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失業手当があるだけマシ 11月1日
  未明から激しい雷雨。
 雨はともかく、この時期の雷はめずらしいような気がする。この1週間くらい寒いし、天気も悪い。そろそろ秋晴れが欲しいと思うのは、洗濯ものが乾かないせいもあるかも。

 5時前起床。
 9時消灯だったから寝足りた、というほどでもない。週末にしっかり休めない状態が続いているせいだろう。今週末こそゆっくりできるように、テキパキ動こう。朝風呂、朝食。昨日の鍋の残りで熱い日本そば。

 スキをついてHPの作業。
 月替わり更新。こんなことでも隙間時間にやらないと回らない。けっこう寒いのでスーツの代わりに厚めのジャケットをえらぶ。雨の中で出勤、月曜日だととくにつらいねえ。


 ウナギの花園。
 さくさく動いてサクサク退社。上司につかまりそうになったので「俺、急いでるんでオーラ」を全開させて逃げてきた。もうね、

月曜日は夜の9時まで12時間労働

だから、タイ―ホされているヒマはないのだ。

 帰宅途中でトンカツ店。
 メンチカツ定食、わぁー太りそう。しっかり食べないと体がもたないのよ。いったん家に帰ろうとすると、珍しくケータイにメール。兄弟からだ。何かあったか?


>アスカがきゃあきゃあ騒ぐ3機のリーチって確定なのか?


 く、くだらねえ(-_-メ)
 俺が忙しいときに銀玉のことでメールしてくんなよ。それ、いま質問しなきゃいけないことかよ。僕はやめてしまった『エヴァ6 始まりの福音』の第8使徒リーチのこと。「わかってるちゅーのぉ!」って奴ですね。あれはね、ほとんど当確なんだけど、

>緊急コース形成またはリラックスロング経由で確定

と教えてあげた。実にマニアなことである。

 帰宅してシャワーを浴びる。
 午後には晴れてきて、夕方には秋晴れになった。ワセヨビへ出勤。今日も4コマでございます。ここで月曜恒例読書感想文。もう少しまともな本を読め。


 『今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生』増田明利を読了。
 あっけなくホームレスに転落したサラリーマンへのインタビュー集。
 結果は同じホームレスだけど、それまでの人生はいろいろであるな、と本筋に関係のないところで感心した。

 この手の本は何度か読んでいるので、大まかな内容は予想できた。
 本書のタイトル通り、本当に「あっという間に転落する」ということである。概して、

仕事をなくして(リストラされて)2年から5年でホームレス

である。いくら何でもペース速くないかと思うけれど、よほどの蓄えがなければこんなものだろう。わかっている恐ろしい事実を改めて確認する読書というのも、なかなかオツである。そうかあ?

 簡単に言えば、食費や光熱費などの生活費以外が払えなくなるわけですよ。
 トップバッターは所得税や市民税といった基本的な税金。国民年金。健康保険料。生命保険料。住宅ローン。固定資産税。養育ローン。食べていくだけなら、家さえあれば1月に10万もあれば余裕なんだよね。しかし、20代前半のパラサイト・シングルでなければ、こういった言わば

社会人として認知されるために必要なお金

を払わなければいけない。リストラされて、正社員の職に就けなければ、こういった「余分な」出費が賄えなくなるわけですな。


 本書を読んでなるほど思ったことは2つだ。
 1つは、「不況」が本格化するのは平成2ケタ以降、21世紀になってからだということ。もちろん1990年代もバブル崩壊後だから不景気ではあったけれど、

2000年代の深刻な不況に比べればまだマシ

であったことがわかる。本書の半分ほどを占める中高年(40代後半〜50代)のリストラなぞは、悲劇としか言いようがない。

 もう1つは、表紙にあるように、正社員の仕事は絶対に辞めてはいけないこと。
 僕も昔から書いている。すぐに転職希望とか、辞めたいとか、もっと良い仕事がないかとか主張するサラリーマンの皆さん。

辞めたら死にますよ。

物理的な死はなかなか来ませんが、まともな社会人として死ぬことは確実ですよ。勤めている会社が潰れるまでしがみついたほうが、まだマシですよ。もちろん、退職のタイミング(=その会社に見切りをつける)をうまくつかめるという確信があるならいいですけど、先が見えない段階で辞めるのは無謀だと思う。

失業手当? あんなもん、その場シノギ程度ですから!

ということがよくわかる本なので、「この仕事辞めたい」とか思っている人はご一読ください。明日はわが身だなあ、と思ったね。


 ワセヨビ終了。
 帰宅途中でつまらない夕飯。洗濯と風呂掃除。休肝日。明日の仕事の確認をして、早く眠ろうと考えてばかりいる。もちろん、この時間にはすごく疲れている。月曜日は、

生活もなくただ働くだけの曜日

である。それで良い。なお、周知のように、僕は失業手当なんか貰えないし、国民健康保険加入者である。有給休暇も住宅手当も厚生年金も退職金もない。自分で選んだ道である。誰が何と言おうと。


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