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ふつうの休日と同じ 1月3日
  9時半起床。
 昨晩はPCをいろいろいじっていて消灯が遅くなった。こんなことをしていられるのも連休だから、という気がする。


 IMEというソフトがバカで困っている。
 マイクロソフトの文字変換ソフトのこと。今のパソコンは4代目で、もちろんすべてウィンドウズ機(マックファンの反感を買う発言)。自動的にIMEが入っている。新しいパソコンになったから変換機能が向上しているのを期待するじゃないですか。

 ところが、これがバカ。
 比較する是非は不明なれど、1990年に買ったワープロのほうが正確に変換できる。この手の愚痴だか苦情だかはネットにありがちだから短めにしたいが、

「時」が『とき』入力で変換できない

って相当ひどくないか。いちいちシフトキーを使って、「と+き」じゃなくて「とき」で1単語だぞ、と覚えさせている日々である。この続きはまたそのうち。


 5連休も最終日。
 明日から仕事だなあ、イヤだなあ。なんて全く思わない。サラリーマンじゃないんだから、働かないと収入がゼロなのだ。働けるから生きていける。大みそかと元旦くらいは休みたいと思うにしても、正月も3日になれば働きたいな、というのが本音。

 というわけで授業準備。
 明日からのワセヨビぶんはとっくに終わっているので、1月24日の『日東駒専の英語』。ううむ。書いちゃなんだが、しかし当然書くと、

この講座どれくらい受講者がいるのか

心配である。もともと僕は「大学別の傾向」というのを軽んじるタイプだけど、このくらいまで来ると「××の英語」も何もないだろと思う。要するに英語でしょうが。さりとて、

>大学別対策ゼミ(70分2コマ)
>『英語』

では意味不明だろうし(-_-;)


 困る点は主に2つだ。
 1つは、これは仕方がないとはいえ、

日東駒専はそれぞれに出題傾向が違う

こと。短文問題が中心の出題だが、駒沢以外は長文だってそんなにバカにできるレベルじゃない。じゃあ駒沢は簡単なのかというとそうでもなくて、発音・アクセントをちゃんとやっておかないと大量失点でグッドバイである。短文問題でも、東洋と専修は(偏差値にくらべて)整序問題がけっこう難しい。詳しく書けばキリがない。授業でも70分2コマでは喋り足りないくらいの話がある。長くなっているのでもう1つはまた後日に。7日あたりかな。


 午後は昼寝や読書など。
 三が日も最終日になれば少しは平常の休日に近くなってくる。とくに音は聞こえないにしても、通りには人の気配がある。正月モードを完全に無視してソファで本を読んでいると、英気が養われる感じがする。


 『アルプスと猫 いしいしんじのごはん日記3』いしいしんじを読了。
 小説家によるウェブ連載日記の文庫化。
 おもしろいが、そろそろ新刊で買うのは見切るころか。

 シリーズの1冊目から読んでいる。
 じゅうぶんに抑制された文章で、日々の生活や食事をサラッと語る。とくべつな内容はなくても、日記を読む面白さがよくわかるシリーズだ。でも、3冊目になっても、というよりなったのにと思うのは、

省略されすぎて何だかよくわからない

個所が増えたこと。だから「いまどき新古書店で3カ月後には買えるのに、新刊で買う意味あるのか」と思ってしまう。

 読者への依存という問題だと感じる。
 ギャグをいちいち説明しないというのは僕も同じだけど、文脈がわからないレベルまで来ると考えものだ。説明しなくてもわかる、説明しないから面白いというのが事実である一方で、

それをやり過ぎるとただの内輪ウケ

になってしまう。誰にでも理解できる文章は一般に楽しめないものだが、その中に入っていけないと(たぶん)多くの読者に感じさせてもまずい。不特定多数の人間に読ませる文章の難しさである。僕のようなアマチュアだって考えることだから、いしい氏が意識していないはずもないのだが。

 ただ、個々の文章はさすがに面白いところがたくさんある。

>・・・。ずっと創作。たまに電話が鳴り、出たとたんバッサリ切られる。お前どっかで望遠鏡で見とんのか、と叫び、裸で剣舞を踊りたくなるが、猫たちになだめられてやめる。

 剣舞ってアレか。前漢の項羽が劉邦を呼び出して、伯父さんと一緒に剣の舞を披露した(劉邦、スキあらば殺す)シーンを僕は思い出す。で、なんでハダカになる必要があるんだ、と僕は噴き出す。批判めいたことを書いたけど、こういう面白さがあるのは、やっぱプロだよね。


 夕飯はおせちの続き。
 酢ハス・数の子・蒲鉾・ゴボウの胡麻和え・茹でた銀杏・コンニャクの煮しめ・タケノコの煮物・うずらの卵のしょうゆ漬け・ブリの照り焼き・エビの煮つけ・紅白なます。ずいぶん種類が豊富である。実家では他にも出たけれど、好きなものだけ頂いてきた。おせちは美味しい。明日で食べ切り。

 他には味噌チャンコ。
 おせちはみんな一口ずつだし、野菜が少ないから。茹でたジャガイモにラー油をまぶしたもの。市販のラッキョウ。ダイエッターの僕だけど、夕食はたくさん食べるし呑む。自分のペースがつかめているというのは、こういうことである。まあ、それでも多少は三が日で太っているのだろう。


 明日は仕事始め。
 アサイチからワセヨビ。真冬の早朝起床→出勤で気が重いけれど、やっと始まるのだなあと思うばかり。働くというのはとても素敵なことだ。食後のウイスキーは軽めにして、早く寝ましょう。
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