各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
のちのち良かれと思って |
7月5日 |
|
5時起床。
熱帯夜に近い夜で、エアコンをかけて眠った。もちろん途中で切れるように設定して。つけたまま眠れるほどの現代人ではない。外は曇り昼間には晴れ間も出て、今日も蒸し暑かった。
パソコンにはまだ慣れない。
当たり前だ、まだ2日目だ。ウインドウズ7になって何が変わったかと質問されると困る。今のところは、画面のプレビューが簡単に出せること、スリープからの起動が早い(1秒くらいじゃないかな)というくらいしかわからない。カスタマイズも進んでいない。その割には
壁紙が未来嫁に変わっている
というところが、なんとか言うか自分でも情けない。もっと他にやることないのか、生徒様に説教している場合じゃないよね。
すごいのは、地震を感知すること。
地震じゃなくて振動なんだろう。昨日の午後3時過ぎに震度2の地震があって、
>揺れを感知したのでどうのこうの
という画面が出た。ディスクの保護とか、そういう意味合いなんだと思う。関係ないが、今朝も震度1くらいの地震があった。
ウナギの花園へ出社。
この3カ月の事業報告書を出せと言われる。予定されたタスクが印刷されていて、実行できたもの及びそのペースを書け、となっている。雲をつかむような話なので先輩に質問すると、
「当たり障りのないように抽象的に書くと良い」
とのこと。なんじゃそりゃ。それって要するに捺印した書類が必要ってことですか、と問いなおすと、
「要するにそういうこと」
と言われて驚いた。質問も大胆だが、実に素直な回答で笑ってしまった。仕事なんて実質がすべてだと思うがなあ。
予備校の仕事だと、こういうことはない。
授業の進度表みたいなものを書かされる場合もあるが、あくまで欠席者のフォローに使うという実質的な事務作業だ。授業をすればそれでおしまい。これが美しい。僕たちが伝えたものは、書類なんかにしても意味のない、
かたちを取らないものだった
と確認できる。書類に変換されることもない、記憶と体験を伝える仕事だとまで言えば、美化しすぎだろう。もっと偉そうに言えば、教えることは常に無形である、となる。ここで先週の今日は忘れていた読書の話題。
『黒いマナー』酒井順子を読了。
マナーをめぐる諸問題をネタにしたエッセイ。
タイトルと著者から想像するほどの「黒さ」は見えず、そこそこまとめた、という印象。
マナー本と言えば、古くは塩月弥栄子『冠婚葬祭入門』が挙げられる。
サカイもあとがきで指摘するくらい有名な本で、1970年代にもっとも売れた本の1つと言ってもいいだろう。僕の実家にも1冊あったと思うし、今の高校生の親御さんくらいの世代でも、
「ああ、そういう本が昔あったね」
くらいは言ってくれると思う。70年代当時という意味での「現代版マナー読本」ではなかったか。
本書は、それほどマジメなものではないが、やはり「現代版」のマナー本かもしれない。
和室では畳のヘリを踏まないで歩きなさい、といった内容ではない。受験とか格差とかメールとか、わりに日常的にマナーが必要とされるけれど、これといった定番マナーも明文化されていない、といった日常シーンをエッセイとして扱っている。「プライバシーのマナー」から引用。
>私のような、つまり多くの人は結婚している年齢になっても結婚していないというプロフィールを持つ人も、
「私は結婚してないんですけど」
といったことを最初に言っておくのが、良心的な態度ではないかと思います。すなわち、相手が最も知りたがっていることが予想され、しかし相手からはなかなかズバリと聞けないであろうというポイントは、最初に自分から開示。これが、後々面倒臭いことにならないためにも必要なことなのではないでしょうか。
こういった感じで、この著者らしい黒さは見えない。
おいおいこれじゃあサカイのエッセイじゃないだろ、もっと黒く頼むわ、と思いつつ探し読みしていくと、なかなかエグイところも出てくるんですけどね。暇つぶしには良いエッセイです。
退社して帰宅途中で昼食。
豆腐チゲ定食。この蒸し暑さの中で、と思わなくもない。食べて汗をかくとからだがラクになるし、帰宅してシャワーを浴びる余裕もある。わずかな隙間時間を使って電話。おお、
自分から電話する
なんて珍しい。人を介さねばならないタスクができたため。もっとも、5分で完了。洗濯物を取り込んで出勤。今度はワセヨビですわ。
現役生は出席率が悪かった。
学校の期末試験のせいだろうか。2年生も3年生も基礎クラスだから当然と見る。今日などは、指名してみたらこの英文が読めなかった(引用文は適当)。 that の識別問題。
> It is natural that he should get angry.
ううむ参ったなぁ。もう20回くらいやったと思うんだが。果たして大学受験というレベルまでもっていけるのか、あまり自信はない。そして、頑張るしかない。
4コマ終えて帰宅。
休肝日なので弁当を買ってきた。うまくともなんともない。早食いは体に悪いというが、
うまくないものは早く食べないとさらにまずい
という真理があるような気もする。週に1回くらいは我慢しよう。
夜も蒸し暑く、エアコンをかけて日記を書く。
夕方に少し雨が降って、帰宅時にも少し降って、本降りにはならない。トータル量だと空梅雨に思えなくもない。こんなに蒸し暑いもんだっけ、と回復の遅れている腰をさする。多忙期を抜けるまでもう少し。疲れたけど、まだまだ元気だ。
|
|