予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

家族たちと恋人たち 12月24日
  触れておくしかないわけだよ。
 ♪避けて通れないと歌ったのはドリカムだったか。だってよぉ、完全に無視・スルーって日記的に不自然だし。納得いかねえよなあ。

「恋人なし・家族なし・独り者、そんなあなたは人でなしにして穀つぶし! 星に代わってお仕置きよ!」

ってのがわしらニッポンのクリスマス。あるいはクリスマスイブ。ヒトデナシもすごいがゴクツブシも大したものだ。そこまで言うな世間。お前ら、僕たち私たち幸せ者って仮想現実プレイをしているだけじゃないのか。最後のってセーラームーンだっけ?

今年も独りだ。


 8時50分起床。
 またやらかしてしまった。目覚めたのは6時のことで、部屋の明かりつけっぱなし・メガネかけたまま・エアコンついたままの

就寝時3大チェック漏れ

を達成した。本当にウイスキーに弱いんだな俺。呑み過ぎたわけではなく、二日酔いはない。よく晴れている。


 お昼前にプールへ。
 が、泳げず。なぜだか水着だけ忘れてしまったから。サウナなど。これはこれで体に良いんだが、運動量が稼げないんだよな。体重はしばらくぶりに64Kを割って63.90K。スーパーに寄って買い物。ロール寿司を買ったら、

>メリー家族リスマス!

と書いてあった。ほらね、独り者なんて疎外されているんだ、生きる価値なんかないんだ。ふん。

 続いて床屋さんに行く。
 前回は10月30日に1,000円カット、前々回は8月26日に2,000円の店。今日はフンパツして後者へ。正月前なんで顔剃りもしてもらいたいし。と思うのは世間様も同じようで、店は混雑していた。お店の人によると、

「12月は中旬までガラガラで、この時期からは猛烈に混みます」

とのこと。あんまり考えたことなかったけど、そういうものなんだと感心。


 帰宅して授業準備。
 直前(市進)・冬期(ワセヨビ)講習ぶんはコンプリート。ワセヨビの方は授業進行次第で別プリントが必要になるかも。市進ぶんは演習授業なので、短い解説時間でどれだけうまく運ぶかだけがポイント。午後には雲が出たけれど、洗濯ものも万全。

 夕方に銀玉店へ。
 なんでイブに銀玉なんだよと思うだろうが、床屋代を取り戻さなきゃいかんのよ。店、空いてるし。みんな家族のために盛り上がってやがるんだ。チクショウ。きのう狙いをつけていた『甘エヴァ』へ直行。新作の『福音エヴァ』はライトミドルなので、新台入れ替えで駆逐されなかったのだ。そして――。


 撤去されていた(-_-;)
 まじぃ? たった2台しかないのに撤去するか? っていうか、だから撤去なの? いつも書くようだが、銀玉屋は

固定ファンがつく良台

を大切に扱ってほしい。新台入れ替えばっかりで、しかも新台がつまらなくて、入れ替え再びばっかりじゃん、最近。

 残りの1台を打つが回らず。
 2Kで諦めて、やむをえず『福音』へ。1Kで仮想嫁アスカ暴走モード。7連荘したが全く面白くない。この機種はダメだな。打ち足りなかったので1ぱちへ。

どうせ独り者のイブなんて銀玉くらいしかすることないよ。

こちらには『甘エヴァ』が残っていて、1.6Kで爆連。トータルで9K勝ち。


 帰宅して風呂掃除。
 恋人たちが、恋人未満の男女が、盛り上がっている(例「いいだろう、今日は?」)イブの午後8時に、俺は風呂掃除。独り風呂掃除。家族もなく風呂掃除。嫁もなく風呂掃除。

 夕飯のメインはステーキ。
 去年の今日と同じ薄切りサーロイン。ベビーリーフとレタスのサラダ。納豆。モヤシのキムチ和えナムル。昆布締めのヒラメ。ラッキョウ。つまみなのサラダ。鳥ゴボウ鍋。冷奴。

家族たちが、恋人たちが、イブの絶好調にあるとき、俺は冷奴


 仮想家族。
 夫の良太は38歳。妻の君江33歳。一粒種の息子である翔太は5歳。そろそろ翔太もサンタの存在を認め始めた。

午後8時40分。

翔太は両親に早く就寝するように促される。サンタさんがプレゼントをくれるから、良い子は早く寝なさい。何も知らない翔太はあっという間に眠りに落ちる。サンタが父の良太であることを彼が知るのは、まだ数年先だ。

 今日は金曜日。
 父である良太と母である君江は、一緒に夕飯の後片付けをする。あくまで良太はサポート役だ。彼には、いつもと違って息子を寝かしつける役割があったから。ダイニングのテーブルを整理してから、妻の君江は酒を取りだす。

チョーヤの『梅酒エクセレント』。

夫の良太はそこそこ酒を呑むけれど、君江はあまり呑めない。でも、君江は自分でも付き合える酒をあらかじめ用意しておいたのだ。今夜は、イブだから。ひさしぶりに、酔ってもいいかなと思って。


 2人は夫婦の話をする。
 教育ローンの選択、本当に翔太にはお受験をさせなくていいかといった確認。君江の母が翔太に何かとプレゼントをしたがって困るという、家族間の愚痴。良太は黙って聞いていて、君江が主に語る。良太はできることなら、

仕事を終えて帰ったイブの夜は暖炉の火でも見ていたい

のだけど、うちには暖炉はないし、妻の愚痴も聞いてあげなきゃいけない。

 午後10時半。
 良太はトイレに行こうと立ちあがる。今日はクリスマスイブだね、と声音を変えて君江に言ってみる。君江はその意味を悟り、梅酒のグラスを片付ける。このところ、良太のことを冗談めかして「お父さん」なんて呼んでいたけれど、あれは間違いだったかな。私たちは家族だ、そして同時に、

あなたとわたしは恋人だった、

かつては。そして、今日。クリスマス・イブ。息子は熟睡している。








「先生、妄想癖が毎年エスカレートしていくんですが、壊れかけてるんですか?」

読者のために努力して書いてるんだゴルァ(ToT)/~~~


diary 日記  
これまでの日記はコチラ