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「囮」って読めないよな 11月25日   ミシマの死から40年。 　彼の著作をほとんど読んだことがないから、感慨はわかない。僕が生まれた年に、ああして死んでいって、多くの人に影響を与えたんだろうなあ（村上春樹もそうだと思う）と想像するばかりだ。ああ、 僕は長生きできて良かった、 くらいの気分だ。彼が何歳で鬼籍に入ったのかは知らない。今の僕とあんまり変わらない年齢だったような気がする。彼に比べて、僕は何も残せなかった。代表作が『よびわる』じゃあ後世に名が残らないよ(@_@) 　７時前起床。 　朝方にウトウトして久しぶりに夢を見たが、内容は忘れてしまった。２年くらい前の日記では夢を記録に残すように書いていたけれど、その習慣は失われた。覚えておこうとしなければ、忘れてしまうものらしいい。見てはいるはずなんだが。 　朝の雑用は大急ぎ。 　掃除、朝風呂、アイロンかけ、朝食。昨日のちゃんこ鍋の残りに卵を落として味噌汁風に。食後のコーヒーを楽しみつつウナギ関係の残務整理。木曜日は 朝から夜まで家を空ける から、こなせる限りこなさないと生活が回らなくなる。整理されていない家に戻ってくるのだけは避けたい。 　荷物も多い。 　複数の職場をかけもちするのは大変だが、とりわけこの荷物の多さがやっかい。通勤時間も移動時間も累積していき、日常から余裕が失われていく。このところ、 ちょっと限界だろうな と感じることが多い。体力と精神力が崩れていかないように、最大限の注意を払っている。片方だけでは、とてもじゃないが自分を維持できない。あと３週間だ。 　ウナギの花園。 　とにかく雑用が多い。始業前に動きまわる。手順と組み合わせを考えてテキパキ動く。具体的には、 ２分時間が余ればそこで何をしようか と考えておく。最小時間で最大タスクをこなすにはこれしかない。Ｍ大の教授じゃあるまいし、喫茶店に入る15分間なんていう時間は、僕のような下僕には与えられないのだ。 　市進千葉校へ移動。 　残業は７分だったが、時間をくった。そごうの上階へ行く余裕はなく、地下で鳥カツ丼。ササミだとアッサリしていて良い。トイレで歯を磨き、コロンをつけ直し、髪を梳かして出勤。かなり雲が出てきた。 　駆け抜ける３コマ。 　授業前も時間ギリギリで、プリントの印刷を終えて教室に向かう準備ができたのはチャイム６分前。余裕ないのよ。 違う、デコイだわ！ とミサトさんごっこをしている場合じゃない。どうでもいいがスペルは decoy で「おとり」の意味。入試では、まあ不要でしょう。漢字は囮。 　Ｃクラスでは説教。 　こんこんと、ガミガミと。今月の定例試験の結果が悪かったから。生徒様の偏差値が低い時に説教するのはひきょうだが、 これがまた実によく効く ことも確かである。たまにはガミガミ叱ってあげるのも大人の務めである。 　ただし、抽象的に「勉強しろ」みたいなことは言わない。 　そういうのは下らないし、時間の無駄だ。必ず具体例を挙げる。もっとも、 ・男子は抽象的な叱られ方に魅力を覚え ・女子は具体的なタスクの指示に喜びを感じる という傾向はある。よく、マンガだのドラマだので 「竹刀を持った体育教師が男子校で生徒に恫喝まがいの説教をする」 するというパターンがある。無茶苦茶な精神論とか。あれはけっこう理にかなっていると僕は考える。男子は具体的なことを言われると「うぜぇ」と感じることが多いだろう。実際にそういう現場を見たら笑ってしまうかもしれないけれど。 　帰宅時には雨。 　ちゃんと折りたたみ傘を装備してきた。このあたりに抜かりはない。帰途でツマラナイ夕食。ざっと風呂に入って荷ほどき。もう、木曜日は荷物が多くてこれが大変だ。ちょっと多忙が続きそうなので、めずらしく週の半ばで休肝日にする。立派な心がけだ。 　最後に。 　ここまで画面をズルズルとスクロールしてきた読者様は思うだろう。 ＞おい、昨日の続きはどうなったんだよっ！ 　簡単に釣れるなぁ(^。^) 　べつに、昨日の日記で「続きは明日書く」なんて一言も書いてないじゃん。書いたのは「次回　命の選択を」だけである。ネット歴半年とか、その程度の履歴じゃあ 『よびわる』の森の深さ なんて読み取れっこないのでは。じゃ、あとは仮想嫁、よろしく。 ＞あんたバカァ？　本当にバカね。    これまでの日記はコチラ