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旅の余韻 8月9日
  川の音か雨の音か。
  ときどき目を覚ましては同じことを思う。6時起床は9時間睡眠。早朝の露天風呂は、埼玉県の名栗温泉。山あいの一軒宿で、自然の音以外は何も聞こえなかった。露天風呂の天井には、ツバメが巣を作っていた。子ツバメは5匹いるみたいだ。朝から元気だ。


  朝食が8時からと遅いので2度寝。
  けっこうボリュームがあって食べがいあり。根菜を多くつかった味噌汁が旨かった。出発時間まで読書をして過ごす。窓からは山の緑しか見えず、昨日の夕方からずっと外を見ていた。曇り時々雨という天気で、山にはモヤが立っている。

  10時にチェックアウト。
  いつもはできるだけ早く宿を離れるのが僕の習慣だが、今日はとくべつに。最寄りの鉄道の駅まで車で30分、送迎バス以外にほとんど交通手段がないためだ。今回の旅の交通手段は鉄道だけなので、バスを待つしかなかった。もっとも、

ただノンビリするだけが目的

で宿を選んだので不満はない。10時24分に西武池袋線・飯能駅に着いた。


  なかなか良い宿だった。
  『じゃらん』では食事の評判がかなり良かったが、僕としては「まずまず」くらい。鯉の刺身とかアユの塩焼きとか、そんなに好きなものでもないし。夕飯の量が少なくて、酒を多めに飲むことになった。といっても、生ビール1杯と日本酒(常温)3合だけだが。天覧山という地酒だった。

  温泉というか、風呂には少し不満も。
  露天つき風呂が2つあるならば、男女入れ替え制にしてくれれば良かった。夜も朝も同じ方向しか見られないというのは意外につまらない。他に

木風呂

という名前のヒノキ作りの風呂が離れにあった。そっちにも露天がついていれば良かったのだけど。


  食事を運ぶお姉さんが大学生だった。
  企業実習というのかインターンシップというのか知らない。へぇそんなものがあるのかと思って

「じゃあ立教大学ですか?」

と質問したら、そんな立派なところじゃありませんと苦笑された。

  駿河台大学とのこと。
  飯能駅からスクールバスで7分のところにある。僕が立教と言ったのは観光学部とかそういうたぐいのことかと思ったためで悪気はない。ふつうの企業への一般的なインターンシップということで、大学が斡旋している、といった趣旨のことを聞いた。おいおい、

旅館って一般的な企業なのか

と思わなくもない。旅行客なんて我がまま極まりない悪質のクレーマーばっかりだろうから(旅の恥はかき捨て)、精神修養とかの役には立つのかもしれない。駿河台大の就職部もたいへんですね。


  今日の日記に戻って西武池袋線・飯能駅。
  あ、テツの話題だと思った奴がいるだろう。くそっ、バカにしやがって。電光掲示板には先発「準急」と次発「快特」の文字が。どっちが早いんだ、さすがに「快特」だろうか。快速特急のことだよね。でも、西武線と言えば「ちちぶ号」みたいな、本当に速い特急があったような。それに「快速」がつくんだよね?

>ほら、テツの話じゃないか。

バレりゃあしょうがねえ(-_-;)

  特急の次に速いのが快速特急。
  しかし紛らわしいよな。小手指とか所沢とかひばりヶ丘とか、そういうたぐいの埼玉県人誇りの地名をめずらしく思う。所沢以外、どれも聞いたことないって。石神井公園とかさ、埼玉臭が強すぎるんだよこのヘン。乗客も埼玉臭がするよね、まあ埼玉だからしょうがないけど。やだやだ。

>どうして先生はそこまでサイタマを目の敵にするんですかッ!

え、からかってるだけじゃない?


  早い午後には帰宅。
  最終日をマンキツしないのも予定通り。とにかく、静かな温泉宿でくつろぎたかったし、その思いは果たされたからそれでいい。地元でパンとスイカと昼食用の焼きそばを買った。荷ほどきをして、旅行の精算。コミコミで1泊2日3万円弱。交通費が4,000円くらいで安かった。初日は

昼から蕎麦屋で瓶ビール

なんていうオトナなことをしたので、食費は少し高かった。2万円を切ればリーズナブルな宿だったかな。

  夜は実家へ。
  めずらしくお土産を持参。僕は基本的に土産を買わない主義だが、宿の夕食で出たオリジナルの朴葉焼きの味噌が旨かったので買った。とくべつに旨いかと言われれば、答えは否だけど。満腹および泥酔手前で帰宅。休暇の日々は残り1日。


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