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多忙な年度がついに終結 |
1月27日 |
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いつまでもよく晴れること。
空気がひどく乾燥している。今年の冬を寒く感じるのは、こうして昼間の仕事があるからだろう
か。例年は夕方〜夜しか外出してないからね。このところよく書いているように
インフルエンザの流行もたけなわ
ということで、体調管理に気をつけたい。7時間半睡眠で7時起床。
朝風呂、風呂掃除、洗濯、朝食。
昨晩の鍋の残りで味噌汁もつくる。そっかー、今日で今年度も事実上終わりなんだと思う。後述
のように、副業を片付け、帰宅し、本業に向かう1日。坂本竜馬は人生の半分を移動に使ったなど
と言われるけれど、下流系予備校講師の僕も
1日の3割くらいが移動
という日々だった(目覚めている時間内です)。これがどれだけ人を摩耗させるのか、サラリーマ
ンにはわからないだろう。いやもちろん、それぞれの人生にはそれぞれの苦悩がある、という意味
だ。
ウナギの花園。
午後だけ少し苦労。あんまりイライラせずに進めないとね。本業だと、イライラしようが何だろ
うが、
入試までの残り時間は決まっている
のだからゴリ押しすることになる。職種が違うのだから注意だ、と自戒。残業6分で退社。
帰宅して洗濯ものと布団を取り込む。
グッドタイミング。特記事項とはとても思えないが日記なのですまん。すぐさま整骨院へ。速攻
で帰宅してシャワー。こう来たら・・・もう飽きてきましたね、お互い。ここで昨日の続き。
僕自身を例に引く。
僕は、高校時代ハッキリ言って英語が苦手だった。嫌いではなかったが、覚えることが多すぎる
し、単語の意味はわからないし、問題は解けないし、楽しい教科だとはまったく思わなかった。授
業は苦痛だった。でも、
僕は教育や受験でムリヤリ英語に触れさせられることで、
結果的にとはいえ、英語を使う職業についた(教員免許も持っているくらいだ)。17歳の僕は、今
の自分の姿なんかみじんも想像できなかった。俺が英語を教えている?
今でもとくに英語が好きなわけではない。
職業だから好きも嫌いも関係ないが。しかし、教育や受験がなかったら今ごろどうなっていただ
ろう、とは思う。もちろん、それはそれで別の道を見つけていただろうが、大人に押し付けられた
経験が必ずしも役に立たないものだとは思えない。この続きは明日が最終回。
校舎に行く前に2回目の昼食。
千葉そごう10階のラーメン屋『山頭火』。これけっこう有名だよね。タイアップ企画でカップラ
ーメンにもなっている(あまり美味しくない)。僕はラーメンに詳しくないから少し期待。時間帯
もあって混んでいない。味噌味のチャーシューメン大盛り1,150円を注文。
調理の手際が悪い。
料理は作業手順が全て、といったところがある。自分が料理をするからわかる。
美味しく作れるものはスムーズに作れる。
これが鉄則である。スピードではなく、滞りがないまま作れたメシは旨いのだ。モタついたらそこ
で味が損なわれる。料理における絶対感覚と言っても良い。
出てきた。
食べる。味、カップラーメンと同じ。ちょっと驚いた。カップラーメンだからあんまり旨くない
のかと思っていたけれど、店で食べても旨くないのだ山頭火。2度目は、ない。800円くらいなら
許せるけれど、ひどすぎないかコレ。
市進千葉校。
今日で完全に今年度は終わり。なんのかんのと来年度も生き残れることになって、生徒様に感謝
。ついでに関係者にも。千葉校には来年度も来るので、去年のような感慨はない。これが終わると
1ヶ月半近く無収入だなあ、とは思ったものの、そういう仕事なので不満はない。
締めはCクラス。
夏期講習までと2学期以降で事実上の別クラス、という展開になった。受講生がすべて入れ換わ
ったという事情。通年で教えた生徒様がいないのはヘンな感じ。9月スタートと同じことだから、
3月スタートで8月に受験
というペースであり、デキが冴えないのはやむを得ない。受験勉強のペースには個人差があるにし
ても、一般的に言えば、
偏差値40台から5カ月でMARCHレベルはちょっと無理
だと感じる。しかしさりとて、5か月分の積み上げは与えることができたんじゃないかと思ってい
る。
いつも通りにお涙頂戴トークはなし。
頑張ってねの一言すら言わない。そういうのは頑張ってないとみなしているから言えること。仕
事にあたっては、キュウリのようにクールな人間でありたい。彼らは5か月分は頑張ったと思って
いるし、僕もそれなりの仕事ができたから。
同僚講師とお喋り少し。
今年も終わりましたねえ、終わったねえみたいな話。年度を通してうまくいったクラスもあれば
、何だかチグハグなままに終わったクラスもある、なんて話も。おおむね、原因は1つに特定でき
ない。小さな齟齬(そご=行き違いやズレのこと)が積み重なって失敗することもあれば、
トリビアルな物事が何もかもうまく運んで
成功することもある。何が悪かった、何が良かったと決めつけられないモノゴトである。
数年くらいの経験ではわからない。
僕の場合は始めて5年くらいで、こういったこと、つまりハッキリしない原因でクラス運営の結
果が変わることに気がついた。それから5年くらいはプラス要素を増やすことで失敗を防ぐことを
目指し、その後5年くらいは
マイナス要素を減らす
ことで改善を図っている。どちらが正解ということではない。ちゃんと理由が見つかるなんてのは
高いレベルにいないということだ、と見えてくるのだ。
だからって、今の自分が高いレベルにいるなんてカケラも思ってはいない。
やっと初歩段階は完全にクリアしたなと思うくらいだ。改善策を探して惑うくらいが、中堅講師
として普通だろう。業界17年目というのはその程度である。同僚講師の締めのセリフは、
>いろいろ考えて、結局は来年度なんだ、ですねえ
であった。だいたいはそれで正解だと思う。僕はあと5年くらいで、もう1つ上のステージに行け
ると思う。行くためには、生き残らないと。
帰宅途中の夕飯はなし。
風呂、アイロンがけ、洗濯、食器の消毒に精を出す。明日はアサイチなのにこれでいいのかと思
う。ああそれでも
今年度は本当に終わったのだ
と思う。流れとしては休肝日なのだが、お祝いにビールを空ける。洗濯ものを干し、日記を書き終
える今が3缶目。これで終わりにしよう。疲れたけれど、それなりに良い年度だった。
さよなら、2010年。
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