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それでも駆け込むでしょう ９月６日   月曜日なので短縮日記。 　大まかに言えば、朝から仕事、お昼過ぎに終わって、いったん帰宅してすぐに出勤、15時20分から70分４コマで本業、という流れである。１週間でいちばん厳しい。油断するヒマと長い日記を書く時間がない。 　５時に目覚め。 　今夜も暑くてエアコン生活で眠りが浅く、夢を３種類も見た。内容を復習していたら２度寝してしまった。10分後にかけておいたもう１つの目ざまし時計に起こされた。あぶないあぶない、まだ早起きに慣れていない。 　大混雑の中で出勤。 　もー何とかしてくれという暑さが通勤の疲れに拍車をかける。週のアタマからこれかい、と思うが文句を言っても意味がない。今日も歩かずにバスを使おうと思いきや、そうね、平日の朝なのよ。 高校生の大行列(＠_＠;) 　バス停にあんなに人がいるなんてアリか、と思うくらい。 　バスの頻度と乗車定員はよくわからないが、５分に１本だとして３本は待たなければいけないように見える。この暑さの中で、高校生に囲まれてオサーン（僕です）も並べってか？　変態ないし痴漢およびその両方に間違えられないか？　こんなに混雑するものなのかね。トッポイ上に世間知らずなことを言うようだが、朝の通勤をほとんどしたことがないのだ。ヘイ、タクシー！ 　通勤でタクシーかよ、と笑う人もいるだろう。 　僕は自家用車を持たない主義なので、こうしてわりに気軽にタクシーを使う。どこにお金をかけるかという問題にすぎない。アサイチの出勤は月曜日だけで、この暑さが収まれば使うこともない。そう考えれば コストパフォーマンスの良い行動 と言える。毎日使ったらどうかと思うが、1,000円程度だから良いとしましょう。 　仕事は無事に終了。 　上司が「終業後に少し時間をくれ」というので、始業前に話を済ませてきた。「忙しいんですねぇ」と言われてしまったが、いやホント、５分でも残業している時間がないんでございます。昨日と同じような暑さで、大汗をかいて帰宅。途中でラーメンとチャーハンのセットを食べた。 　家に滞在できるのは40分ほど。 　洗濯物を干し、シャワーを浴びて、着替えて、出勤準備をして、と細かく時間を使う。ゆるんでいるヒマはないけれど、短い時間でも自宅に戻れるのは助かる。さあ本業のワセヨビに出勤。ここで月曜恒例穴埋め読書感想文に移動。 　『駆け込み、セーフ？』酒井順子を読了。 　『週刊現代』連載のエッセイをまとめたもの。 　のんびりと読める毒舌系エッセイ。 　サカイの本は、文庫になるたびに買っている。 　新古書店に落ちるまで待ちたくないし、ハードカバーで買うことは１秒も考えない。ある程度まで量産していて、ある程度の質は保証され、買って読んで損した感の少ないエッセイストだ。値ごろ、という言い方もある。 　これといった内容があるわけではない。 　むしろ、週刊誌連載だから読者を飽きさせないようにしている。いつものような毒舌が見え隠れするなかで、ときどき「ほぉ」と思わせる内容もある。あとがきから引用。 ＞若い頃は、四十代はもうゴールだと思っていました。それくらい大人になったのなら、様々な生々しい欲求からは解放され、淡々と生きていくことができるのではないか、と。 　しかし私達の世代は、走っても走ってもゴールテープに届かないという感覚を持っています。ゴールを見ることはできるのだけど、いつまでもきれいでいたりモテていたりしなくてはならないという風潮のもと、走れば走るほどテープは遠のいていく感じ。 　本書が書かれたのはサカイが40歳になる直前だ。 　だから『駆け込み、セーフ？』というタイトルになったとか。サカイは僕より４歳年上だから、同じ世代という感覚は薄いけれど、そうだなあ、そういう心持ちがあるよなと思う。駆け込んでみてセーフかアウトかと審判を振り返ったら、 「そこはゴールではない」 と言われるような気分だ。判断を乞うこと自体が間違っていたのだ。いつも、そう言われてきたし、これからもきっと言われ続けるのだ。ま、全体としてはふつうのヒマ潰し系エッセイなんですけどね。 　ワセヨビ終了。 　忙しい時に限って質問が多く、休み時間が潰れてばかりだった。生徒様が質問を持ってくるとういうのは、 自分の問題点を自分で探し始めた証拠 とも言えるから、歓迎すべきことではある。ただ受講するだけの受験生に救いは（ほとんど）ない。 　こういう展開になると、１日４回転（＝短い休み時間だけ挟んで４コマ担当すること）はキツイなと感じる。 　物理的な授業の準備がたくさんあるから。プリントを印刷する。名簿と教室とテキストを確認する。前回はどこまで進んだ？　お絞りは持った？　チョークケースは満杯になっている？　おやつは食べた？　水分補給はした？　おしっこは大丈夫？　などなど、 態勢を整える必要がたくさんある のだ。ともあれ、職業的には良いことである。下位クラスの担当が多いといこともある。 　帰宅途中で夕食。 　帰宅して入浴、洗濯、日記書き。明日のために目覚まし時計をセットする。他には何があったかな。５秒を無駄に使う余裕がない。 　明日も朝から仕事。 　したがって休肝日。どちらかと言えば日曜日にしたほうが良さそうだが、日曜しか休日はないので気分的な問題。火曜日は 早起きさえすれば勝負は終わり とい気もするけれど。南風は暴風に近く、やはり蒸し暑い。台風の影響が多少はあるのかもしれない。    これまでの日記はコチラ