予備校講師でわるかったな!





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WRYYYYYY!! 10月25日
  5時起床で外は真っ暗。
 風邪疑惑は解消したか。空気が冷たくなると鼻が過剰反応するのか、この時期は風邪なのか鼻炎なのかハッキリしないことが多い。いずれにせよぐっすり眠れて、悪夢も見たから体調は上向きかも。そう考えたい、というのが大きいはず。洗面所と部屋の掃除。アイロンがけ。朝風呂。

 朝食にスープを作る。
 昨日の鍋ものの残り汁にハムと卵を投入。火からおろす寸前にレタスをどさっと入れる。月曜日は1日が長く、できるだけちゃんと食べておきたいとも思う。ロールパン3つ。

 朝のうちにメールを送ろうとすると、配信不能。
 このところPCが不調なのかプロバイダーが無能なのか、こういうのが1週間に1回くらいある。参っちゃうよな、こういうの。サラリーマンにメールをするなら月曜日が良い。1週間の最初の仕事は

週末にたまったメールの整理

という人が多いのでは。リーマンやったことがないから知らないけれど。10分ほど試行を繰り返したが状況変わらず。長そでシャツとスーツで出勤。曇り。


 ウナギの花園。
 通勤電車は死ぬほどつらいけれど、仕事が始まれば集中できる。僕はとくべつに働くことが好きなわけではない。でも、いったん仕事を始めると、それが何であれ、集中を欠くことがない。

「早く(仕事)終わらねえかなあ」

なんて1度も考えたことがない。いつもクジクジと考え事をする性格だから、何かやるべきことがあるという状況を好む体質なのかもしれない。

 もちろん、そうではない人もいる。
 予備校講師の中にもいる。始業チャイムが鳴って授業を始めると、カウントするというのだ。何をカウントするのだろうか。聞いた話は、こうだ。仮に時給3,000円の予備校だとする。すると、

1分過ぎるたびに頭の中で50円玉の落ちる音がする

そうである。1分ごとに

いちまーい、にまーい、さんまーい

と数えるんだそうな。そんな労働者いるのかよホントに! どうしてこの業界の中には、こういった悪辣な人種が巣くっているんだと思わなくもない。ネタであることを願うが、ネタじゃないように思わせるのが連中(俺もだよw)である。


 お昼過ぎに退社。
 泡を食って帰る様はいつもと同じ。上着まで着ると少し暑いくらい。それでも21℃くらいだろう。すこし晴れ間も見えた。途中で中華料理店に寄り、ホイコーロー定食。さいきん食べたような気もしたが。

 帰宅してすこし休憩。
 木曜日と違って、この時間が大きい。職場に行くと

いつも職務でドタバタしている

ので、休み時間くらいでは休めないのだ。主語はこころ、である。予備校の休み時間なんかまさにそういう感じだと思う。それでこそ楽しい、と言えるかもしれない。

 メール回復を確認して、朝のメールを再送。
 ウナギ関係のメールも1本。洗濯ものは乾くはずもなし。シャワーを浴びて出勤。ここで月曜恒例の読書感想文。


 『エゴイスト入門』中島義道を読了。
 哲学を中心とするエッセイ集。
 中高年向けの雑誌に連載したものらしく、少々お堅いが面白い。

 この著者としては1篇が長い。
 文庫本で9ページほど。いつもの人生真っ暗な哲学思考ばかりではなく、ときに日常を描くものもある。なんだ、中島先生もちゃんと読者を意識した文章を書けるんじゃないかと感心した、なんて言ったら失礼だが本音。

 「大学教授であること」は笑えた。
 中島は大学教授になるのにものすごく苦労して、やっと職を得て安心した(哲学なんかじゃ、これ以外に食っていけない)という話を何度も書いている。この文章は「大学教授の実情」をアケスケに描いたもので、大学教授がどれほど恵まれているかを書いたあとに、実は大学教授を辞めたがっているものは多いと解く。「三悪」があるからだ。

>その一、人間関係の醜悪さ。みんな自分が「偉い」と思っているので、一見紳士然とした教員同士、水面下では耳を覆いたくなるほどの罵詈雑言、壮絶な闘いが演じられる。その二、会議をはじめ、「研究するな」と言いたいんじゃないか、と思われるほどの雑務の山。その三、無気力な学生相手の授業。といって彼らはいまさらほかに就職できるわけもないので(あたりまえ)、厭々定年まで大学に居座る。正真正銘の社会悪である。

よくある話題とは言えるが、このあとに続く。

>いまの大学に着任してから、人間関係はきわめて良好である。嫌いな人もちらほらいるが、抹殺したいほどの人はいない(向こうは私をそう思っているかもしれないけれど)。

このあともどんどんトンデモナイ方向に進んでいく。中島義道のもう1つの世界と言えるかもしれない。


 ワセヨビ終了。
 就業中に雨が降ったようだが、帰るときにはやんでいた。授業衣装はまだ半そで。湿度が高いせいもあって、外でも上に長そでを羽織るくらいでちょうど良い。ツマラナイ夕食を食べて帰宅。風呂、洗濯、この日記。もー、なんでこんなにやることがあるんだよぉ。ここで『ジョジョ』風に、

>WRYYYYYY!!
>無駄無駄無駄無駄無駄無駄っ!

と叫んですべてを投げたいけれど、僕ジョジョじゃないし、ムダじゃないし。1日駆けずり回って、

体が宙に浮くような疲労感

を覚えている。少しはじっとして休んだらどうだ、と体が言っているみたい。休肝日。「うりぃぃぃぃぃぃ」とか読むそうです。何語だよ、ジョジョ。


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