予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

バーチャル・ハグ 3月1日
  今は朝の10時50分だ。
  昨晩の来客2人は僕の寝室でまだ眠っている。僕は9時半に起床して朝風呂、 風呂掃除、洗濯、部屋のかんたんな掃除と済ませて、朝のコーヒーを飲んでいる ところ。昨晩の消灯は午前2時半だったから、思うことがある。

おまいら、いいかげんに起きろよ(-_-メ)


  お2人は埼玉県民である。
  昨晩は11時半くらいになって「こんな時間か!」となり(お前ら子どもか)、 すでに終電はなくなっていて、お泊り遊ばされることになった。夕方4時半から 飲んでいたからすでに泥酔して、

さらに泥酔してお客のために布団引き

をしたのは僕である。

  寝室は6畳弱。
  ダブルベッドと本棚。ベッドに1人。そのわきにムリヤリ布団をひいてもう1 人に眠ってもらっている(っていうか早く起きろよ)。

お2人でダブルベッドで楽しんでいた

かもしれないが、寝室は独立しているので僕は干渉しない。僕はいつものように LDKの隣の書斎(4畳半)で眠った。


  昨晩の料理に対する某講師の感想。

「うまいっすね、特にこの鯛ちくわのチーズ詰め!」

  なめとるんか、と味覚障害者にからんでも意味がないので、

「1本いくらするチクワだと思ってるんだ?」

とからんでみた(結局からんでいるけど)。回答は得られず。チクワの相場がわ からない、ということだった。紀文の安物で5本100円を切るくらいだったはず。 今回のは1本150円だぞ、チーズ詰めたのは俺だぞオイこら(-"-)

  ぶりの照り焼きは、久しぶりに作った。
  レシピを忘れていたので事前にネット検索。どれも同じようなレシピばかりで 、作りやすいメニューのようだ。好評だった理由はたぶん2つ。

1:焼く前に塩と酒をふって臭みを抜く
2:タレをからめる前にフライパンの脂を取る

単純な料理なだけに、こういった細かい仕事で味がレベルアップするんだろう。


  お2人(両方とも♂です)は11時過ぎに起床。
  二日酔いの1人にはウコンのサプリメントを出し、もう1人にはコーヒーを出 した。正午ごろ解散。楽しい夜だった。まるで学生時代みたいだった。交わされ た会話の内容は、まあ、イヤハヤ何とも、というところだった。

  あいまいな曇り。
  寒くはないけれど暖かくもなく、この時期らしい気温だったろうか。干し物は 何とか可能くらい。来客に供した毛布を干した。

我が家には全部で9枚の毛布がある

ことを初めて知った。掛け布団は3枚あるが、厳寒期だと来客2人は厳しいかも しれない。


  昨日、チリ地震の影響で「大津波警報」が出た。
  存在は知っていたけれど、ずいぶん珍しい。避難勧告だの電車だの運休だのあ って、世間は混乱したみたいだ。結果的には1メートルそこそこの津波で済んで 良かった。

  ところが、気象庁は「予測が少し過大だった」と謝罪したとか。
  そんなものかな。過小の予測よりずっと良かったと思う。たしかに、

津波が来るから京葉線が運休

なんてのは「どうかな?」と感じたにしても(東京湾沿いだからなぁ)、起きう る最大の危険に備えるのは悪いことではない。1960年の東北地方における大惨事 を思えば、警報が出せたこと自体に意義がある。これまでも、これからも科学は 進歩していくのだから、その過程で今回のような失敗があるのは、むしろ良いこ じゃないかと感じる。

  失敗のないプロセスがいちばん危険だ。
  無事にゴールにたどり着いても、プロセスにありえたかもしれないリスクを見 逃す可能性が増えるからだ。リスクを認識する最高の方法は失敗が起こること。 失敗は悔しいし、今回のように

社会的損失は多少なりとも発生する

が、潜在的なリスクが発見されたメリットのほうが大きい。昨日の「鶏ひき肉と 海老の豆腐あんかけ」が美味しく作れたのは、前日に失敗体験を積んでおいたか らだ。ま、味覚障害者どもからは、1人を除いて感想が出なかったけどな・・・ 。


  特別なことのない1日だった。
  ワセヨビから1学期のテキストが到着して、少し授業準備をした。担当は4講 座で到着したのは3講座ぶん。添付文面を読んでも、どういう事情がわからない 。あれ、

『MARCH英語』って高卒生対象講座じゃなかったの?

という感想。よくわからないので、数日してから問い合わせするつもり。とりあ えず『高3英文解釈』のぶんを進めた。


  合否報告メールもパラパラと、感謝。
  良い結果ばかりではない。2年に1回くらい書いてきたと思うが、今年も書い ておく。うん、反感買うと思うけどさ。

・自分の生徒様が受かった話ばかり書いている予備校講師のブログは、信用なら ない。

うわー、ゲキアツなこと書いちった。コメント欄炎上必至だ。そんなの、ここに はないけどな(^^)


  あのさー、受かった話ばっか書いてヤル気にさせようとかさ、発想が陳腐だと 思うんだよね。
  本音はヤル気にさせるんじゃなくて、「いかに自分の授業がすごいか」ってい う誰も読みたくない自慢だか宣伝だかを書きたいだけなんだろうけどさ。そんな の、教壇でやれよ教壇で。だいたいやねぇ(竹村健一風)、

成功談ばかり書いてあるブログは、予備校の宣伝手段と全く同じ

で意味ないじゃん。うわー、またもやゲキアツ。泡予告→クラゲ予告→魚群つき 波紋リーチみたいな感じだ。意味がわからない人はそれで良い。

  合格体験記なんて、いいとこ取りなのだ。
  確かに事実ではあるだろう。だが、実際にはああいった成功例は非常に少ない 。その少ない実例を誇張するのが宣伝という行為だ。

「これで3ヶ月12キロのダイエットに成功しました」

みたいなもんである。小さな文字で(使用者によって異なります)なんて書いて あるものなのだ。


  そう、賢明なる予備校講師諸氏は、おわかりだろう。
  合否報告の現実は厳しい。もちろん、生徒様が落ちることではない。落ちるか ら試験なのである。それより恐ろしいこと、認めたくないことってあるじゃない ですか、ありますよね?

・受かるはずの生徒様が落ちてしまった

  これだ。
  必要な勉強をしていなくて、ちゃんと落ちたならまだ良い。しかし現実には、 ちゃんとやっていた生徒様が落ちることは、ふつうにあるのだ。受からない生徒 を受からせるよりも、受かるべき生徒を実際に受からせることのほうが難しい。

  そのあたりの現実をちゃんと書いている予備校講師のブログなんて、ほとんど ない。
  もしあれば読みたいものだ。商売柄しかたがないこととは思えど、「何これ、 大政翼賛会ごっこハケーン?」と思ってしまう。逆に、今日の僕は

受かるべき生徒様がちゃんと受かったというメール

を拝受したが、ここでは紹介しない。祝福しているから書かないという面もある し、書きたいことだけ書くという趣味もないし。女子だったので、バーチャル・ハグを送信した。


  夕飯は昨日の残飯整理。
  シメに出したソバの薬味の残りとか、食べ残しの自家製塩辛とか、チャンコ鍋 の残り汁とか、シャクシャク茹でポテトの残りとか、そういったものがたっぷり 。中華料理みたいに

「食べきれないほど出す」

ことが多く、こういった事態になりがち。言い換えれば、昨日のぶんの食費で今 日の夕飯が賄えることになる。残り物って、けっこう旨かったりするんだな。

  気がつけば、もう3月である。
  2月は「逃げ月」とか「失せ月」などとも呼ぶらしい。いろいろな説があるけ れど、春が待ち遠しいという焦燥感から来たものだろうか。28日しかないという 短さもあるだろう。明日はワセヨビの2009年度最終授業を最後に、細かい予定が たくさんある。


diary 日記  
これまでの日記はコチラ