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とくべつな筋のない日記 8月25日
  6時55分起床。
 寝苦しい夜だった。天気予報(今は気象情報と言いますが)では、千葉の6時40分現在の気温は28℃。残暑にも限度があるんじゃないかと思う。昨日まで行っていた秋田も25℃くらいで、暑いことに変わりはなかった。

 ちょうど毎日新聞には、ここ数年の夏の猛暑日・熱帯夜の記録が出ていた。
 去年は涼しい夏のようだった。僕の記憶では2000年と2004年が暑い夏で、事実と記憶がほぼ一致している。今年は忙しかっただけに暑さを厳しく感じていたけれど、事実のほうも暑い夏のようだ。

あと1週間もすれば平常スケジュール

に戻るから、早いところ涼しくなってもらわねば困る。


 旅行の後始末はほぼ終了。
 洗濯物を干して、鞄も干して、清算した。旅費は2泊3日でコミコミ7万円強。宿泊代は食事こみで3万円足らずだから、交通費の占める割合が高い。独り旅なら鉄道の料金をもう少し安くあげる方法があった。新幹線を使うと、どうしても高くなる。

 便秘も解消。
 いきなり何の話だと思う人もいるはず。旅行で便秘がちになるのは野菜不足のせいだろうと思っていたが、それだけではないらしい。僕の場合はということだが、

朝飯前の家事という運動

が大きく減るのが原因の1つのようだ。独り暮らしで、狭いとはいえ3LDKを清潔に維持するためには、けっこうな量の作業が必要なのだ。おかげさまでスッキリ・・・って、読者にとってはスッキリしない話題だったかも(*^_^*)


 午前中から夕方にかけて授業準備で地獄。
 どこまでやっても先が見えないほどの量がある。もともと学期始まりは準備に追われるものだが、ちょっと異常な感じがする。去年はこんなんではなかったはずだと考えてみたところ、理由は2つ。

:ワセヨビぶんが増えた
→去年は週1コマだったのが4コマになったから、単純に4倍された。初めて担当することになるから見通しに確信がなく、迷いながら進めている。

:通年スケジュールに余裕がない
→副業が多くて、授業を進行させながら準備をする時間が足りない見込みだ。いちど開幕してしまえば立て直す余裕が見込めず、開講前の作業量が多い。

と、ごちゃごちゃ言い訳を考えながら進めた。これも仕事のうちですね。


 むちゃ暑い中でプールへ。
 スイミングのみ650M。体重は64.70Kで、恐れたほど増えていない。最高気温は33℃くらいで、休日なら(そして外出しなければ)キツイほどではない。それより、残暑に終わる気配がないほうが心配だ。整骨院は通常通りに、スーパーでは果物など朝食用の食材を。


 昼食はランチを始めたばかりのお高い寿司屋。

 店構えからして

「貧乏人(たとえばそこの予備校講師のお前)は入るんじゃねえ」

というオーラが漂う店だが、不況もあってかランチ経営に乗り出したみたい。ふだんはメニューを店先に出していないのに、ランチメニューだけは出している。よっぽど夜の客が少ないのかなと想像するが、ランチの最高値は3,500円のバラチラシ。ここは銀座かよ(・_・;)

 最安値は、づけ丼840円。
 もちろん確かめてから入店した。それを注文するなり、カウンターの向こうの店主が舌打ちした(ような気がした)。

寿司職人に逆らうと包丁が飛んでくる

ことは今までにも何回か書いたし、まだ死にたくないから実際に逆らわなかった。客は僕1人。カウンターで店主に睨まれながら食べる。包丁が飛んでこないように気をつける。バターにもならないように気をつける。味は普通じゃないかと思ったが、

ただならぬ威圧感を漂わせる店主

は異常じゃないかとも感じた。「パねぇ」ってやつですか(ハンパじゃない、の意味らしい)。気にし過ぎですかね。ぶるぶる。


 2回目の昼飯は家でパスタ。
 イカスミのソース(レトルト)とホウレンソウの乾麺はともに来客の手土産。僕が緑黄色野菜嫌いだと見越してのイジワル、ではないと思う。麺は茹でてみたら昆布の香りがした。こういうのが好きな人もいるのだろう。イカスミソースでお口は真っ黒ね!

 夕飯は立ち食い系そば店。
 牛めしとモリソバのセット。今日は休肝日で、わざと食材は買わなかった。明日からしばらく外食の予定はないので、いつものように細かい惣菜を作って

食材を回していく楽しみ

を味わうことができる。以上、とくに意味もなく食事の話題を並べてみました。読書をする時間も取れた。


 『ご立派すぎて』鈴木輝一郎を読了。
 30歳直前の主人公がお見合いを27回も繰り返すエンターテイメント小説。
 人生の悲喜こもごもをギャグにするのが面白く、かなり笑えた。

 僕はお見合いをしたことがない。
 昔から、たぶん20代の前半あたりから「1度はやってみたいな」と思っていた。が、不幸なことにそのチャンスはなく、「もはや今さらお見合いは」という年齢まで来てしまった。残念である。僕がなぜお見合いに興味を持つのか、本書の登場人物がうまく代弁している。

>『普段なら滅多に出会う機会のない若い女性と次から次へと出会うことができて、美味しいものを食べてデートができて、いろんな話をさんざん聞くことができて、しかもあとくされなくお別れでき、そのうえ上手くすれば結婚までこぎつけられるような、そんな出会いなんて、そうそうできるものではないでしょうに』

 うん、そうね。
 あまり大声で言うべきことではないにしても、お見合いのメリットはまさにここにあると思う。あとくされなくお別れ、なんてのも良い(普通は泥仕合w)。僕は知らなかったが、タイトルの『ご立派すぎて』というのは

お見合いをお断りするときの常套句

であるそうだ。ご立派すぎて、私とは釣り合いが取れませんというアイサツだ。

 小説としては、すこししつこいかなと思う箇所がある。
 ギャグをもってくるために、お見合いをする2人の状況を描く必要がある。この説明箇所のリズムが悪く、「早く笑わせろ」という読者の期待が引っ張られすぎるというのが欠点。ただ、全体としてはリアリティにあふれていて(著者は後書きで『実話ではない』と強調している)楽しかった。なお、お見合いにおけるヘンな男の一例は、

お見合いでなぞなぞを始める男

であった。うむ・・・、なぞなぞ、かぁ・・・。


 将棋の王位戦第5局。
 ともに2勝2敗で迎えた2日目。夜遅く、千日手が成立。

千日手(せんにちて)
→同一局面が4回出現して、引き分け扱いにすること。指し直し局は先手と後手を入れ替えて行われる。

持ち時間は8時間で、深浦王位も広瀬挑戦者も残り数分しかないところで千日手になってしまった。後手番ながらも攻めていた深浦の気持ちはどうだろう。

 指し直し局は午後8時10分から。
 規定により、以下のような持ち時間になった。中継サイトから引用。

>前局の残り時間は深浦2分、広瀬4分。規定により持ち時間の少ない深浦を2時間に戻し、広瀬に2分足して2時間2分となる。したがって本局は▲深浦2時間、△広瀬2時間2分。


 さて、困るのは。
 リアルタイムは10時51分で、もちろんまだ対局中なのだ。そろそろオネムの時間であり、日記もこのヘンが潮時の量である。夜もそこそこ暑く、どこかの気象予報士に言わせれば

スーパー熱帯夜=最低気温27℃以上

になるかどうか、というところ。なお、僕の夏休みはあと2日続き、将棋の感想文は明日の日記に持ち越すことになる。んじゃ。


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