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そりゃ、追われるはずだ |
5月24日 |
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よく眠れて5時20分起床。
もう少し早起きのほうが余裕を持てるかも。昨日からの雨はまだ続いている。
1日降り続くという天気予報。雨の月曜日ってのはつらいね、と言っている余裕
もなく出勤。
月曜日は書くネタはあれど、日記に使える時間が少ない。
したがって、月曜日は恒例の読書感想文、となっております。
『漱石の孫』夏目房之介を読了。
漱石の孫である著者が、漱石との関係を洗いなおすエッセイ。
入り混じる感情を必死に書いているけれど、全体としてアイマイ。
もっとも、著者は漱石に直接会ったことはない。
漱石は1916年に早世し、著者は1950年に生まれている。祖父と孫といっても、
80歳ほど年齢が離れている。孫である著者からすれば、たとえどれほど高名な文
豪であったとしても、遠い祖先(とまでは言えない程度)に近い存在だ。
しかしもちろん、著者は「漱石の孫」として世間から扱われる。
著者には祖父の実感がないから、「お前のおじいさんは立派な人だった」など
と言われても困る。立派な人の孫だからどうの、と言われても困る。こういった「あまりにも偉大すぎる祖先」を持つことがどれほど本人にとって重荷になるか、を語る。
が、いかんせん整理ができていない。
想いが交錯しているせいもあるのだろうが、文章の交通整理ができていないし
、章立てなども複雑で、僕にとっては文章構成の意味がつかめない箇所が多すぎ
た。漱石フェチの人は、副読本的に楽しめるのかもしれないが。
昼過ぎにウナギの花園を終えて帰宅。
まだ雨はショボショボ降っている。暑くはないが蒸し暑いような感じもする。
途中で昼食をとり、急ぎ洗濯物を乾燥させる。一服して、出勤準備をして、シャ
ワーを浴びて、ふたたび出勤。今日も追われてるな、俺。
移動時間などに、今年度の1週間あたりの労働時間を計算してみた。
通勤や自宅作業は含まず、タイムカードを押して賃金が出る時間である。
昨年比、約200%増(@_@;)
そうね、去年の3倍も今年は働いている。新しい職場が2つもあるし、通勤時間
もそれぞれ加算されるから、実質的には4倍近いはず。その一方で、昨年は今年
の33%の労働で生計が成り立っていたというのも恐ろしいが・・・。
ワセヨビの授業はなごやかに終了。
しかし、4コマは疲れるな。浪人生(高卒生)のクラスは中間レベルなのだが
、かなりの基礎から扱わないと授業にならない。明日の日記では授業のネタを書
かない予定なので少し書く。
今日の力説項目の1つ。
> I found it difficult to solve the problem. の to 不定詞は何用法か?
ホントか、と自分でも思ったが、ホントだ。2人を指名したら、連続で間違え
たから(じゃあ次は1択と違うのかw)、きっとわかってなかったんだろう。な
んかスゴイ時代だぞオイとは思うが、
生徒様がわからないならどこまででも戻る
のは方針である。いやぁ、やっぱり、全ての高校はちゃんと筆記試験で入学者を
選抜するべきだと思うよ。長くなるのでここまで。
雨の中を帰宅。
途中でウナギ系の電話を処理。苦情ではなく、用件だけ。しかし、雨の中で傘
を差してケータイで話すって恥ずかしいですね。
「えっ、何ですか?」とか聞き返す
あたり、強烈にみっともない。絶対的な時間がなくて、メールで済ませられない
用件で、選択肢がなかったにしても。つまらない夕飯を食べて家に戻る。
風呂に入り、ウーロン茶を飲む。
月曜日は休肝日。処理しなければいけない案件は、あといくつあったか、と考
えながら寝る支度をして、そのあとでこの日記を書く。ぐっと疲れたが、気力は
落ちていない。ただ、
僕は何に追われているのか
を考えてしまうだけだ。そろそろ、雨がやむといいな。雨は、人のこころを暗く
させる。
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