予備校講師でわるかったな!





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新人歓迎会 5月15日
  土曜日は気楽に行きたい。
  何度か書いたように、予備校講師になって(つまり社会に出て)から初めて、 土曜日に授業がない。自分で選んだわけではなくて、ホサれてしまっただけとい うのが悲しいが、事実は事実だし、受けいれてそれなりにやっていくしかない。

  もっとも、土曜日も仕事はある。
  予備校以外の副業とはいえ、仕事は仕事だ。さりとて軽作業のような仕事だか ら、起床した時点では

「ああ今日は土曜だ、休日みたいなもんだ」

と思うことができる。夏が来るまではこの通年スケジュールが続くから、うまく のんびりして軽く仕事をする人生に慣れていきたい。


  という決意とは裏腹に、7時半起床(@_@)
  昨日の日記が尻切れトンボ(これは差別語じゃないのか?)に終わったことで わかるように、昨晩は眠くてエネルギー切れした。就寝前の読書もできずに

バタンキュー

と眠りに落ちたのは1時半のこと。もちろん目覚ましをかける必要はなかった。 それでもこんな時間に目覚めてしまうなんて、早起きって体に悪いのね!

  朝風呂→朝食。
  ゆで卵の皮がきれいに剥けると気分が良い。昨日より雲の少ない晴れで、冬物 の衣類を洗濯した。さっそく仕事。ウナギ関係。昨晩10時くらいに同僚からメー ルを頂いたが、まだ帰宅途中で対応できなかったため。彼女には

>この人はなんでこんな時間になっても外にいるんだ?

と思われたかもしれない。ええ、貧民過労系予備校講師は、朝から夜まで稼動し ていますので・・・。


  仕事の原則に、刈り込みがあるな、と感じる。
  やるべきタスク、やりたいタスク、やれれば良いタスクを集めるのが企画段階 。それらを言わば「ふるい」にかけて、優先順位をつけるのが準備段階。そこで 、

やれれば良い程度のことは捨ててしまう

ほうが全体の仕上がりはよくなると想像する。あれもこれもではなくて、きっち り完成した場合に最善の結果が残るものを選ぶ、ということだ。

  そうね、高校生ならどうだろうか?
  学校の定期試験とか。試験範囲すべてを網羅して完全にしようとすると、集中 を欠くはずだ。教科書と、プリントと、問題集と、朝の単語テストと、みたいに試験範囲が広ければ、

出題量の少なそうな項目をバッサリ切る

という方法があるはずだ。もちろん、10段階で8とか9を取れる・狙える優等生 はそうもいかないだろうが、5だったものを6や7にしたいなら、

時間という資源を集中

させたほうが、良い結果を得られるはずだ。一般的な仕事にも同じことが言える はず。そういうやり取りで、朝の1時間を使った。


  午前中は雑用など、とりとめもなく。
  お昼前に外出。めったに行かない東南アジア系の料理店でランチ。ランチプレ ートの内訳は、

・前菜(蒸し鶏・揚げ春巻)
・海老と春雨のカレー炒め(トムヤムクンつき)
・杏仁豆腐
・カモミールティー

と豪華だ。ライスはタイ米。

  1,300円の価値はあった。
  甘辛のカレー炒めというのもなかなかオツ。卵白が混ぜ込んであるという工夫 もパクチー(香菜=シャンツァイ)も良かったし、杏仁豆腐も

缶詰あんみつのゴム状寒天

とは違って、プルプルして旨かった。カモミールティーなんてのは『よびわる』 に似合わない食べ物の典型なのだけど、こういうのでくつろがないと過労死しま すので。まあ、あんま旨いもんでもないと思うが・・・。


  帰宅してすぐに昼寝。
  暗黒に落ちたような深い眠りが1時間。外はよく晴れて、気温は例年より低く 、快適な陽気。こういう環境の昼寝は最高だ。だいぶ疲れが取れた、と思いつつ あたふたと家事。洗濯物も布団もよく乾いた。風呂に入って出勤準備。

  遅めの午後に外出。
  ウナギ屋も多角経営です。もうなんていうか、死にそうに疲れてるんですけど 、仕事だからしょうがない。今週はすべての仕事が休みなく入ったので、ちょっ と体がきつい。来週は5%、再来週は15%くらい休みがあるはずだから、

言い換えれば今週がヤマだった

と考えたい。いつもより2時間ほど早く仕事終了。早い話が、早い話は、早退し た。次の用事があるので。


  移動して千葉県某所へ。
  今度はウナギの花園関係。なんと、職場の新人歓迎会である。別名は飲み会である。 しかもたぶんタダ飲みである。ありがたいことです。と書きつつも、これに出席 するために

ウナギ屋も多角経営を早退

しているのだから、僕としては微妙な心持ちである。仕事も人間関係も同じよう に大事だからね。同じ秤を使おうとするのがおかしいけれど、時間という容器に 用事は1つしか入れられない。おっ、哲学(^_^.)


  1次会はイタリアン。
  大人数の宴会にふさわしく、サーブの時間間隔が広くて満足。ワインを飲みな がら食べるから、ゆっくりサーブされるべきなのだ。味もグッド。但し

デザートと食後の紅茶が力不足

で、そこそこ旨い店という印象は免れない。もちろん、こういう儀式的な機会に 選択する店としては良い。

  2次会はチェーン系居酒屋。
  少し高級で薄暗い店。これも無難なチョイス。食べるものは食べたので、飲み が中心。焼酎をボトルで取ったようだ(いちおうは新人なので、かえって自分で は作れない)。2本目はたぶん芋焼酎でやや閉口したが、これは仕方がない。集 団で飲むとは、そういうことである。


  参加者は1次会で30人弱くらい。
  同じ部署に属していていても職場が異なる(例:同じ千葉県ブロックだが、勤 務地は我孫子と津田沼で別オフィス)ので、初めて拝顔の名誉を賜る人がたくさ んいた。向こうもそうだろうが、

「っていうか、あんた誰?」

という雰囲気をなかったことにするのが、こういう飲み会だろう。

  僕は人見知りが非常に激しい。
  だから少し疲れた。実際の友人・知人はご承知のように、付き合いが深まれば 面白い人間だが(注:決してイイ奴ではないw)、とっつきが悪いのが僕である 。それなりにがんばって社交をしてきたものの、どう思われたかは不明である。 無難にこなしたかなとは思うが、どうなんだろうっていうところ。


  その他は明日の日記で(眠いため)。
  最後に、新人歓迎会の実情を紹介する。それを名目にした、ベテラン同士が集 う会である。不満を言っているのではなくて、それが普通だという話だ。ベテラ ンになれば、こういう儀式は楽しい。踏み絵とまでは行かなくても、

「あんた長くやっていけるか?」

と試されているようなものである。大学サークルの新歓コンパなどは別として、 一般社会というのはそういうものだな、と確認できた。以上は新社会人に向けて 心得を説いてみた。偉そうだけど、本当だよ。


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