予備校講師でわるかったな!





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日常復帰への手がかり 1月7日
  7時起床。
  寝坊をするつもりで、昨晩はこの数日よりも1時間ほど遅い就寝だったのに早 起きになってしまった。つまりまだ寝不足。朝型になった体を夜型に戻すまでに も、ある程度の期間が必要みたいだ。昼寝すればいいやと床を払った。

  朝食は温ひやむぎ
  語義矛盾なのだろうか。昨晩の鍋の残り汁があり、去年の夏のひやむぎが残っ ていたのでこうなった。

具になるものがネギと水菜のみ

というのは、多忙期明けらしくていい。


  整骨院へ。
  昨年末からの坐骨神経痛は悪化している。三が日のあたりは家にいたから体が 冷えず、調子は良かった。ところが4日から仕事でバタバタしているうちに急速 に悪化した。理由はハッキリしている。演習中、

教壇に座っているときに冷える

からである。冷えるのが神経痛には良くないそうである。

  しかし、対策はない。
  もちろん教室には暖房が入っているけれど、温度設定を28℃とかするわけにも いかない。そんなことをしたら解説する時間に暑くてたまらないではないか(あ 、そうか、生徒もたまらないかw)。冬だから当然なのだけど、足元が冷えるわ けだ。強いて対策を探せば、

全ての予備校は床暖房を採用せよ

と訴えることだが、あまりにも無謀だろうから、そういう主張もできない(その くらいの常識はある)。ま、これからヒマな日々になるから、だんだん良くなっ てくるだろうか。


  プールへ。
  泳ぎ初めだが、スイミングは50メートルでダウン。神経痛が左足に降臨したた め。もう、こうなるとダメね。代わりにウオーキングを800メートル。けっこう疲 れる。10日ちかくのブランクだからこんなもんだろうか。緊張の体重測定。正月 休みを挟んで増えていることが懸念される。えいっ(掛け声)。

64.95キロ。

ほっ(安堵の声)。少し重めくらいで済んだ。

  移動してスーパー。
  卵だのパンだのジャムだのヨーグルトだのといった、基本となる日常食品を買 い集める。自炊は毎日まわすこと、言い換えれば購入・保存を含めた日々の食材 管理が大事なので、日常ペースに戻るまでは数日かかる。しかし、まだ野菜が高 いね。


  どうでもいい昼食(ネギトロ丼)を済ませて正午過ぎ。
  授業準備は終わっている。ここまでの講習や、1年間につかった教材だのプリ ントだの整理と処分を始める。年度終わりまでのカウントダウンに入った気分。 やっと落ち着いて読書ができる。


  『偉いぞ! 立ち食いそば』東海林さだおを読了。
  著者の「丸かじり」シリーズとは別路線のお笑いエッセイ集。
  文章のうまさが変わらず光る。

  タイトルは、本書の3割を占めるシリーズのエッセイから。
  西荻窪の立ち食いそば『富士そば』に通いつめ、全30種類のメニューを制覇す るという馬鹿馬鹿しい快挙に挑むというもの。扱う内容がバカバカしく、どうで もいいことなのに、読ませる文章を書く名エッセイストである。

>この偉業は、たまたま西荻窪店からスタートし、(中略)西荻窪店ひと筋とい うことになったわけだが、別の支店のメニューでいけないということはないはず だ。
  吉祥寺の駅前にも「富士そば」の支店がある。一度そっちの味を味わってみよ うか。
  なぜそういう心境になったのだろう。
  人はあまりに長く同じ環境の中にいるとどうしても飽きがくる。こういうこと はそばの問題に限らず、人生の様々な場面で経験済みだ。
  これまで本妻一筋だったのに、(後略)

この続きが爆笑なので、お好きな人はどうぞ。いやはや、文章がうまい。読ませ るというスタンスを絶対に崩さない人なんだろう。


  昼寝は1時間半。
  今日も冬晴れで空気が乾燥していた。日記の流れ的には夕食の話題に行きそう だが、実は今日も授業がある。市進は今日から直前講習第V期で、たまたま僕も 木曜日に授業が入ったわけだ。またまた柏校へ行ってきます!

  始業18分前に到着((+_+))
  17時40分の始業というタイミングに、通勤リズムを合わせられなかった。時間 の引き算がうまくできなくて、ギリギリのタイミングで飛び込むことになったわ け。時間が何より大切と思うだけに、かえって時間の読み違えをするということ 。自爆であり自縛である。


  授業は速読完成ゼミ。
  とは名ばかりで、この直前講習に限って「CQ」という講座カンムリになって いる。2学期までの速読ゼミはQクラス対応で、直前だけ1つ下のCクラスにも 対応するという告知。ハッキリ言って無理があると思うが、商売だからしょうが ないんだろう。実際に、

受講生の7割ほどが速読ゼミ初体験

であった。なるほど、見事な「完成」だなあ。

  というわけで丁寧に進める。
  速読というのは速い精読に過ぎないのだ、という刷り込みから。とりあえず演 習からスタートしてみると、予想に違わず

イキナリ長文本文から読み出す

生徒様が7割(@_@)


  もう、ため息も出ませんな。

「速く読んで意味がわかったけれど、設問の答えが出せません自慢大会

かと苦笑してしまった。
  やれやれと思いつつトーク。

「あのね、気合入れて速く読もうたって、実力以上の速度じゃ読めないの。ちゃ んと設問を先に見るの。それで処理速度を上げるの。わかんない問題パスするの 。速く読むんじゃなくて、設問っていう必要性にあわせて読解濃度に差をつける の。同じ内容一致問題でも、訊いてくる内容でかかる時間が変わるでしょ。かけ るべきところに時間かけるの。速く読まなくていいの」

  名付けて「の責め・カンタービレ」である。
  ずいぶん古く、かつオヤジギャグである。ついでに

「のぞみ責め・カンタービレ ピアニシモ・フォルテシモの交歓」

だとポルノ映画みたいでおもしろい、なんて書くと女子読者が減るからやめよう 。それでも授業は順調に推移。ソフトな偽善系トーク(実は辛口アドバイス)が 効を奏したのかな。


  帰宅して夕食。
  メインはスズキの刺身。サブはモヤシのナムル。湯豆腐的小鍋・キムチ納豆・ 自家製ゴボウの味噌漬けなどで脇を固める。明日は休日で久しぶりのような気が するけれど、実は4日しか働いていない。仕事のない生活に慣れてしまっている ってのも、どうなんだろうね。では。
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