予備校講師でわるかったな!





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イチローに学べ 9月24日
  6時55分起床。
 さらに寒くなった。2日前にはエアコンをつけて寝たのに、今朝は毛布2枚にくるまれて起きた。体調がおかしくなりやすいから気をつけないと、と自分に言い聞かせる。6時間睡眠は不足気味だが活動レベルを維持できる量でもある。

 風呂が焚けるまで時間がかかる。
 それこそつい先日まで10分以下だったが、今日は16分くらい。風呂場は北側に窓がついていて、夜は開けたままにしておくから、風呂桶が冷え切っているんだろう。そのぶん、朝風呂は温かくて気持ちが良い。

このまま2度寝に移れたらもっといいんだけど

とありえないことを考える。


 朝のニュース。
 大リーグのイチローが10年連続200本安打達成とのこと。おめ。今年は8月あたりで「こらちょっとヤバイか」と思ったけれど、うまく帳尻を合わせてきた。今さら彼に対する論評でもあるまいが、

常軌を逸した努力家

なんだろうなと想像がつく。努力は誰にでもできるし、それを継続することも一部の人にはできるけれど、そのレベルがケタ違いだろうということだ。俺も少しでも追いかけなきゃと出勤準備。

 少し悩む。
 クールビズで行くか行くまいか。最高気温は20℃そこそこということだから、ネクタイを締めてもいいんだけど。しかし

クールビズは地道な環境保護運動の1つ

とも言えるので、維持することに。政府の教えに従って6月1日にスタートさせたからには、キッチリ9月30日まで続けよう。暑いからクールビズと言うよりは、筋が通っているか。

・「それはこじつけだ」
・「ただの暑がりじゃないのか」
・「ネクタイが嫌いなんだろ」

の反論はありそうだ。最初の2つは肯定、最後のは否定します。


 ウナギの花園。
 残業なく逃げかえろうとしたら、つかまるつかまる、同僚にプチ上司に。あの件がどうだ、この件はどうする、例のプロジェクトは進行しているか、お願いだから嫁にしてください、など(明白なウソを含む)。なんだか知らないが

やたらとモテるモード

に突入してしまった。モテるのは若い女子にじゃなきゃ意味ねーんだ! じゃなくて、こういうのは人生ときどきある。人気がある日って言うんですかね。残業は34分に及び、カノッサ。屈辱ということですね。

 帰宅途中でスーパー。
 昼飯にはチャーハンを買った。帰宅と食事を済ませてから、徒歩3分のところにある地元のスーパーへ。さっきのスーパーと使い分けているため。半そで短パンで行ったら寒いのなんのってあなた(@_@;)


 市進千葉校へ。
 速読ゼミは時間調整に失敗して4分ほど延長、恥。逝ってよし認定委員会(古いなこれw)。


 一方、Fクラスは順調。
 今年も例によって締めあげるような授業展開。解説は基本的に生徒様が担当する。僕は座を回すだけのコーディネーターだ。とある「誤りの選択肢を選べ」問題。

僕「正解、つまり誤りがあるのはどれだ、Aクン?」
生「・・・Dです」
僕「ほう」
生「・・・」
僕「Dが誤りだって主張するからには、それだけの根拠があるわけだな」
生「・・・」
僕「答えたからには、説明をする義務があるな」
生「・・・(指名したのアンタじゃないか)
僕「じゃあDのどこがおかしいのか、どう変えればいいのか、どっちでもいいが答えてもらおうか」
生「・・・(なんで俺がこんな破目に)」
僕「ま、君は生徒様であって予備校講師みたいな下僕じゃないから、自分の言葉で説明すればいいけど」
生「・・・わかりません」
僕「それは認めない。わからないなら、最初にDって言わないだろうが」
生「・・・(た、助けて)」

僕「可能性はある。誤りを選んだのだから、他の選択肢が正しいって判断をしたのかもしれない。消去法って奴だな。もちろん、正誤問題だからそういう判断もある、あっていても、間違っていても」
生「・・・(た、助かった、一言余計な気もするけど)」
僕「じゃ、他の選択肢がどう正しいのか解説してもらおうか」
生「・・・(そ、そんな・・・誰か助けて、助けてよーッ!)」

僕「あのな、お前らな、消去法とか声高に言うけどな、言う以上はちゃんと消去する理由があるだろうが。あっていても、間違っていても。それが説明できなきゃ、要するに」
生「・・・(待って待って、いま考えるから説教続けてて)」
僕「ただ『答えはD? っていうか?』レベルのパープリン女子高生妙子と同じだろうが」
生「・・・(タエコってどっから出てきたんだ?)」
僕「というわけで、だ」
生「・・・(ああああああああ、待って待って待って)」
僕「D以外が正しい理由をすべて説明してもらおうか!」

 以上、もちろん脚色もある(^。^)
 実際には間をおくこともあるし(生徒様は数秒程度にしか感じないだろうが)、助け舟を出すこともある。ただ、基本的にはこのスタイルである。説明されてわかるなんていうのは、たいしたレベルではない。平均偏差値が70程度のクラスだから、このくらいは普通に要求する。

ギリギリの地点まで自分の持ち能力で考えること。

これが壁を抜けるのに必要なことだ。知識だけで処理できるなら初めから僕が解説する。賛否はあろうが、このシステムに価値があることを確信している。ワカリヤスイ説明とか、2流でもできるでしょう?


 帰宅して夕飯。
 メインは意表のちゃんこ鍋。あんまり寒いからね。少し高めの鳥モモ肉を軽く炙り、モヤシやゴボウを筆頭とする野菜をたくさん用意して食べた。味付けは基本の塩・コショウ・しょう油・ごま油。すこぶる旨い。すこし汗をかいたけれど、これくらいの温度なら心地よいくらい。

 日記を書きつつウイスキーのお湯割り。
 『シーバスリーガル12年』。かなり好きな銘柄で、こういった週末のような落ち着いた時間に呑むことが多いスコッチ。ここで日記を終わりにしようと思ったら、読者様からメール。

なんと15年くらい前の生徒様らしい。

僕が40歳だから、すでに30代半ばに近い読者様ではないか。事情は後述する。


 掲示板(休止中)経由なので、アドレスが不明だった。
 この『よびわる』直行ならアドレスは表示されるが、掲示板からだとそうなる(告知記載欄はあるのだが、入力し忘れでしょうかね?)。だから返信のしようがなく、ここでご本人に申し上げる。

・アドレスがわからないので、メールをこのHP上からください。

公認アドレスは「サイトのご案内」などに出ている。さて、勝手に本文引用(ご本人が確信できるように、というのも兼ねて)。


>先生の授業を受けたことがあり、一回きりかもしれない初めての生徒に対しても一切遠慮したり手を抜いたりしない、妥協を許さない熱血指導のスタンスに衝撃を受け、今でも時々思い出す事があったのですが、たまたま先生をネット上で発見し、ご健在のようで嬉しかったです。


 僕の名前なんかよく覚えているもんだなあ、と感心。
 ネットで検索できるのも凄いが、しちゃうのも凄い。引用の「一回きりかもしれない」というのは、講習でお会いしたから(お名前は何となくしか覚えていません、すまん)。妥協? 妥協なんかできる性格で、この仕事を選ぶわけはないでしょう。

・あなたの人生に深くコミットした1人になること

僕にとっては当たり前のことで、世間が何を思おうが言おうが、僕の世界観には関係ないんで。 


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