予備校講師でわるかったな!





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非常識な合理 3月8日
  4時40分起床。
  そんなバカな。11時20分に消灯して、4時に目覚めて、眠れなくなった。まだ 暗いし、早起きするべき用事もないし・・・とグズっても時間がムダになるので 、こういう運びに。おお、

すでに空が明るくなっているではないか

というのは真っ白なウソで、まだ真っ暗ですがな。掃除をしてから朝食。


  1回目の昼食は午前8時半。
  早すぎるかな。きのう買っておいた焼きそばを電子レンジであたためる。うん 、電子レンジをよく見てしまった。やるしかないな、2年9ヶ月で初めてのレン ジ掃除・・・。

  買ったのは転居4日後の2007年7月5日
  庫内の掃除はある程度までやっていたけれど、ひどい汚れは見なかったことに してきた。オーブンレンジなので、食パンがじかに触れる皿は取り外しができる 。もちろんこれは食器と同様に洗えるし洗ってきたが、

庫内は意味不明の脂汚れ

にまみれている。食材が触れるわけではないから不衛生ではないが、不潔だ。た けし君のフケツっ。それは別の意味だよ(-_-;)


  めんどうくせぇ。
  ホームクリーナーを使ったが落ちないので、クレンザーに切り替え。しかし取 り外して拭けるわけではないから、力を充分に加えることができない。「ひどい 汚れとは言えない」というグレーゾーンまでには至った。

  ついでにやるかぁ。
  アースを取り外し(これネジで止まってるんだって、さっきの日記にも書いて あったw)、コンセントを外し、室内に移動。電子レンジ置き場の板が登場。え ぇ、2年9ヶ月分の汚れがたまっていますのよ。父さん、父さんは汚いよッ!

  電子レンジ置き場は、食器棚の中間の高さにある。
  食器棚は作りつけ(15万近い値段)で、右3割が電子レンジ、

左7割が拭きおえた食器を乾燥させる場所

になっている。板の素材はキッチンと同じ。もちろん左の7割はふだんからキレ イにしてある。やるっきゃねーやーと、クレンザーを撒く。

  さっきと違って力を入れることができるので、ピカピカに磨き上げる。
  スキーリ。もとの白さが戻ってきましたよ奥さん!

掃除はそこをキレイにするけれど、心もキレイにしてくれる。

おお、なんか名言をまた作ってしまった。「またって何だ、またって?」という ツッコミは禁止。


  2回目の昼食は正午になる前にカレー店。
  ネイティブがやっている系。来たのは半年ぶりくらいで、そのときは

「味が落ちたなあ(食材のレベル落としたね?)」

という感想だった。そろそろ変化があるかと再挑戦したが結果は同じ。いちど安 いモノを使い出すと、やめられなくなるんでしょうね。じりじりと客足が落ちて いるように見えたのは偏見かも。朝から曇りで、ときどき晴れ間も見えた。が 、まだ真冬のように寒かった。帰宅して昼寝は1時間。読書も。


  『自由をつくる 自在に生きる』森博嗣を読了。
  どうやったら自由になれるかを語るエッセイ。
  この著者特有の思考法に触れることができるけれど、それだけに好みは分かれ ると思う。

  僕は森博嗣のエッセイがとても好きだ。
  考えることの大切さや、自由な発想がどこから出てくるのか、理解できるわけ ではないにしろ、「この人の考えることって、凄いな」と感じながら読んでいる 。僕自身も考えることが大好きだけど、森博嗣のような広がりというか、自由闊 達さを持つことはできない。自分の思考の狭さとでも言うべきものを、思い知ら されるばかりだ。

  本書は題名のように「自由」という極めてあいまいな物事を語る本である。
  それだけに、話はほとんど具体化していかない。

>もちろん、具体的かつ簡単なノウハウはない、と既に書いた。人それぞれ、道 は違うからだ。ただ、ヒントになることは書ける。どうしても抽象的にならざる をえないが、各自が自分の条件に当てはめて応用してもらいたい。

こういった調子なので、従来からの森博嗣ファンには「またそれか」となるだろ うし、新しい読者は「そんなこと言われてもな」となるかもしれない。

  したがって、本書を読んで具体化の方法を探すのは、読者の役割になる。
  僕も、森博嗣の日記を読んでから、僕自身の日記でそういう方向を模索してき たし、今もしている。思いのたけを書くのではなく、思わせる「こと」を書くわ けである。最後に、本書の根幹となる部分を引用。

>非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。

それがなかなかできないんだよね、という諦めと希望を手にして、僕はこの本を 読み終えた。


  今日も長くなっているので、他の話題は省略。
  あ、そうそう、ヒミツの花園を再開したし、ワセヨビの高卒生授業ぶんの準備 を始めた。なにぶん早起きすぎて行動量が多すぎた。さて、今日のメインイベン トへ出勤です!

  ワセヨビ開幕。
  去年までの火曜日(先週終わったばかりだが)から変わって、今年度は月曜日 。高卒が始まるまでの1ヵ月半は、現役2コマ。


  1コマ目は高3基礎英文解釈。
  予想に違わず少人数。某スタッフとも事前にお話をさせて頂いたが、ここでガ ツーンと書いてしまうと、

開講時期が悪いだろう

と思う。3月の2週目は、ほとんどの高校で年度末試験だから、どうしても予備 校への出足が遅くなる。通年授業が早く始まるメリットは受験的にものすごく大 きいけれど、集客的にどうなのかという問題はさらに大きい。市進も同じである 。


  代替案を、今まで何度も書いたが今日も書く。
  3月半ばから春期講習をスタートさせる。それでは実質的に4月スタートと同 じではないかという反論はあるだろう。

そんな正論は、くだらん。

お客様が集まらない時期に、良い食材を用意したからといって、いったい誰がト クするのか。飲食店でいうボウズ(=その日の客がゼロであること)である。高 校生の試験日程は先読みできるのだから、それに備えることは充分に可能だろう 。DVDだのウイングネットだのがあると言っている程度の、

お客様の本当のニーズを無視する

態度が、中小予備校をどんどん不利な状況に追いやっていることに気がつくべき だ。いつまでも、どこまでも自分たちの正論が通ると思っていることが、甘えだ 。

  なに、実現するのは簡単だ。
  ワセヨビなら、「3月期」を半分にして、15日前後からスタートさせる。春期 講習は従来通り、オプション程度の扱いで良い。市進なら、やはり15日前後から スタートさせ、春期講習=通年授業プレ講座という扱いにする。高校生の春休み は意外に時間のあるものだから、

3月20日〜4月4日に講座設定を集中させる

方法も成り立つ。読める時間を読まないで、ただ「生徒の出足が遅い」と嘆いて いるだけでは、何かが変わるはずもない。危機感の欠如にも程がある。


  授業は順調。
  現時点では、そうとう単語力が低いな、というのが正直な感想。それこそ学校 の試験中だというのに、予習もちゃんとやってきているようだった。学力的には 大変な状態であることは譲らないが、基礎項目の繰り返しを徹底させることでよ い良い状況を作りたい。

  2コマ目は高2基礎英文解釈。
  こちらは去年より生徒様が増加、といっても少人数には変わりがない。なんと 、

女子生徒様の多いことで有名なワセヨビ

にあるまじき、男クラ(@_@)

  初顔あわせの生徒様に説教。

>お前らなぁ、女の子の友だち連れて来い。××くん、きみ、女の子の友だちは いるか? なに、初日から唐突すぎると? そんなこたぁわかってんだゴルァ。 きみたち、女子がいなかったらヤル気でないだろう、やる気。特に俺が。

  もちろん、生徒様(♂ばっかりだが)は引いていたし、あるいは爆笑していた 。ちなみに、出席率は高3で80%、高2は100%。予習実施率は、出席者トータル で85%くらいに見えた。最下位レベルのクラス2つでこの数字は立派の一言。が んばれ、ワセヨビ生。


  寒い中を帰宅して夕飯。
  地味すぎるし、だいたい昨日までと同じだし、日記も長くなっているしで、特 に書かない。これで早くも新年度の授業は全て開幕した。1週間で6コマ、週3 日労働である。暮せるわけがないし、住宅ローンなんか返しようがない。だから 、

非常識な合理はどこにあるのかな、

と懸命に探している。本当は、見つかっているけれど。それでは。


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