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少し落ち着いてきました 9月20日
  目覚ましをかけたままだった。
 せっかくの寝坊できる月曜日だというのに、よくある失敗。起きるべき日にかけなかった、よ りは良いかもしれない。それにしても。

・寝室で7時19分に時計
・寝室で7時20分にケータイ
・ダイニングで7時38分に時計

ここまでしつこく鳴らされると2度寝もできないではないか(切らなかったのは俺ではないか) 。諦めて床を払ったのは7時45分。風呂掃除、アイロンがけ。

 ウナギの花園は休み。
 今日は敬老の日だから。ワセヨビは現役生の2コマのみ。浪人生の授業は

今日が2学期唯一の休講日

だから、勤務は2コマで終わりである。今週は木曜日にも休日があるため、授業準備にめどを立 てて生活に余裕を持たせる準備をしたい。


 ということで仕事。
 ふだんの勤務時間に授業準備ができるのだからありがたい。グッとアクセルを踏みこんで2学 期のワセヨビぶんをコンプリート。やれやれ、長かった。

俺は長文を読む機械なのか

と思う時間が長かったのだ。プリントの準備は終わっているから、残りは完全に授業をするだけ になった。

 広い意味の学力向上にも寄与したことだろう。
 どんなに易しくても(最難関でMARCHレベル程度)、辞書を引きながらたくさんの英文を 読むと、英語の力がつく。力といっても英語そのものの能力ではなくて、

瞬発力・集中力・看破力・よくわからんけど答えはきっとこれだ能力

などである。最後のは「先生」としてどうなのかという意見はあろうが、広義の底力だと言えな くもない。受験生はこういう経験をしているだろうし、まだの人は頑張ってみること。ちゃんと 和訳のある英文で、紙の辞書を引くように(電子辞書だけ引いてると、バカになる)。


 お昼過ぎに外出。
 スーパーで朝食用の食材を買う。今日から2日連続で夜は外食だ。洋風弁当。海老フライとか クリームコロッケとかオムライスとか、

カロリーだけなら負けないぞ弁当

みたいだった。900円。昼飯を自炊すると家計の大きな節約になるそうだ。僕の場合だと、平均し て1日に700円くらい使っているから、1か月に2万円くらいになる。もう少し収入が減ったら、 昼食を作る時間も確保しなければいけないかも。


 午後はたっぷりと休む。
 1時間半の昼寝。朝から曇り空で28℃くらい。湿度が高いのか蒸し暑く感じ、寝汗をかいた。 もっとも、エアコンの必要はまったく覚えない。シャワーを浴びてもまだ時間がある。ゆるり読 書。


 『米原万里の「愛の法則」』米原万里を読了。
 米原の没後に編集された講演集。
 彼女のエッセイによく出てくる話が中心で、「初米原」の人には向くかも。

 4本の講演から成り立っている。
 そのうち2本が高校生向けの文化講演会ということもあって、話の内容はわかりやすい。話し ていることなので、内容が矛盾していたり事実確認が取れていなかったり(と思える)する部分 はあるが、米原らしい辛口な語りは面白い。とくに良かったのは3本目の「理解と誤解のあいだ 」だろうか。

>通訳という仕事、それから通訳だけではなくコミュニケーションを取り持つあらゆる仕事とい うのは、ある意味では、非常に不確実なものです。完全にコミュニケーションが通じて最終的に 理解が一致するなどということはあり得ません。そのことを、まず覚悟しなくてはいけません。

 僕の仕事も、ここでいう「あらゆる職業」に当てはまる。
 おこがましくも人様に教えるということは、何かを伝えることだ。その過程において、「ああ うまく伝わらない」と思うことは日常だ。「わかる」ことはあっても、「わからせられる」こと はまず期待できないと知っていても、

何とかして伝わらないかな

と思うことは多い。その気持ちを誠意と呼ぶ人もいれば、情熱と名付ける人もいるだろう。

 ただし、その恐らく虚しいであろう努力のプロセスで、ある程度まで必要なことがあるはずだ 。
 「伝わらないこともあるよな」と思っておくことだ。7割の誠意と3割の諦観くらいであたる ほうが、かえって「教える」という行為がうまく成り立つような気がしている。森博嗣みたいに 、「(学生に限らず)伝えたつもりのことが1割伝わればラッキーだ」とまでは思えないにして も。何かの機会があればどうぞ、くらいの本だろう。


 ワセヨビに出勤。
 授業前にパンを1つペロリ。授業は70分2コマをペロリ(食べ物か?)。ふだんの月曜は朝から働いているから落差が大きい。全力投球できると言えるし、物足りないとも言える。

 今週は現役生のはなし。
 遅まきながら、1学期よりも生徒は大幅に増えた。それでも同じ講座(全3ランクの一番下の 英文解釈)では昨年比マイナスらしい。僕は去年のことを知らないから、素直に増えて良かった なあと思う。前に書いたように、僕が夏期講習を担当したわけではないので、スタッフの営業の おかげだろう。


 レベルも、牛歩のようだが進歩はしてきたか。
 100%とはいかなくても句と節をわけることはできるようだし、構造がチンプンカンプンという こともだいぶ減ったようだ。実際に授業中演習を取り入れないと本当のところはつかめないけれ ど、

テキストをこなすのでイッパイいっぱい

という状況である。予習をたっぷりやって授業がよくわかるというだけでは、入試の現場で戦える力の有無は測れない。
 指名の量や頻度はかなり減らした。
 人数が増えたこともあるし、生徒様もどこを考えればよいか理解できるようになってきたから 。授業のピッチも上げなければいけない。指名して、あんまりズレた反応があると、

あっさり見捨てる

こともある。時期的に、復習が不徹底な生徒様を拾っていく授業はできない。今日の授業だと、

同格節を作る接続詞の that と関係代名詞の that と名詞節を作る that

の区別ができない、という場合だ。ただ、最下位レベルであることは事実なので、チェックするために指名する必要はこれからもある。


  帰宅の途中でつまらない夕食。
 風呂に入ってポンジュース、ということは休肝日。明日は休日だが外出の用事があるので、いつもと同じように起きなければいけない。夜は涼しくなって、生活にも落ち着きがでてきた。


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