各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
失業手当があるだけマシ |
11月1日 |
|
未明から激しい雷雨。
雨はともかく、この時期の雷はめずらしいような気がする。この1週間くらい寒いし、天気も悪い。そろそろ秋晴れが欲しいと思うのは、洗濯ものが乾かないせいもあるかも。
5時前起床。
9時消灯だったから寝足りた、というほどでもない。週末にしっかり休めない状態が続いているせいだろう。今週末こそゆっくりできるように、テキパキ動こう。朝風呂、朝食。昨日の鍋の残りで熱い日本そば。
スキをついてHPの作業。
月替わり更新。こんなことでも隙間時間にやらないと回らない。けっこう寒いのでスーツの代わりに厚めのジャケットをえらぶ。雨の中で出勤、月曜日だととくにつらいねえ。
ウナギの花園。
さくさく動いてサクサク退社。上司につかまりそうになったので「俺、急いでるんでオーラ」を全開させて逃げてきた。もうね、
月曜日は夜の9時まで12時間労働
だから、タイ―ホされているヒマはないのだ。
帰宅途中でトンカツ店。
メンチカツ定食、わぁー太りそう。しっかり食べないと体がもたないのよ。いったん家に帰ろうとすると、珍しくケータイにメール。兄弟からだ。何かあったか?
>アスカがきゃあきゃあ騒ぐ3機のリーチって確定なのか?
く、くだらねえ(-_-メ)
俺が忙しいときに銀玉のことでメールしてくんなよ。それ、いま質問しなきゃいけないことかよ。僕はやめてしまった『エヴァ6 始まりの福音』の第8使徒リーチのこと。「わかってるちゅーのぉ!」って奴ですね。あれはね、ほとんど当確なんだけど、
>緊急コース形成またはリラックスロング経由で確定
と教えてあげた。実にマニアなことである。
帰宅してシャワーを浴びる。
午後には晴れてきて、夕方には秋晴れになった。ワセヨビへ出勤。今日も4コマでございます。ここで月曜恒例読書感想文。もう少しまともな本を読め。
『今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生』増田明利を読了。
あっけなくホームレスに転落したサラリーマンへのインタビュー集。
結果は同じホームレスだけど、それまでの人生はいろいろであるな、と本筋に関係のないところで感心した。
この手の本は何度か読んでいるので、大まかな内容は予想できた。
本書のタイトル通り、本当に「あっという間に転落する」ということである。概して、
仕事をなくして(リストラされて)2年から5年でホームレス
である。いくら何でもペース速くないかと思うけれど、よほどの蓄えがなければこんなものだろう。わかっている恐ろしい事実を改めて確認する読書というのも、なかなかオツである。そうかあ?
簡単に言えば、食費や光熱費などの生活費以外が払えなくなるわけですよ。
トップバッターは所得税や市民税といった基本的な税金。国民年金。健康保険料。生命保険料。住宅ローン。固定資産税。養育ローン。食べていくだけなら、家さえあれば1月に10万もあれば余裕なんだよね。しかし、20代前半のパラサイト・シングルでなければ、こういった言わば
社会人として認知されるために必要なお金
を払わなければいけない。リストラされて、正社員の職に就けなければ、こういった「余分な」出費が賄えなくなるわけですな。
本書を読んでなるほど思ったことは2つだ。
1つは、「不況」が本格化するのは平成2ケタ以降、21世紀になってからだということ。もちろん1990年代もバブル崩壊後だから不景気ではあったけれど、
2000年代の深刻な不況に比べればまだマシ
であったことがわかる。本書の半分ほどを占める中高年(40代後半〜50代)のリストラなぞは、悲劇としか言いようがない。
もう1つは、表紙にあるように、正社員の仕事は絶対に辞めてはいけないこと。
僕も昔から書いている。すぐに転職希望とか、辞めたいとか、もっと良い仕事がないかとか主張するサラリーマンの皆さん。
辞めたら死にますよ。
物理的な死はなかなか来ませんが、まともな社会人として死ぬことは確実ですよ。勤めている会社が潰れるまでしがみついたほうが、まだマシですよ。もちろん、退職のタイミング(=その会社に見切りをつける)をうまくつかめるという確信があるならいいですけど、先が見えない段階で辞めるのは無謀だと思う。
失業手当? あんなもん、その場シノギ程度ですから!
ということがよくわかる本なので、「この仕事辞めたい」とか思っている人はご一読ください。明日はわが身だなあ、と思ったね。
ワセヨビ終了。
帰宅途中でつまらない夕飯。洗濯と風呂掃除。休肝日。明日の仕事の確認をして、早く眠ろうと考えてばかりいる。もちろん、この時間にはすごく疲れている。月曜日は、
生活もなくただ働くだけの曜日
である。それで良い。なお、周知のように、僕は失業手当なんか貰えないし、国民健康保険加入者である。有給休暇も住宅手当も厚生年金も退職金もない。自分で選んだ道である。誰が何と言おうと。
|
|