予備校講師でわるかったな!





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その時は来たので 1月18日
  9時半起床。
  ひさしぶりに盛大な寝坊ができて満足。10時間ちかく眠ったはず。昨日はPC に向かっている時間が長かったから、肉体的にも精神的にも疲れたのだろう。朝 食にはカップスープを添えた。賞味期限は去年の12月だった。あんまり飲まない からな。果物は「紅ほっぺ」というイチゴ。


  新聞を読むと訃報。
  日本ハム投手コーチの小林繁が急死。57歳だったとか。突然死だったようだ。

  阪神の小林と言えば、当時では(今でも、だろうが)珍しいサイドスローの投 手。
  彼が活躍したのは僕が小学生のころだったから、

横からでもちゃんと投げられるんだ

と驚いた記憶がある。『ドカベン』の里中がアンダースローだったのと同様に、 僕にはショッキングな投法だった。

  もちろん、小林と言えば例の「空白の1日」問題の渦中にあった(巻き込まれ た)ことで有名だろう。
  でも、僕は小学3年生くらいだったから、この問題がどういうものかはよくわ からなかった。31歳という若さで引退した理由も知らない。だから、それだけに サイドスローの印象だけが強く残っている。運動選手は一般に短命なものだとは 思うが、なんとも複雑な気持ちだ。ご冥福をお祈りする。


  午前中は雑用など。
  寝坊するのは良いが、午前中が短くなるのはデメリット。夜の仕事がたっぷり ある状況なら、これはこれで良いし、かつては目指していた生活スタイルである 。今も、なのだが。


  午後は手話教室へ。
  今日も普通の授業だが、ろう者のRさんも登場。今度はRさんに通じるように 手話をやってみせろ、というお題。例文は鬼講師T先生から与えられる。もちろ ん、読み上げてもRさんには聞こえないわけだ。

「うちの娘にいつも『勉強しろ』と言っていたら、『なんで勉強するの?』と言 われて返事に困った」

むずかし・・・(-_-;)

  これが日本語対応手話ならどうってことないのだ。
  元の日本語の語順通りにやるだけだから、手話単語だけ知っていれば良い(と 書きつつ、「返事」という単語が思いだせないな)。だが、T先生の要求は日本 手話。空間を利用して表現しなければいけない。しかも、

Rさんが1人1人を指名していく形式

である。そんなん、当てられても困りますがな。

  T先生の教えは、「とにかくやれ」である。
  間違っても通じなくてもいいから、手を動かさなければRさんには通じないじ ゃないか、という趣旨。ご高説ごもっともだけど、それが難しいんだ。ちなみに 、こういった指示を生徒にするとき、T先生は

全てを手話通訳してRさんに伝えて

いる。プロだから当然なんだけど、この手話が早くて正確で引いてしまう。あん なキッチリできねーよ、と思ってしまうわけだ。でもこれって、僕が予備校で授 業をしているときの生徒様の気持ちと同じなのかもしれないね。


  帰宅して洗濯物を取り込む。
  今日は午前中こそ雲が出ていたが、午後には文句なしの冬晴れになった。 この2年くらい、天気の記述を積極的に日記に書いてきたけれど、冬ってこんな もんだったっけと困惑している。紅茶を淹れて読書。


  『その時が来るまで』マーサ・ハンフリーズ(槙朝子訳)を読了。
  エイズに冒された女生徒をめぐる混乱を描いた小説。
  中学生が課題図書で読まされるタイプの本。

  コニーという16歳の女の子がエイズに感染したというニュースが流れる。
  クラスメートの主人公カレンは恐怖を感じながらもコニーに接近し、そのため にクラスメートや保護者連中やボーイフレンドからも迫害される。人間関係のあ つれきを感じながらも、友だちを大事にするカレンは・・・。

  というお話。
  古典的なストーリーだよなあ。訳書の発売が1994年(原本は1991年)だから、 エイズの認知が徐々に進んできたころの話である。アメリカのハイスクールの生 徒にも感染者が出てきたころかもしれないし、いかにも実話っぽいフィクションだ。

  小説としては幼稚かな。
  視座が主人公にして語り手であるカレンに固定されたままで、他の登場人物の 考えていることが今ひとつハッキリしない。まあジュブナイルとして書かれたか らこんなもんだろうと読み終えて、裏表紙を見たら「全国図書館協議会選定図書 」と本当に書いてあった。中学生向けくらい?

  しかしアメリカの高校生って、ずいぶんな生活を送っているんだなあというの が感想。
  16歳のカレンが自分でクルマを運転したり、ダンスパーティーのあとでみんな でピザを食べに行ったり(夜中なんですけど?)、学校のカフェテリアで昼から チェリーパイなんざ食べてたり、なにかというと「コーク」ばかっり飲んでるし 、

そりゃあお前ら肥満大国になるわな

とストーリーとは関係ないところで感心した。

  もう1つ気になったのは、高校生が学校で

「ロッカーから教科書を取り出す」

という記述が頻出すること。
  たぶん4回くらいこのシーンがあったから、日常的なことなのかもしれない。 個人用のロッカーが学校に常備されてるんですかね。教室移動が多いから、自分 用の机が教室にないとか。ウチに持って帰ったりはしないのか・・・って、日本 も同じかな。深刻なストーリーの本なのに、こんな感想でいいのだろうかと読者 様は思うかもしれない。図書室の先生にも叱られそうだ。でもまあ、その程度だ と思うが。


  夕食前の風呂はハーブ湯。
  良いのか悪いのか臭いのか香るのかよくわからない。湯船につかるのは好きだ が長居するタイプでもないので、判断もつきにくい。このハーブエキスの素(っ ていうのかしら?)を誰に頂いたか覚えていない。すいません。

  夕食のメインはサーモンの刺身。
  サブはベーコンと白菜とブナシメジの煮物。バターとコショウを入れて洋風に したところ旨かった。他にはゴボウのキンピラ、もずく酢、ゆで卵の味噌漬けと いったところ。


  明日から仕事が再開。
  今年度の残りは2週間になって、授業それ自体はソコソコある程度。他にもや るべきタスクがいくつか入っているから、ちょっと気は重い。

現状を打破しないといけない

ことはわかっているので、元気に過ごしていきたい。とりあえず明日から3日間 は、とあるガマンをしてみるつもり。俺、なんかもうちょっと頑張らないとダメ になっちゃうよ、と自分を叱咤している。え、すでにダメかもって?
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