たとえば、

「先行詞」なんて言葉をテキストに載せて大丈夫か

という心配など。文法用語というのは独特の雰囲気を持っているし、学校教育では使わないことが多くなっているようだから、どこで線を引くかが決めにくい。 説明過多のテキストってのも疲れるしね。どういう手段を用いても、

「わかった感」をお持ち帰りいただく

というのが目標になりそう。たぶん明日には完成するでしょう。

  プール他の話題は省略。
  あ、体重は65.65Ｋでした。そんなに重要な情報か？　昼食はスーパーの安かろう不味かろう寿司。これはあきらかに瑣末な情報。乾いた冬晴れで洗濯物と布団はよく乾いた。これは大事だ、書き手にとっては。

  Ｆクラス対応速読ゼミの店じまい。
  今年はじめて担当したわけだけど、いやはや何ともデキルのでラクだった。落ち着いて精読できるから、自然に速度も上がるというのが僕のモットーで、実にそのまま推移した。

読む速度の増加と設問正解率は反比例の関係

にあるから、必要に応じて遅くまたは速く読めることが大切だ。それを説明するまでもなく生徒様はコリコリやっていたので、やっぱり僕としては気楽だった。来年はもっと説明量を減らそうかとも思うが、どうなるかな。

  Ｆクラスも店じまい。
  全体に良好で、２学期は途中参加の生徒様を引き上げるのに少し苦労した。それなりの仕上がりになったかなと思う一方で、

やっぱ受験は非受験学年である程度の勝負が決まる

よなと思った次第。どのレベルにあったとしても、受験勉強が３年生になってからというのは厳しいんじゃないか。入試の結果が非常に楽しみなクラスになった。

  と終末風に書いているけれど、実際には講習がある。
  だから今日で「さよなら」というわけではない。従って特別な話もなし。上位クラスらしく、

「単語の詰め込みはまだ可能だし、過去問で拾ってこそハイレベル」

という説教をしてきた。もちろん具体的な設問を利用して、だ（抽象的な説教ほどツマラナイものはない）。そして、ここからもう少しだけ積み上げるには何をすればいいのかと考えているところだ。初担当だから、

ここからも未開の領域

であることに変わりはない。コマ数としては、速読で４コマ、Ｆで12コマ残っている。あくまで通年授業が終わったという話でした。

  ところで、今日はスーツを着ていった。
  スーツは作業着としての授業衣装にはマッチしない。でも、僕自身はスーツを着るのが好きだ。安物だがちゃんと手入れしているし、ネクタイも同じだ。時計もちゃんとしたものを持っているし、腹も出ていない。猫背なのは欠点だが、

体の線がいちばん良く見えるのは男性のスーツ

である。ただ、着ていくと女子が「きゃいーん、先生あたしを嫁にして」と叫ぶのが問題点だ。君があおいならいいけどね、そういう叫び声は聞こえなかったけどね(-_-;)

  帰宅して夕食。
  サンマの刺身は千葉県産で、最終段階に入ったようだ。安物で１尾100円前後で推移したから、極端な値崩れはなかったのだろう。漁業関係者はホッとしているだろうか。サブは白菜とベーコンのあっさり煮。３行レシピは久々かな？

１：ベーコンと白菜を鍋につっこむ
２：酒とコショウを軽くふって弱火
３：ベーコンに火が通ったら完成

  他には、モヤシのナムルやレンコンの酒煮など。
  日本酒はめずらしく非純米酒の『剣菱』。きちんとした辛口で、常温でもヌル燗でも熱燗でも旨い。日常呑みでは最適な日本酒の１つだろう。灘の酒なので、水にクセがあって賛否は分かれるかもしれないが。そうかぁ、

今年も終わりが近いんだな

と書き終えてから思ってみる。

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