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永遠の同形&反復 12月17日
  生活リズムがどれほど大事か、という話をよく書いている。
  高校生もそろそろ冬休みモードで、必ずしも早起きというか、ふつうに朝に起 床する必要がなくなってきた時期かも。特に朝型を推奨するつもりはないにして も、リズムを維持するために

通学時期と同じ起床→生活→就寝

をオススメしておく。同じパターンの生活のほうが、行動量もペースも維持しや すいからだ。なんでこういうネタから始まったかと言いますと・・・。


  7時起床。
  いやはや、やっと仕事ですな。12月5日に市進の通年授業が終わってから、朝 型生活に自然に移行した。なにしろ、仕事がほとんどなかったから。11日間で授 業は3日、それぞれ1コマのみだった。だから夜型生活にする必要もなかった。

  今日からはどうなのかと言うと、基本的にお昼過ぎから授業という日が多い。
  30日だけが例外。日が暮れてからの授業もないので、やはり生活はこのまま朝 型で良いことになる。今日の始業時間は13時35分。ハンパだなあ。よくわからん が、

正午よりはるかに早く昼食を済ませる

くらいのペースでいいのだろうか。自分のことに「だろうか」も何もないけれど 、初日というのは、このようにリズムの調整が必要になる。ここまで「必要」と いう表現を3回も使った。人は必要性に生かされている、という一般化も可能だ ろうか。いや、とくに必要ないだろうか?


  朝のうちに授業準備。
  起床時から出ていた雲は9時過ぎに取れて冬晴れに。今日もおそろしく寒いし 、空気もカリカリに乾燥している。急ぎプールへ。スイミング300・ウオーキング 200と最低レベルの運動量。これでも汗はかけるし、

わずかな運動でも体は軽くなる

というのは事実。ほか弁で日替わり幕の内を買って自宅に戻る。1分で出てくる ってスゴイな・・・。

  なんじゃこりゃあ(-_-メ)
  オカズがぜんぶ冷たいじゃないか。作りおきを詰め込んだだけかよ。コンビニ やスーパーの弁当なら、

保存を考えて冷ましてから詰め込む

のが普通かと思うが、消費期限2時間のほか弁がこれでいいのか。真面目にやれ よ真面目に。電子レンジがあって良かった・・・。


  洗濯物をとりこんで出勤。
  昨日から部屋干しした薄手のものだけ乾いた。布団は1時間以上干せたのでマ ズマズ。いくら冬晴れの季節でも、これから4日間はお日様を自宅で享受できる のが午前中だけなんだなあ。授業衣装はスーツ。

  校舎に到着して某講師と雑談。
  しょっぱい業界話。

某「しょっぱいですなあ」
僕「しょっぱいですねえ」
某「ダルマ落としみたいなもんだね」
僕「トコロテン突きにも似てます」
某「ほんとしょっぱいよね」
僕「実にしょっぱい話ですよ」

みたいな。小津安二郎の映画みたいだ。観たことないけど・・・。


  授業はCクラス。
  市進では、直前講習は演習授業になる。おおむね、前解説(または説教)5分 ・演習40分・答え合わせ5分(息抜き含む)・解説50分くらい。生徒様の演習の デキをのぞきこみつつ、何を重点的に解説するかを決める。たとえば。

(   ) being nothing else to do, I went back to home.
1、As
2、There
3、It
4、Without


  この問題、解説しますか?
  受講者の平均偏差値は50キリキリくらいだろうか。危ないよなあ、と思う。危 ないというのは、何かのとんでもない誤解をしていて、3や4を選ぶ生徒様の存 在も予想されること。また一方で、

「何これ? 作業? 知能テスト?」

と考えて(そこまで言うかw)2にマルつけて終わり、という生徒様もいる。で は3は選ばないかというと、おそらくだが、

「アズ・アイエヌジーとか聞いたことないし

で選ばないようである。中間層というのは良くも悪くもそういうものだ。それ理 由になってないだろ、聞いたことない表現が正解だったらどうするんだ・・・。

  もちろん解説するのは簡単。
  問題になるのは、僕の解説の持ち時間。教えている人はわかるように、これを 間違える学生に2が正解であることを説明するのは手間なのだ。どこまで遡って 説明するかという問題も残る。結果は、サッと流して終わりにした。あるいは、

「 It を選んだ人は元の文を考えてみようね」
「 It を選んだ人は指すものがあるか(以下同文)」
「 It を選んだ人は分詞構文やり直そうね」
「 It を選んだ人は受験人生(以下同文)」

などと言うべきだったかなあ。こういうのは、いつまで経っても悩む。見切れる かどうか、見切ってよいと見切れるか、という話である。


  上のほうで少しウソ書いた。
  5時10分に授業が終わった時点で日が暮れていた。しびれるように寒い中を帰 宅し、紅茶を淹れて一服。少し読書して、少しエッセイを書いた。今日は仕事関 係のことしかやっていないから、

ここでプライベートの活動を入れた

わけ。仕事だけで1日を終わりにするなんて、人間らしくない。せめて、人間らしく。ま、仕事がない だけなんだが・・・。


  夕飯のメインはシシャモ焼き。
  ノルウェー産で、国産のそれとの味の開きは大きかったにしても、これはこれ で旨い。大根オロシをたっぷり添えないとノドに小骨がひっかかるあるので注意 あるね。おでんを片付け、カブとキュウリと自家製大葉の浅漬けを食べ、モヤシ 炒めを楽しんだ。キャベツと白菜とシイタケとベーコンの煮物も片付けた。ヌル 燗も旨い。今日もおいしくお酒を呑めて生徒様には感謝の限りである。


  この日記は、意図的に言い換えを避けて書いた。
  日本語はわりに同じ言葉を繰り返す性質があるとも言える。ただ、同じ概念に 同じ言葉だけを使うと、文章がタイクツかつ重くなる。リズム感も出ない。だか らいつもの日記では、できるだけ言葉を言い換えて使うようにしている。といっ たことを書くと、

「それがどうかしたのか?」

という疑問を持たれるのを避けて通ることができない。なんとも文章が重いよう である・・・。(しつこいよと必ず言われる)
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